【硫黄島の戦い】5日で落ちるはずの島が、なぜ36日も持ちこたえたのか ― アメリカ軍を最も苦しめた栗林忠道【戦史】
戦史余話
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【硫黄島の戦い】5日で落ちるはずの島が、なぜ36日も持ちこたえたのか ― アメリカ軍を最も苦しめた栗林忠道【戦史】
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戦史余話
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1945年2月19日、アメリカ海兵隊が硫黄島に上陸します。アメリカ軍は「攻略は5日」と見ていましたが、戦いは3月26日まで、36日続きました。
守備隊を率いた栗林忠道は、海岸に主力を置かず、それまでの「水際」の守りを捨てていました。
なぜ水際を捨てたのか。アメリカ海兵隊の戦史と、栗林が送った電報の文面からたどります。
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■ 目次
00:00 はじめに
00:52 背景 なぜこの島か
03:31 本題1 それまでの型
04:39 本題2 栗林の判断
06:59 ペリリュー 実戦で通じた前例
08:09 本題3 戦い方の決まり
08:55 判断どおりにいかなかった所
09:55 山場 2月19日の一斉射撃
11:16 地下陣地 粘る戦いの土台
14:20 展開 摺鉢山から最後の攻撃まで
17:38 結果 36日と、数字
19:26 答え なぜ水際を捨てたか
20:28 島の今
21:32 本と映画
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■ この動画について
・戦いの勝ち負けや、玉砕をたたえる回ではありません。栗林がなぜ水際の守りを捨てたのか、その判断を記録で追います。
・人物の写真は、米海兵隊の公刊戦史(1954年)に載った写真(栗林忠道・市丸利之助・ホーランド・スミス)と、米国政府の写真(東條英機・サミュエル・モリソン)だけを使っています。東條英機の写真は1947年ごろのものです。
・写真が見つからなかった3人(井上左馬二・堀静一・中川州男)は、生成AIで作った人物のイメージ画像で紹介しています。本人の写真ではありません。存命の方は、お名前だけ紹介しています。
・「今の島」の場面の、硫黄の結晶・煮え立つ泥・噴気の映像は、硫黄島ではなく、ほかの火山の地面の映像です。
・東京から約1200キロ・グアムから約1300キロは、2点の緯度・経度から計算した距離です。地図の線や矢印は位置の目安です。
・死傷者などの数字は資料によって分かれます。言っている数字の出典は、下の参考文献のとおりです。
■ 主な参考文献
・Whitman S. Bartley, "Iwo Jima: Amphibious Epic"(米海兵隊の公刊戦史・1954年)
・Joseph H. Alexander, "Closing In: Marines in the Seizure of Iwo Jima"(米海兵隊・1994年)
・Gordon D. Gayle, "Bloody Beaches: The Marines at Peleliu"(米海兵隊・1996年)
・厚生労働省「第13回 戦没者遺骨鑑定センター運営会議」資料(令和8年7月22日。硫黄島の未収容遺骨 約1万1120柱は令和8年6月末現在)
・石原俊 科研費 研究課題 26503013 の研究成果報告
・ウィキペディア日本語版「硫黄島の戦い」(版 111420472・2026年10月31日閲覧)
・ウィキペディア日本語版「栗林忠道」(版 111105518・2026年10月31日閲覧)
・ウィキペディア日本語版「ペリリューの戦い」(版 111378857・2026年10月31日閲覧)
・ウィキペディア日本語版「中川州男」(版 104027746・2026年10月31日閲覧)
・ウィキペディア日本語版「硫黄島 (東京都)」(版 111439756・2026年10月31日閲覧)
・ウィキペディア日本語版「硫黄島からの手紙」(版 110813607・2026年10月31日閲覧)
・Wikipedia "Iwo Jima"(2026年10月31日閲覧) https://en.wikipedia.org/wiki/Iwo_Jima
・本編で紹介した本と映画:梯久美子『散るぞ悲しき』(2005年)/映画『硫黄島からの手紙』(2006年)
■ 引用の出典
・栗林忠道の総括電報(膽参電第三五一号)の第六項「絶対制海、制空権下ニ於ケル上陸阻止ハ不可能」と、第九項「結局戦術モ対策モ施ス余地ナカリシコトナリ」(本編では「戦術も対策も施す余地がなかった」と言い換え):ウィキペディア日本語版「硫黄島の戦い」に載る電報の文面から引きました。元の本(戦史叢書ほか)とは照合していません。
