帽子くまー|恋人以上、夫婦未満?たゆたう恋を歌った、未婚男女の掛け合い恋歌【ぼくねんの沖縄民謡三線実演解説♪ #4】
ぼくログ - 名嘉睦稔 版画と沖縄の原風景を巡るドキュメンタリーVlogチャンネル
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帽子くまー|恋人以上、夫婦未満?たゆたう恋を歌った、未婚男女の掛け合い恋歌【ぼくねんの沖縄民謡三線実演解説♪ #4】
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「『帽子くまー("ボウシクマー")』は、帽子を編む人。
明治から戦前まで、沖縄ではアダン葉を裂いて編むアダン葉帽子(琉球パナマ帽)が、
砂糖・泡盛に次ぐ輸出産業として盛んだった。
若い女性たちを中心に、島じゅうで手が動いていた時代。
その手仕事の傍らには、若い男と女の出会いがあった。
結婚前の恋人同士、ここ一番で尋ねる男。
「編み方を教えたら妻になるか?」
帽子の部位のひとつひとつに、恋の行方が重ねられていく。
それでも返事ははっきりせず、迫る納期。
夜を明かしながら、思わず「大変だ・・・」と、こぼしてしまう。
そんな男女の掛け合い歌。
睦稔がこの歌を聴き覚えたのは、中学生の頃。
親の代の夫婦が、囃し立てられ、恥じらいながら掛け合いで歌っていた。
二人が大事にしまっていた歌。
当時、意味も分からず聞いたその歌声が、歳を重ねるほどに深く響いてくる——
0:00 オープニング
0:18 ①裏座にて
3:27 ②歌詞解説
10:13 ③通し実演
14:11 ④歌に思うこと
17:04 ⑤今日の一枚 〜 終了
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【帽子くまー】
[女唄一]
あたま小や造くてぃ ぬちさぐや知らん
(天辺の頭は作ったけど 編み方を知らない)
かなし思里に 習いぶさぬ
(愛しい彼に 習いたいな)
サー習いぶさぬ
(サー 習いたいな)
[男唄一]
天止みてぃ呉らば 我が妻になゆみ
(天辺の止め方を教えたら 我が妻になってくれるか?)
[女唄二]
くみあぎてぃ呉てぃん 妻やならん
(組み上げてくれても 妻にはならないよ)
[男唄二]
サーにんぐる小どぅすんな
(サー 恋人にするだけね?)
[女唄三]
天や我がたまし やまだきやうんじゅ
(天辺は私がつくり 山岳はあなたが)
縁なりば里前 二人しくまや
(縁になれば愛しい貴男と 二人で組みましょ)
サー二人しくまや
(サー 二人で組もうね)
[男唄三]
一本針や押すてぃ 二本取てぃなぎてぃ
(一本葉は押し込み 二本は取ってなげて)
何時が組あぎてぃ 耳小抜ちゅら
(何時か組み上げて 耳を抜くのだろうか)
サー天小 胴小 縁小 耳小
(サー 天を 胴を 縁を 耳を)
取てぃ耳ぬかや
(取って 耳を抜こうね)
[男唄四]
帽子くま哀り
(帽子組みは哀れ)
[女唄四]
くまんしが知ゆみ
(組まない人には分からないよ)
勘定前になりば さら夜明かち
(勘定前になれば まる夜を明かす)
サーさら夜明かち
(サー まる夜を明かす)
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