立山黒部の秘境と電源開発の軌跡たどる「黒部宇奈月キャニオンルート」 一足先に公開
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富山県の黒部峡谷鉄道の終点「欅平(けやきだいら)駅」(黒部市)と黒部ダム(立山町)を結ぶ新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」が10月2日の一般開放を前に、専門ガイドの実地研修に合わせて、26日に報道陣に公開された。黒部川沿いのダムや発電所建設用の道を通り、特殊な乗り物を乗り継ぎながら電源開発の歴史をたどれる。
キャニオンルートは、関西電力の黒部川第三・第四発電所などの建設に伴い整備された工事用ルート。約18キロをトロッコ電車や標高差200メートルを昇降する竪坑(たてこう)エレベーターを乗り継ぐ。斜度34度の急傾斜を20分かけて進むケーブルカー「インクライン」や、吉村昭の小説「高熱隧道(ずいどう)」の舞台となった当時160度を超えた高熱トンネルを蓄電池機関車で通り抜け、当時の難工事の一部を体感できる。また、剱岳を望める展望台では本格的な登山をせずに北アルプスの雄大な山岳風景も楽しむことができる。
現在も関西電力の発電施設の維持管理、工事の物資輸送などに使われており、これまで見学会でしか立ち入ることができなかった。見学会への応募が定員を上回るなど人気が高かったため、富山県が関西電力と協定を結び、旅行商品として販売されることになった。当初は令和6年のオープンを目指していたが、同年の能登半島地震の影響で延期されていた。
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