【なぜ】「英彦山がゴミだらけ」この日は100キロ ボランティアが背負って下山【ケンミン特捜班】
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【なぜ】「英彦山がゴミだらけ」この日は100キロ ボランティアが背負って下山【ケンミン特捜班】
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「ケンミン特捜班」です。皆さんの身近な驚きや疑問、不満や怒りなどをFBSが取材します。今回、「英彦山(ひこさん)の山頂付近がゴミだらけになっています」とメールが届きました。一体、どういうことなのでしょうか。ケンミン特捜班は、情報提供者の親戚が行っているという英彦山の清掃活動に同行し、現場の様子を見てきました。
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https://news.ntv.co.jp/n/fbs/category...
この日、ケンミン特捜班が向かったのは、福岡県添田町と大分県中津市の境にある英彦山です。標高およそ1200メートル。季節によって違う景色を楽しめることから、登山客にも人気の山です。
■白野寛太記者
「山頂美化プロジェクトと書いてあります。あそこでしょうか。」
集まったのは「英彦山山頂美化プロジェクト」のメンバー10人です。
情報提供者の伯父にあたる佐々木英治さんが中心となり、去年12月からボランティアで英彦山のゴミ拾いを行っています。今回が5回目です。
■英彦山山頂美化プロジェクト 代表・佐々木英治さん
Q.ゴミは結構あるのですか?
「あるなんてもんじゃないです。とにかく百聞は一見にしかずで、見てもらうと分かります。」
メンバーはさっそく山の中へ入り、険しい山道を黙々と登ります。
■登山客
「登山道はすごくきれい。」
「(ゴミを)捨てる人はいないと思う。」
佐々木さんが言う「ゴミだらけ」とは。特捜班も必死について行きます。
■白野記者
「険しすぎる。ゴミ拾いどころじゃない。」
山を登り続けること2時間。
■佐々木さん
「着きました。」
英彦山の山頂です。一見すると、ここにもゴミはありません。
しかし、メンバーが英彦山神宮の裏側に移動して、大きなスコップや熊手を手に取り、地面を掘り始めると。
■白野記者
「次から次にゴミが出てきますね。」
地面の中から出てきたのは、大量の空き缶やビニール袋です。
■白野記者
「ジュースの缶は今では見ないデザインです。腐っていて、手ですぐボロボロにできるくらいもろくなっています。」
実は、これらはすべて50年以上前に捨てられたゴミだといいます。
日本全国で登山ブームが巻き起こった1970年代。英彦山も人気の登山スポットの一つとなっていました。
そのころは、登山で出たゴミを持ち帰るのは一般的ではなく、頂上の休憩所で出た多くのゴミが人目につかない神社の裏側に捨てられたのではないかとみられています。
もともと福岡県内で高校教諭を務め、山岳部の顧問をしていた佐々木さん。退職後も山岳部に関わっていて、山登りのコース選定のため、2年ほど前にこの場所を訪れたことが美化プロジェクト立ち上げのきっかけとなりました。
■佐々木さん
「回ってみようと思って回ってみたら(ゴミを)見つけて。ここに全国の高校生が来るのに、福岡の恥だと思って。なんとかしなければいけないと、ほったらかしにできないと思った。」
この日、回収されたゴミは100キロほどに上ります。
ゴミを山のふもとまで運ぶのも、人の仕事です。メンバー一人一人がゴミを背負って山を下りますが、それだけでは手が足りないといいます。
そのため、佐々木さんたちはほかの登山客にも集めたゴミをふもとまで運ぶようお願いしています。
■佐々木さん
「ものすごく大変な作業なので、1人でも多くの方に力を貸していただけるとありがたいと思っています。」
過去の風習が残した負の遺産。佐々木さんたちが回収したゴミは、まだ一部にすぎないといいます。
■佐々木さん
「10年とかそのぐらいのスパンで考えてやらないといけないことだと思っています。英彦山に限らず、日本全国にこういう場所があると思うんです。波紋が波紋を生んで、いろいろな所でそういうことが起こっていくといいなと思います。」
ゴミをなくし、きれいな英彦山を取り戻すだけでなく、同じ過ちが繰り返されないために。プロジェクトの活動はこれからも続きます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年3月30日午後5時すぎ放送
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