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北アルプス裏銀座テント泊縦走(2026年8月)

ぇど旅ちゃんねる【登山・トレラン】

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北アルプス裏銀座テント泊縦走(2026年8月)

234 просмотра · 10 дней назад
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【1日目】 七倉〜烏帽子小屋(烏帽子岳) ■「高瀬ダムまで、歩くのだ🚶」 毎日アルペン号に乗り込み、いざ七倉へ! この便は七倉、扇沢、白馬方面に行くのだけど、七倉ではあまり降車せず…銀座の入り口なのに。 七倉山荘には予定通り早朝3時40分くらいに到着。朝5時から運行が始まるタクシーで高瀬ダムまで行くのが一般的だけど、歩いた方が少し早く着くらしいので、約6キロの暗闇を独りぼっちで歩く。山の神隧道(トンネル)をはじめ真っ暗なトンネルを何個か通過するのだけど、色々な意味で怖い…👻 (山の神隧道は朝4時に街灯が点灯した!) 高瀬ダムにはちょうど5時ごろに到着。タクシー組よりも15分ほど早く入山できた。恐怖に怯えながら6キロも歩いたのに、たった15分ェ…🥺 ■「北アルプス三大急登であり日本三大急登、 つまりすごく急登」 濁沢を経てブナ立尾根の取り付きまで歩く。途中日の出とともにこれから行くであろう稜線がモルゲンロートでピンク色に染まる。ちょっと待て、あんな高いところまで登るのか…😰 ブナ立尾根登山口の標高は約1,300mで烏帽子小屋の標高は2,550m。距離約3.5kmで標高差約1,250mを登ることになり、日本3大急登(アルプス3大急登)の一つとされている。 確かに、3泊分のテント泊装備で登るのは相当キツかったな…。なお、恐らくタクシー組であろう日帰りかもしくは山小屋泊の男性2人にあっという間に抜き去られる(歩いて行った意味とは…ぐぬぬ)。 登山道には12番(登山口)から0番(烏帽子小屋)まで、約100mごとに目印となる番号標識が設置されているけど、しんどくて半分くらい気づかずに通り過ぎてしまった。 8時40分ごろ、烏帽子小屋に到着。テン場は2張りのみで、三ッ岳を正面に望むベストポジションを確保。テントを張って少し休んでから烏帽子岳を目指す。 ■「燕岳の稜線と小さな槍ヶ岳?」 前烏帽子岳までの稜線歩きはまるで燕岳のそれのような雰囲気。その先の烏帽子岳は、烏帽子というより槍っぽい。でも、あとで水晶小屋あたりから見た姿は確かに烏帽子の形だった。見る角度で山容が全く違うのだ。 山頂直下に鎖場があったりするけど、高度感が苦手な私でも問題なかった。いや、本当はちょっとビビってた。 11時半前には1日目の行程を全て終え、サウナ状態のテントで過ごす。そして、熱中症気味になる…眺望よりも日影の場所を選ぶべきだった。これも学び。 【2日目】烏帽子小屋〜三俣山荘 ■「魂を揺さぶるモルゲンロート」 19時頃には就寝したので、2時前には勝手に目が覚める。4時出発予定にしていたけど、さっさと準備して3時過ぎにスタート。 三ッ岳は当然暗闇なのだけど前後にヘッドライトが見える。同志達よ今日も楽しもう。 段々と地平線が濃いオレンジ色に染まり、野口五郎岳手前の稜線で日の出を迎えた。周辺の山々がピンク色に染まり、ただでさえ赤い赤牛岳なんでもう赤べこのようだよ。 最近少し仕事で悩んでいたのだけど、なんてちっぽけなことでウジウジしてたのか…と、ちょっと涙が出た。大自然の懐は深い🥹ウルウル やがて青い屋根の野口五郎小屋が見えてくる。すごく雰囲気が良い。そこから少し登れば野口五郎岳だ。 歌手の野口五郎が選んだのは、黒部五郎岳ではなく野口五郎岳である。いよいよその山頂に立つ。 ■「登るべき山と眺めるべき山」 野口五郎岳山頂からの眺めはとにかく凄いに尽きる(語彙力…)。 グルッと槍・穂高連峰、笠、三俣蓮華、鷲羽、黒部五郎、水晶、赤牛、薬師、遠く剱、立山などなど…360度北のオールスターたちである。 個人的に、見て楽しい山と登って楽しい山があると思っているのだけど、野口五郎岳は間違いなくその後者だ。 少し地味な印象だったけど、野口五郎は西城秀樹や郷ひろみに決して負けていないのだ。 ここから真砂岳や東沢乗越を超えると水晶小屋にたどり着く。水晶小屋はちょうど荷揚げの最中で、ヘリがひっきりなしにやって来ていた。 わたしは小屋にザックをデポして、水晶岳を目指す。 ■「黒い山容に水晶の結晶」 水晶岳は別名黒岳とも呼ばれている。その名の通り周囲の山々と比べて黒いのだけど、山頂付近の岩塊でなんと水晶の結晶が目視できる(当たり前だけど持ち帰り禁止)。 登り始めたゆるやかな稜線の途中、あることに気付く。