家族とうまくいかない夜に。三歳で母を亡くし、継母や弟と十二年争った小林一茶が、雀や蛙によんだやさしい句|眠る前に聴く偉人の物語
夜の偉人ものがたり
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家族とうまくいかない夜に。三歳で母を亡くし、継母や弟と十二年争った小林一茶が、雀や蛙によんだやさしい句|眠る前に聴く偉人の物語
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夜の偉人ものがたり
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久しぶりに実家へ電話をしたのに、また言い合いになってしまった。家族なのに、いちばん話が通じない気がする。
そんな夜に、三歳で母を亡くし、継母とうまくいかずに十五歳で江戸へ出され、父の遺産をめぐって継母や弟と十二年争った俳人、小林一茶の六十五年を、ゆっくりお話しします。
信濃・柏原に生まれた弥太郎。十五歳の春の江戸奉公と、行方のわからない十年。俳句の道に入り、西国をめぐった長い旅。三十九歳で看取った父と「父の終焉日記」。江戸で「椋鳥」と呼ばれた日々。五十歳の冬の帰郷と「是がまあつひの栖か雪五尺」。五十二歳の結婚と「痩蛙まけるな一茶是に有」。娘さととの一年をつづった「おらが春」と、「露の世は露の世ながらさりながら」。そして、子と妻を次々に失いながらも、雀や蝿に向け続けたまなざし。
うまくいかなかった家族の記憶は、どこへ行くのか。家族との距離に悩む私たちと一緒に考えます。
夜、灯りを落として、作業のおともや眠る前にお聴きください。
00:00 はじまり
01:30 一 三歳の別れ
02:38 二 十五歳の春
03:49 三 旅の俳人
04:57 四 父の最期
06:17 五 帰れない故郷
07:34 六 雪五尺
08:53 七 五十二歳の結婚
10:07 八 露の世
11:44 九 小さないのちへ
13:28 十 今を生きる私たちへ
14:56 おわりに
15:34 運営者より
※年齢は数え年です。一茶が亡くなったのは文政十年十一月十九日で、新しい暦では一八二八年一月五日にあたります。
※江戸に奉公に出たいきさつ(父が継母と引き離すためだったこと)は、そう伝えられている話です。江戸に出てからのおよそ十年の暮らしは、くわしくわかっていません。継母との関係は、一茶の側の記録から知られるもので、継母の側から書かれたものは残っていません。
※句の表記は、一茶の日記や「おらが春」によりつつ、読みやすく一部をあらためています。「我と来て遊べや親のない雀」は「おらが春」に見える形で、日記には少し違う形も残っています。
音声:Gemini TTS
音楽:オリジナル制作
映像:パブリックドメインの浮世絵・俳画・名所絵(Wikimedia Commons ほか)
#小林一茶 #俳句 #江戸時代 #睡眠用 #朗読