「神楽初」古林検校作曲【上智大学箏曲部 第58回定期演奏会】
上智大学箏曲部
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「神楽初」古林検校作曲【上智大学箏曲部 第58回定期演奏会】
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2025年 12月27日(土)、練馬区文化センター小ホールで開催された上智大学箏曲部 第58回定期演奏会の動画です。
『神楽初』
古林検校作曲
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《歌詞》
千早振る神代の始め 素戔嗚(すさのを)の荒き心を憎ませて
天照る神のおん怒り 岩戸に隠れましませば
常闇(とこやみ)の世となりにけり
萬(よろづ)の神の嘆かはしつゝ 岩戸の前に集まりて
神楽を奏し奉る これぞ神楽の初めなり
時に天照大神(てんしょうだいじん)少し打ち笑み給ひつゝ
岩戸を開きましませば 人の面(おもて)しろじろと
見ゆる心の嬉しさよ
面白いとは申すなり
《解説》
古林検校によって作曲された、浪速十二曲の第四曲にあたる手事物です。本曲では、『古事記』や『日本書紀』に記された天岩屋戸(あまのいわやど)伝説にちなんで神楽の起源が歌われます。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)は弟・素盞男命(スサノオノミコト)の度重なる乱暴に心を痛め、ついには天岩屋戸へと身を隠してしまいました。その結果、世界は光を失い、闇に覆われ、人々や神々は大きな苦難に直面することとなります。この事態を憂えた神々は、知恵の神・思兼命(オモイカネノミコト)を中心に策をめぐらし、芸能の女神・天鈿女命(アメノウズメノミコト)が岩戸の前で舞を舞いました。神々が大いに笑い楽しむ様子を不思議に思った天照大御神は、岩戸の隙間を開き外の様子をのぞき見ます。その瞬間、怪力の神・天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)がその手を取り、天照大御神を岩戸の外へと引き出しました。こうして太陽の光は再び世界に戻り、天地は明るさを取り戻し、人々は歓喜に包まれました。本曲では、この天鈿女命が舞った舞が神楽の起源となったと語られています。
またこのとき、太陽の光を浴びて人々の顔が白く照らされたことから、「面が白い」、すなわち「面白い」という言葉が生まれたとも伝えられています。
萬(よろず)の神々が織りなす、天岩屋戸にまつわる物語を思い描きながら、「面白く」お聴きいただければ幸いです。
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今回の定期演奏会は以下のような曲目で行いました。
1. さしそう光 宮城道雄作曲
2.長持唄・八木節 坂田誠山編曲
3.すりばち・れんぎ・せっかい
すりばち 油屋茂作作曲 里石作詞
れんぎ 作曲者不詳
せっかい 作曲者不詳
4.都踊 宮城道雄作曲
5.初鶯 宮城道雄作曲
6.日本の小箱 藤井凡大編曲
7.神楽初 古林検校作曲
8.虫の武蔵野 宮城道雄作曲
9.春の賦 宮城道雄作曲
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〇撮影・編集
立教大学Bilder. 小林大起 祢津遼平
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00:00 解説
2:30 演奏