・ホーランド・スミスの評「太平洋で敵対したなかで、最も侮りがたい存在であった」:ウィキペディア日本語版「硫黄島の戦い」の記述から孫引きしました。元の発言の記録は見ていません。
■ 画像・地図
地図・図解・カード・下敷きの動画:戦史余話 作成
画面に出した画像・映像(所蔵・提供元とライセンスごと)
〔記録映像(米国政府の著作物・パブリックドメイン)〕
米海軍 Naval Photographic Center の記録映像(米国国立公文書館 NARA 所蔵・Internet Archive 経由。例 https://archive.org/details/NPC-8551 。ほかも末尾の番号を替えたページ)
・NPC-242・NPC-1168・NPC-1445・NPC-4660・NPC-4970・NPC-7014・NPC-7227・NPC-7365・NPC-7931・NPC-8548・NPC-8551・NPC-8557・NPC-8619・NPC-8623・NPC-8676・NPC-8678・NPC-8791・NPC-8860・NPC-8862・NPC-8887・NPC-8937・NPC-8938・NPC-10874・NPC-11021a・NPC-11023b・NPC-11027・NPC-11060・NPC-11083a・NPC-11108・NPC-11686
・米陸軍航空軍 Combat Subjects の記録映像 CS-2914(NARA 所蔵・Internet Archive 経由) https://archive.org/details/CS-2914
・米陸軍省 広報局の記録映像 BPR-984(NARA 所蔵・Internet Archive 経由) https://archive.org/details/BPR-984
・米海軍「To the Shores of Iwo Jima」(1945年・NARA 80-MN-5124)
〔人物の写真(パブリックドメイン)〕
・栗林忠道・市丸利之助・ホーランド・スミス:Whitman S. Bartley "Iwo Jima: Amphibious Epic"(米海兵隊・1954年)7・9・24頁の写真(栗林・市丸は米軍が手に入れた日本側の写真)
・東條英機:U.S. Army Signal Corps の写真(NARA NAID 292612・Wikimedia Commons 経由)
・サミュエル・モリソン:米海軍の公式写真(Wikimedia Commons 経由)
〔生成画像〕
・井上左馬二・堀静一・中川州男の人物の画像:戦史余話が生成AIで作成したイメージです(本人の写真ではありません)
〔Wikimedia Commons(パブリックドメイン)〕
・硫黄島の位置図
・硫黄島の砲台の射界の図(NARA)
・硫黄島の坑道の模式図
・サイパン 砲撃する巡洋艦の脇を進む LVT(1944年6月15日・80-G-231838)
・硫黄島を砲撃する戦艦ネバダ(米海軍)
・日本軍の砲座の跡(80-G-304846・米海軍国立博物館)
・硫黄島に降りた最初の B-29(米海兵隊 History Division・Thayer Soule Collection)
・大本営の会議(1943年・朝日新聞)
・陸軍大学校の学生(1934年『歴史写真』)
・ノモンハン事件の日本兵(1939年・毎日新聞)
〔Wikimedia Commons(CC BY 2.0)〕
・硫黄島の日本軍の貯水槽(1945年):USMC History Division / Thayer Soule Collection(CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/... ) https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
〔映像(Pixabay Content License)〕
・Pixabay(tommyvideo・tiburi・michele_volpin・Neugiernase)
〔地図のデータ〕
・国土地理院 地理院タイル(淡色地図)を加工して作成 https://maps.gsi.go.jp/development/ic...
・Natural Earth(パブリックドメイン) https://www.naturalearthdata.com/
・米海兵隊の公刊戦史(Bartley 1954)・Alexander 1994 の地図をもとに作成
■ BGM・効果音
BGM:BGMer https://bgmer.net/
効果音:効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/ ほか
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#戦史 #硫黄島 #太平洋戦争