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ホンダの飛行機事業は年372億円の赤字|ホンダジェットはこの先どうなる?

世界を動かす日本の技術ラボ

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ホンダの飛行機事業は年372億円の赤字|ホンダジェットはこの先どうなる?

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「アメリカは日本の飛行機を認めない」。日本の飛行機の話になると、よく出てくる言葉です。けれど、アメリカの航空局は、1965年のYS-11と三菱のMU-2、2015年のホンダジェットなど、日本の飛行機に何度も合格証(型式証明)を出してきました。しかも、スペースジェットに最初に合格を出す役目は、日本の国土交通省でした。合格を分けたものは何だったのか。三菱重工の社長の会見の言葉と、ホンダがアメリカに会社を置いた理由、アメリカの座席数の制限の正体から確かめます。 ▼チャプター 0:00 冒頭:700機あまり 1:15 飛行機の合格証 2:28 1965年、YS-11 3:48 三菱のMU-2 5:09 ホンダジェット 6:07 スペースジェット 7:13 合格証を出す国 8:26 三菱の社長の話 9:22 ホンダの選び方 10:31 座席の制限 11:55 ホンダの次の壁 12:59 合格を分けたもの ▼動画で言えなかった注意書き ・「3つの機体」は、本編で主に取り上げた3機種(YS-11・MU-2・ホンダジェット)です。ほかに、富士重工のFA-200(1967年)とFA-300(1977年)、三菱のMU-300(1981年)も、アメリカの型式証明を取っています。 ・初期のMU-2は、日本の型式証明をアメリカの航空局が2国間の取り決めで受け入れる形でした(三菱重工の資料)。 ・MU-2の機数は資料で違います(三菱重工の資料は1966〜1986年に704機、Wikipediaなどは総生産762機・うち日本以外703機)。本編では「700機あまり」としました。生産の終了も1986年(三菱重工)と1987年(乗りものニュースほか)で違うため「1980年代の半ば」としました。 ・ホンダジェットを造る Honda Aircraft Company はホンダのアメリカの子会社で、最初の審査役はアメリカの航空局(FAA)です。日本の型式証明は2018年12月7日に取得しています。 ・スペースジェットの中止の理由には、型式証明のプロセスへの理解不足とリソース不足のほか、アメリカの労使協定(スコープ・クローズ)による座席数と重さの制限、コロナによる市場の混乱、装備品の競争力の低下、型式証明にかかるさらに巨額の費用などが挙げられています(三菱重工の会見)。 ・ホンダの「年372億円の赤字」は、決算資料の「航空機および航空エンジン」の営業利益(2026年3月期)で、次の機体の開発やエンジン事業も含みます。 ・1機約10億円は、Elite IIの発売時(2022年)のカタログ価格695万ドルを1ドル=145円で円にした当チャンネルの計算です。 ・エンブラエルの「8割超」は、2013年1月から2018年11月までに北米で入った76席クラスの旅客機の注文に占める割合(同社の発表)です。上限に収まるのは前の型(E175-E1)で、新しい型(E175-E2)は重さの上限を超えています。 ・エシュロンの「530件」は購入の意向を示した書類(LOI)の数で、確定した注文ではありません。 ▼出典 (公的機関・企業の発表はURLつき。民間メディアは媒体名・見出し・日付のみ) ・運輸省 運輸白書 昭和40年度「国産機の動向」 https://www.mlit.go.jp/hakusyo/transp... ・国土交通省 航空局「航空安全に係る最近の動きについて」(平成31年3月) https://www.mlit.go.jp/common/0012859... ・国土交通省 広報誌 No.136「航空機の量産に欠かせない『型式証明』とは?」 https://www.mlit.go.jp/kohoshi/book/1... ・三菱重工業 MU-2 History https://www.mhi.com/company/regions/a... ・三菱重工業「当社SpaceJet開発活動の中止に関するお知らせ」2023年2月7日 https://www.mhi.com/jp/notice/notice_... ・本田技研工業「Honda Aero, Inc. Receives FAA Production Certificate For HF120」2015年3月17日 https://global.honda/en/newsroom/news... ・Honda Aircraft Company「Associates Celebrate 20 Years of Aviation Innovation」2026年8月7日 https://hondanews.com/ ・Honda Aircraft Company「HondaJet Echelon Program Advances with Completion of First Aircraft Wing Assembly」2026年9月15日 https://hondanews.com/ ・本田技研工業 2026年3月期 決算説明会資料 https://global.honda/jp/investors/ ・GAMA 2025 Year-End Shipment Report https://gama.aero/ ・Embraer 発表(E175・北米の76席クラス)2018年11月 ・日経クロステック「スペースジェット最後の会見、三菱重工社長は質問にどう答えたか」2023年2月13日 ・日経クロステック「2020年納入へ正念場の国産ジェットMRJ、形式認定取得は間に合うのか」2019年4月23日 ・週刊エコノミスト Online「スペースジェット撤退で泉沢清次・三菱重工業社長が記者会見で話したこと」2023年2月14日 ・Aviation Wire「三菱重工、スペースジェット開発中止を正式発表」2023年2月7日 ・Aviation Wire「MRJの型式証明携わる航空局審査センター川上所長」2015年11月17日 ・Aviation Wire「ホンダジェット国内初納入から4年」2022年12月25日 ・東洋経済オンライン「三菱『MRJ』開発の難関、型式証明って何だ?」2015年5月18日 ・乗りものニュース「日本製のベストセラー民間機3選」2020年4月5日 ・ch-aviation「Honda Aircraft delays Echelon first flight and certification」2026年9月18日 ・日本経済新聞「三菱重工、スペースジェット6度目延期発表」2020年2月6日 ・Reuters「Delta pilots oppose larger regional aircraft」2016年11月25日 ・Aviation Week「Will scope clause issue muddle Mitsubishi Regional Jet's service entry?」2015年3月12日 ・EASA 認証情報(Mitsubishi Heavy Industries)2025年3月 https://www.easa.europa.eu/ ・本田技研工業「HondaJetの歩み」 https://www.honda.co.jp/jet/history/02/ ・Private Jet Card Comparisons「New private jet deliveries reach highest level since 2009」2026年2月18日 ・コトバンク「YS11」(ブリタニカ国際大百科事典・世界大百科事典) ・Wikipedia「MU-2」「YS-11」 ▼関連動画 ・日本はなぜ旅客機のジェットエンジンを自分で作らないのか|IHIが選んだ「23%」の道    • 日本はなぜ旅客機のジェットエンジンを自分で作らないのか|IHIが選んだ「23%」の道   次に日本が旅客機を造るなら、日本で審査を受けるべき? それとも、アメリカに会社を置くべき? あなたの考えを教えてください。 ※ナレーションは合成音声です。図・グラフ・アニメーションは当チャンネルで作図しました。一部の映像はストック素材(Pexels・Pixabay)です。 #ホンダジェット #スペースジェット #日本の技術