左側に広がる大地は「雲の平」ではないかと…いつか必ず雲の平に行ってみたい、そう改めて思いを強めた。 水晶岳の山頂直下の山道は、それまでのなだらかな稜線歩きから一変し、本格的なゴツゴツとした岩場・ガレ場になり、高度感もあってちょっと怖い。 こうして北アルプス中央部最奥の山、水晶岳の山頂を踏んだ。 小屋に戻ってきたのは朝9時半頃。ちょうど小腹が減ったので、名物「力汁」をいただく。 「う、美味い」個人的には生姜を多めに入れることをオススメしたい。 ■「あの日憧れた山、鷲羽岳」 私が初めて北アルプスでテント泊をしたのは約4年前、今年と同じくTJARが開催された年だった。 双六小屋から見える鷲羽岳の雄大さに心惹かれ、いつか行ってみたいと思っていたのである。 そして、いよいよその時が来た。 まずはワリモ岳を超える。ワリモ岳から鷲羽岳にかけての登りは、北アルプスらしい迫力ある岩稜と、ダイナミックな鷲羽岳の山容を真正面に見据えながら進む爽快な登りだ。 やがて山頂に着くと、眼下に鷲羽池が見える。この池はここまで来ないと見ることはできない、ご褒美みたいなものだ。 そして進む下りの先には今日のゴールとなる三俣山荘が見える。下から見上げる雄大な鷲羽岳も見たくて、早々に山荘に向かうことにした。 下りの道はザレていて、ちょいと歩きにくい。 ■「三俣山荘のホスピタリティが凄い」 三俣山荘に登山者が到着したことに気付いた山小屋スタッフは、窓から顔を出して「お疲れさま!」と声をけてくれる。 小屋全体の雰囲気が温かく、居心地が良い。 居場所が山にしかないオッサン達は、きっと勘違いしてしまうに違いない(偏見)。 気分よくテントの受付を済ませ、鷲羽岳が望めるベストなポジションを確保できた。 やはり下から望む鷲羽岳は雄大である。 またここまでの稜線にある山小屋は水が天水(消毒した雨水)だったけど、このテント場には水場があり、久しぶりに美味い水をたくさん飲んだ。 小屋の2階で軽食やビールを楽しみ、19時過ぎには就寝。 【3日目】三俣山荘〜殺生ヒュッテ ■「天空の滑走路はあったんや」 朝4時ごろ出発し、三俣蓮華岳を目指す。三俣蓮華岳と双六岳の間で夜が明けると、左側にはっきりと槍ヶ岳が見えている。つまり、天空の滑走路への期待が高まる。 双六岳は4年前にも訪れているが、ガスが深く真の姿を見ることはできなかった。 山頂に到着すると、まず正面に目が行き、浮かぶ言葉は「笠ヶ岳かっこいい⛰️」である。いつか行ってみたい。 そして左を向くと、広大で緩やかな稜線が真っ直ぐに伸びており、そのゆるやかな滑走路の真正面に、鋭く尖った槍ヶ岳の穂先がそびえ立っている。なるほど天空の滑走路は本当にあったんや。 一歩一歩滑走路を感じながら双六小屋へと降りた。 ■「長くしんどい西鎌尾根」 槍ヶ岳に向けて樅沢岳を登り返す。 私の知っている西鎌尾根は数十メートル先も見えないガスと飛ばされそうなほどの強風だけど、この日は雲ひとつない空と緩やかな風で、まるで違う尾根である。 痩せ尾根を進み、右手に槍・穂高の岩壁を望みながら標高を稼ぐ。硫黄乗越の赤茶けた露岩と小刻みなアップダウンを抜けると、千丈乗越からは一転して核心部の岩場急登となる。 そこで異変が起きた。なんと、今まではっきり見えていた槍の穂先がガスに覆われてしまったのである。昼頃ならわかるけど、時間はまだ10時半ごろである☁️ 長くしんどい急登をのぼると、やがて目の前に槍ヶ岳山荘が見えてくる。 ■「過去断念した槍の穂先へ」 4年前はあまりの強風で穂先に行くのを断念した。今回はガスに覆われてしまってはいるものの、危険ではないため山頂アタックすることとした。 槍ヶ岳山荘からの標高差は約100mで、緊張感ある岩場ルートを進む。山荘前でヘルメットを装着し、三点支持で慎重に高度を稼ぐ。ほぼ垂直な鉄梯子を登り切ると山頂にたどり着く。 結局山頂はガスで覆われていたけど、一瞬だけガスが晴れ、山頂からの真の景色を眺めることができた。4年越しのリベンジである。 人が多く下山に時間を要し、12時ごろに槍ヶ岳山荘まで降りてきた。 槍ヶ岳山荘付近は渋谷みたいに賑やかだから、わたしは東中野くらいの殺生ヒュッテのテント場にお世話になることにした。 【4日目】殺生ヒュッテ〜上高地 この日は下山だけである。少しゆっくりめの5時ごろに出発。 途中お腹が痛くなり、猛スピードでババ平キャンプ場を目指したりしたので、結構なスピードで降りてきた。 9時には徳澤園に着き、今年3回目のソフトクリームをいただく。もちろん美味い。 そして10時過ぎには上高地に下山し、無事に今回の山行を終えることができた。 今回の山行、一度も雨に降られなかった。 こんな天候に恵まれる山行はそうはないので、おそらく運を相当使ってしまったかもしれない。 おまけに、顔や腕は大火傷状態で困る…。 YAMAPログ https://yamap.com/activities/50746440