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【FIP治療】モルヌピラビル終了のお知らせ?安い薬に頼ったFIP治療の「終わり」が始まる|第168話@猫伝染性腹膜炎

「獣医させっち先生」獣医から猫を助けたい ユーミーどうぶつ病院

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【FIP治療】モルヌピラビル終了のお知らせ?安い薬に頼ったFIP治療の「終わり」が始まる|第168話@猫伝染性腹膜炎

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「獣医させっち先生」獣医から猫を助けたい ユーミーどうぶつ病院
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「安いFIP治療、終了のお知らせ?」 200mg→400mg。ジェネリックメーカーも減っていく。 でも、本当に終わるのはモルヌピラビル治療なのでしょうか。 今回は、FIP治療薬として広く使われるようになったモルヌピラビルについて、剤形変更と供給環境の変化を入り口に、これからのFIP治療を考えます。 結論から言えば、400mg錠になったからといって、モルヌピラビルによるFIP治療ができなくなるわけではありません。今回のスライドでも、200mgカプセルと400mg錠で薬剤総量とmgあたりの薬価は同じであり、変わったのは最小単位と剤形であることを示しています。 そもそもモルヌピラビルは、猫のFIPのために開発された薬ではありません。ヒトのCOVID-19治療薬です。私たち獣医療は、いわば**「ヒトの薬を借りている」**にすぎません。 COVID-19パンデミックの中で大量生産され、Merckによる自主ライセンスやインドをはじめとしたジェネリックメーカーの参入によって、安価なモルヌピラビルが世界中に供給されるようになりました。その恩恵を受け、猫のFIP治療も大きく変わりました。 一方で、ヒトでのCOVID-19治療薬需要が低下すれば、余剰在庫が生まれ、メーカーの製造や投資が縮小し、供給先・価格・ブランドが変わっていく可能性があります。安価なジェネリック供給は、永久に保証されたものではありません。 200mgが400mgになる。 ジェネリックメーカーが減る。 仕入れ先が変わる。 価格が変動するかもしれない。 でも、それ自体はFIP治療の終わりを意味しません。 400mg錠になったなら、猫の体重や病型に合わせて必要量を再計算し、適切に調剤すればいい。剤形が変わったことと、FIP治療ができなくなることは別の話です。 むしろ今回考えたいのは、その先です。 モルヌピラビルが安く簡単に入手できるようになったことで、 「この薬さえあれば、FIPは簡単に治せる」 そんな誤解まで広がってはいなかったでしょうか。 FIP治療は、薬を手に入れて飲ませるだけではありません。本当にFIPなのかを評価し、病型を見極め、用量を設計し、治療反応や炎症所見をモニタリングし、副作用や再燃・再発を判断し、治療終了まで見極めていく。そうした医療判断の積み重ねがFIP治療です。 私は、薬が高くなることや、治療薬が手に入らなくなることを歓迎しているわけではありません。安く、安全で、安定した薬が供給されることが一番です。 ただ、剤形変更や供給環境の変化によって、 「安いから、とりあえずFIP治療をやる」 という診療のハードルが少し上がるのであれば、それは悪いことばかりではないと思っています。 FIP治療で本当に高くあるべきなのは、 薬の価格ではなく、医療のハードルです。 飼い主さんにまず安心してほしいのは、400mg錠になってもFIP治療そのものが終わるわけではないということです。心配すべきなのは薬の形ではなく、必要な治療をきちんと続けられる医療体制です。 そして本当に猫の予後を左右するのは、200mgか400mgかではありません。 FIPを正しく疑えるか。 病型を評価できるか。 適切な用量を設定できるか。 治療反応を評価できるか。 副作用や再燃に対応できるか。 必要なら治療戦略を変えられるか。 剤形が変わることより、**「薬を出すだけのFIP治療」**のほうが、はるかに怖い。 薬へのアクセスと、質の高いFIP医療へのアクセスは違います。 最後に、獣医師側への自戒も込めて。 借り物の薬を手に入れただけで、医療まで手に入れた気になってはいけない。 今回は「モルヌピラビル終了?」という話を入り口に、現在のFIP治療についてお話しします。 ※本動画は一般的な獣医学情報の提供を目的としたものです。個々の猫の診断・治療については、必ず診察を受けている獣医師とご相談ください。 #FIP #猫伝染性腹膜炎 #モルヌピラビル #猫 #動物病院 #獣医師 #FIP治療 LINE無料相談はこちら https://lin.ee/Siskv8T ■獣医師向け情報サービス note 獣医師向けの情報を配信しています。 https://note.com/clever_holly78 ■FiNANCiE「猫たすけ」コミュニティ FIPを正しく知って、正しく治す。無料で登録できます。 https://financie.jp/web_auth/signup?f... ■LINEでFIP治療アドバイス受付中 返信までお時間をいただく場合もありますが、全力で対応しています。 https://lin.ee/H71bOCS ■私の寄稿が「アゴラ」に掲載されました https://agora-web.jp/archives/2055586... ■『令和の虎』出演回はこちら    • 【前編】猫伝染性腹膜炎の治療法を広めたい!【佐瀬 興洋】[325人目]令和の虎   ■米国獣医内科学会誌(JVIM)掲載論文 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/f... ■台湾の獣医メディア出演 (正直、毒を吐きすぎたかもしれません)    • 【我不是藥神・我只是貓奴】 EP5 誰是西瓜爸爸?前進日本,解密中國FIP偽禁藥到日...   ■X(旧Twitter) https://x.com/juui_sase