【日本の昔話】山奥の古い宿を守るもの - あまり語られない物語
昔話の小箱
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【日本の昔話】山奥の古い宿を守るもの - あまり語られない物語
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ようこそ、「昔話の小箱」へ。
今回お送りするのは、山奥の古い宿を守るものに心が温まる物語、「化け猫の宿」です。
「なぜ、誰もいない古い宿に、明かりが灯ったのか...?」
それは、一匹の老いた猫が、ずっとそこを守り続けていたからでした。
山の中に、もう何年も人の来ない古い宿があった。かつての主人は亡くなり、親族たちも帰り、誰も戻らなかった。ただ一匹の老いた猫だけが、ここを離れずに残った。ここが自分の家だったから。それだけのことだった。
ある冬の雨の夜。戸を叩く音がした。旅の男が雨宿りを求めていた。すると、白髪の老いた女が戸を開けた。囲炉裏に火が起こされ、飯が炊けた。旅人は温かく迎えられ、一夜を過ごした。
明け方、旅人は礼を言って去っていった。宿はまた静かになった。囲炉裏のそばには、一匹の老いた猫が丸くなっていた――。
久しぶりに、戸が開いた夜だった。
場所への執着と孤独、そして誰かを迎える温もり。小さな命が守り続けるものの尊さを教えてくれる、静かに心に響く日本昔話です。
温かみのあるイラストと、静かで心に響く朗読のみで紡ぐ、純粋な物語の時間。
どうぞ、昔話の世界へ深く入り込んでお楽しみください。
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