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停電150地域で「見通し示せない」JR内房線「全線再開に3カ月」千葉・台風の深い爪痕【報道ステーション】(2026年9月24日)

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停電150地域で「見通し示せない」JR内房線「全線再開に3カ月」千葉・台風の深い爪痕【報道ステーション】(2026年9月24日)

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千葉県内の大雨の被害の深刻さが日を追うごとに明らかになってきています。土砂崩れによって寸断されたJR内房線は、全線開通までに少なくとも3カ月かかるとされているほか、広い地域で停電も続いていて、東京電力は一部の地域で「復旧の見通しが示せない」としています。 ■JR内房線 全線再開に3カ月 台風に翻弄された連休が明けて、久しぶりに仕事を終えた人たちが帰ってきました。皆さん、普段はJR内房線を使っていますが、運転見合わせが続いていて、東京都内から高速バスで帰って来たといいます。 高速バスで帰宅した人 「3カ月が憂うつ。短くて3カ月。結構へこむ」 高速バスで帰宅した人 「在宅勤務もできなくはないんですが、周りとの調整もあったり、今すぐにはうまく調整できない」 家路を急ぐ人が多いなか、これから都内に向かう人も。 東京に前泊する人 「私は講師をしているんですが、明日の朝だと恐らくたくさんの人が並んで乗れない。間に合わないので前日入りする」 1日2日、耐え忍べばという話ではなく、運転見合わせは3カ月ほど続く恐れがあります。 東京に前泊する人 「これは続けてられないですね、不便すぎて。時間もお金もかかるし。疲れちゃうし。こんな大変なことになるとは。早く復旧してほしい」 1日に5万3000人が利用しているJR内房線。500メートルほどの間で5カ所もの土砂崩れが起きています。 荒井理咲子 「内房線、姉ケ崎駅-長浦駅間の線路沿いには大量の土砂が流れ込んでいます。土砂は水気を含んでいる状態です。倒れた木も架線に倒れかかった状態で、完全に線路をふさいでしまっています」 復旧まで時間がかかりそうなのは内房線だけではありません。成田線の佐原-銚子間は2週間ほど。総武本線の榎戸-成東間は1カ月ほど。そして、内房線の姉ケ崎-木更津間では少なくとも3カ月程度が見込まれています。JR東日本は、いずれの区間も28日以降、バスの代行輸送を検討するということです。 その代行輸送について相談を受けたというバス会社は。 日東交通運輸部 中嶋達也次長 「木更津周辺から都内に行くアクアラインバスの需要が多くなるということで、できるだけの対応をお願いしたいと依頼は来ている」 ただ、24日朝から緊急対応で3便増やしているという事情もあります。 日東交通運輸部 中嶋達也次長 「人員については休みの人にお願いしたり、午後の仕事の人もいるので少し早めに出てきてもらって対応した。もう常に毎日、次の日のことを考えていかないといけない」 ■停電150地域で「見通し示せない」 命にかかわる停電も長期化する恐れがあります。工事が進んでいない現場はいくつもあります。今、停電復旧の拠点となっているのは。 延増惇 「木更津市内にあるイオンモールの駐車場です。東京電力の電源車が10台以上並んでいて、さらには物資の他、黄色い重機がずらっと並んでいます。こちらは復旧に向けた拠点となっています」 東京電力パワーグリッド配電部 遠藤秀樹さん 「今、現場で電気の復旧に向けて工事会社が汗を流している。朝は200台くらいの車両があったが出払っていて。倒木の影響がかなりあった。電柱ごと樹木の重さに耐えられず倒れてしまうことがある。それを取り換えるのに高所作業車も含め必要になる」 このイオンモールの駐車場には、7年前も各地から応援が駆けつけていました。2019年の台風15号。この時、ゴルフ練習場の鉄柱や、送電用の鉄塔が倒壊するなど、記録的な暴風が吹き荒れました。千葉県では64万軒が停電して、ほぼ復旧するまで約16日間かかる異例の事態となりました。今回、7年前より停電軒数は少ないとはいえ、約1万1690軒(午後9時時点)が今も電気のない生活を強いられています。 気になるのは、復旧の見通しが示されていない地域が150もあること。そのうち61地域は立ち入るのも難しく、設備の確認もできていないといいます。そうした地域は、土砂崩れや倒木によって現場に向かうための道が寸断されていました。作業車が通れないため、停電が長期化する恐れがあるということです。 現場を訪れてみると。 延増惇 「通行止めと書かれた看板が置いてあります。この先、道路が崩落して電柱が倒壊しているということです。この先進むことができません」 看板の先、君津市大野台にいる人が画像を提供してくれました。道路が崩れ落ちて、電柱がなぎ倒されています。その衝撃で電線も切れてしまったのでしょうか。 少し離れた君津市笹でも停電の復旧のめどは示されていません。 停電エリアの住民 (Q.理容室) 「そう。真っ暗」 (Q.ずっと電気がつかない) 「電気がまるっきりね」 営業はできません。奥の部屋では、孫たちが小さな灯りを頼りに過ごしていました。停電だけではなく、断水も続いています。 停電エリアの住民 「うちは幸いなことに家族で生活していられる。独りぼっちの家がいっぱいある。その人たちがどれだけ孤独感を味わっているか」 ■土砂崩れ“多発”通行止め停電も 鉄道網の寸断や道路の崩落、停電。その原因となっているのが、広範囲で多発した土砂災害です。千葉県によると、午後5時半時点で土砂崩れなどで7人が死亡。全壊した住宅が27軒。国道・県道を含む通行止めが44路線に及んでいます。 停電も続いています。東京電力パワーグリッドによると、千葉県内で午後9時時点で約1万1690軒が停電しています ■停電“長期化”自治体の支援は? 自治体はどんな対応をしているのか。停電が長期化しそうな自治体に聞きました。 【市原市】 携帯電話の充電ができるよう、市内に『充電スポット』を設置し、ホームページで設置場所を公表しています。公民館やコミュニティセンターなどで充電ができるようになっています。ホームページが見られない人にも分かるように、広報車で場所を知らせています。 【木更津市】 停電が長期化する恐れのある地域を中心に、ガソリン燃料の発電機を2~3台ずつ配布して、充電などができるようにしています。ただ、土砂で道路が塞がり、車が通れない場所もあるため、消防団などが途中までは車、その先は徒歩で発電機や食料品などを配布しています。 ■鉄道網“寸断”復旧の見通しは? 鉄道への影響も長引きそうです。特に被害が大きかったのは内房線です。 【内房線】 木更津-安房鴨川:26日に運転再開見込み 姉ケ崎-木更津:復旧まで少なくとも3カ月程度かかる見込み なぜ、復旧まで少なくとも3カ月程度かかるのか、その理由についてJR東日本に聞きました。 JR東日本 「土砂が線路に流入し、設備が損傷している。まずは崩壊した山の斜面の復旧工事が行われた上で、線路の復旧や点検などを行うので、少なくとも3カ月かかるとみている」 では、そうした復旧工事をどうするのか。千葉県の担当者に聞きました。 千葉県の担当者 「これから県とJR東日本とで協議をする。日程も、どちらが工事するかについても未定で、見通しは立っていない」 JR東日本は28日以降、バスによる代行輸送を検討しているとしています。 千葉県によると、内房線以外にも、成田線・久留里線・総武本線・小湊鐵道でも運転取りやめとなっている区間があります。 [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp