古代人は蚊だらけの夜を、どうやって眠ったのか|煙・草・高い寝床・網・刺され慣れ…その効果を実験と研究で解説
歴史の種明かし
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古代人は蚊だらけの夜を、どうやって眠ったのか|煙・草・高い寝床・網・刺され慣れ…その効果を実験と研究で解説
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歴史の種明かし
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およそ1000年前、清少納言は『枕草子』に、眠ろうとすると顔のまわりを飛ぶ蚊が「にくらしい」と書きました。
蚊取り線香も、虫よけの薬も、網戸もなかった時代、人は蚊だらけの夜を、どうやって眠ったのでしょうか。
答えは、蚊を追い払うのではなく、自分のほうが動くことでした。蚊の少ない高い所や、風の通る所で眠り、それができない人は、眠る場所のまわりに網を張りました。そして、刺され続けた体は、だんだん腫れにくくなっていきました。
煙・草・灰・体に塗る油という4つの説も、発掘や実験、研究の数字で、ひとつずつ確かめます。
▼この動画でわかること
・蚊は、息の二酸化炭素と、肌の匂いと温かさで人を見つけること
・煙で蚊を防げたのは、人が起きて火を見ているあいだだけだったこと
・7万7000年前の南アフリカで、香りの強い葉を敷いて眠っていたこと
・灰の上で眠る方法と、熊やワニの油を肌に塗る方法の効き目
・地面から高い所で眠るほど、蚊が減ることを確かめた実験
・ヘロドトスが記したエジプトの塔と、魚をとる網をかぶって眠った人々
・蚊に好かれる人と、好かれない人がいる理由
・昔の人は毛深かったから、刺されなかったのか
・刺され続けると、腫れにくくなる体の変化
・慣れても防げなかったマラリアと、薬をつけた網
・万葉集の「蚊火」と、日本の蚊帳
▼目次
0:00 古代人は、蚊だらけの夜をどうやって眠ったのか
1:56 蚊は、どうやって人を見つけるのか
4:08 説1:煙でいぶせば、蚊は来なかったのか
7:23 説2:虫の嫌う草を敷いて眠ったのか
9:34 説3・説4:灰の上で眠る、体に油を塗る
12:14 効いた方法1:高い所で眠る
15:44 効いた方法2:風の通る所で眠る
17:20 塔のない人は、網を張った
19:54 蚊に好かれる人、好かれない人
22:32 昔の人は毛深かったから、刺されなかったのか
24:09 刺され続けると、痒くなくなるのか
26:30 慣れても、病気は防げなかった
29:59 日本の夏の夜
30:58 まとめ
▼コメントをお待ちしています
あなたが実際に試して、蚊よけに効いたと感じた方法があれば、コメント欄で教えていただけたらうれしいです。
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/ @rekishi-no-taneakashi
▼歴史の種明かしについて
「昔の人は、どうしていたんだろう?」。ふと浮かんだまま、答えを聞けずにいた疑問に、はっきりお答えするチャンネルです。
世界中の昔の人々の暮らし、技術、戦い、人物を取り上げ、遺跡や記録、研究の数字で、ひとつずつ確かめていきます。
▼動画の制作について
年号や数字は、研究論文や公的機関の資料で確かめています。わかっていないことや、説が分かれていることは、分けてお伝えしています。
絵と音声の作成にはAIを使っています(語りは、運営者本人の声をもとにした音声です)。
写真のように見える絵も、AIで描いたイメージで、実物の写真ではありません。
内容に誤りがあれば、コメント欄でお知らせください。
▼この動画のもとにした資料
1. 清少納言『枕草子』「にくきもの」の段
2. Biran ほか(2007)Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 101:家の中の煙と蚊・マラリアの研究を集めた総説(要旨による)
3. Vernède ほか(1994):パプアニューギニアで植物を燃やした煙と蚊の実験
4. Seyoum(学位論文):ケニアで、ユーカリなどの葉をかまどで熱した実験
5. Wadley ほか(2011)Science:南アフリカ・シブドゥの岩陰の、葉を敷いた眠る場所(報道の紹介による)
6. Wadley ほか(2020)Science:南アフリカ・ボーダー洞窟の、灰の上の眠る場所(報道の紹介による)
7. PLOS ONE(2024):熊の油・ワニの油などを肌に塗ったときの、蚊よけの効き目の実験
8. Carrasco-Tenezaca ほか(2021):ガンビアで、地面からの高さを変えた小屋で蚊を数えた実験
9. Charlwood ほか(2003)Malaria Journal:サントメで、床を持ち上げた家と地面の家の蚊を比べた調査
10. ヘロドトス『歴史』第2巻95節(英訳による)
11. Hoffmann・Miller(2003):風と蚊の実験(要旨による)
12. フンボルト『新大陸赤道地方紀行』(1852年英訳 第2巻)
13. Parker ほか(2015)Scientific Reports:眠る人のまわりの網に、蚊がどう近づくか
14. De Obaldia ほか(2022)Cell:蚊に好かれる人の肌の匂い(ナイロンの布の実験)
15. Lindsay ほか(2000)The Lancet:妊娠中の女性と蚊(BMJ の紹介による)
16. Dean・Siva-Jothy(2012):体の毛とトコジラミの実験
17. Mellanby(1946)Nature:刺され続けたときの、腫れ方の移り変わり(後の論文の紹介による)
18. Peng ほか(2004):蚊の唾液に反応する物質の量を、年齢ごとに比べた研究(総説の紹介による)
19. ケニア西部(1989〜1990年)の調査:人が刺される時間の見積もり(要旨による)
20. 世界保健機関(WHO)世界マラリア報告
21. Bhatt ほか(2015)Nature:2000〜2015年のアフリカで、マラリアを防いだ対策の見積もり(要旨による)
22. 外務省『政府開発援助(ODA)白書』2007年版:日本の会社がつくった、薬をつけた蚊帳
23. 『万葉集』巻11・2649番の歌:蚊火
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