夏のうちに終わらせておく秋野菜の準備作業を完全解説!(夏野菜の撤収・栽培計画の立て方・秋野菜の土作りや育苗など)
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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夏のうちに終わらせておく秋野菜の準備作業を完全解説!(夏野菜の撤収・栽培計画の立て方・秋野菜の土作りや育苗など)
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今回の動画では、秋野菜の収穫量を左右する夏の準備について、何から始めれば良いのか、どんな順番で進めれば良いのか、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
秋野菜は涼しくなってから始める、そんなイメージがありますよね。
動画を見ている方の中には、夏が来たばかりなのに、もう秋野菜のことを考えるの?と思った方もおられるかもしれません。
実は、秋にたくさん収穫できる人ほど、暑い夏のうちから準備を始めているのをご存知でしょうか。
毎年、ハクサイやキャベツが結球しなかった、ブロッコリーの苗が大きくならなかった、ダイコンが思ったより太らなかったという失敗を経験する方は少なくありません。
その原因の多くは秋の管理ではなく、夏の準備不足にあります。
逆に言えば、今のうちから準備を始めれば、秋野菜の成功率をぐっと高めることができます。
今回の動画は少し長めですが、この動画を最後まで見れば、立派な秋野菜をたくさん収穫できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 秋冬野菜、夏の間に終わらせる作業
1:45 秋野菜の成功は夏の準備で8割決まる
3:23 最初に栽培計画を立てる
5:17 夏野菜の撤収計画を立てる
7:45 夏に秋冬野菜向けの土作りを始める
15:25 真夏の育苗を制する者が秋野菜を制する
18:06 夏の秋冬野菜の準備まとめ
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【動画の内容】
秋野菜の成功は夏の準備で8割決まる
まず知っておいて欲しいのは、実は秋野菜の出来は、夏の準備でほぼ決まるということです。
ハクサイやキャベツ、ブロッコリーなどは、秋に収穫する野菜というイメージがありますが、これらの野菜は収穫する時期が秋なだけで、栽培そのものは真夏からスタートしています。
特に重要なのが生育期間で、秋野菜は涼しくなってから一気に育つわけではありません。
まだ気温が高い時期に根を張り、株を大きくしながら冬に向かって成長していくため、スタートが遅れると取り返しが難しくなります。
例えばブロッコリーですが、本来なら大きな花蕾を収穫できるはずなのに、植え付けが遅れると小さいまま終わってしまうことがあります。
キャベツも同じで、生育期間が不足すると葉が十分に巻かず、小玉になったり結球しなかったりします。
ダイコンも種まきが遅れると、寒さが来る前に十分な太さまで育ちません。
まだ暑いからお盆が過ぎてから考えようと、準備を後回しにする方が多いのですが、実はその頃にはスタートが遅れ始めているケースも少なくありません。
秋野菜で毎年安定して収穫している方は、夏の間に計画を立て、畑を空け、土を作り、必要なら育苗まで始めています。
最初に栽培計画を立てる
秋野菜の準備というと、種を買ったり苗を買ったりすることを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、本当に最初にやっておきたいことは計画です。
栽培時期を決めるときに考えておきたいのが、その野菜をもっとも消費するのはいつなのかということです。
家庭菜園では、育てることが目的になってしまうことがありますが、本来は収穫して食べることが目的です。
例えば鍋料理が好きなら、ハクサイを冬前に収穫したい、日常的に大根を味噌汁に使いたい
ブロッコリーをサラダとして長く収穫したい、このように用途から考えると栽培時期を決めやすくなりますよね。
そしてもう一つ大切なのが、今の畑の状況を確認することです。
秋野菜を植えるには、当然ですが栽培する場所が必要です。
ところが毎年よくあるのが、種や苗を買ったけれど、植える場所がなかったという失敗です。
まずは畑全体を見渡して、どこを秋野菜用に使うのか、どの畝をいつ空けるのか、ここを整理することから始めましょう。
夏野菜の撤収計画を立てる
秋野菜の成功を左右する重要なポイントが、夏野菜をいつ終わらせるかです。
例えばキュウリですが、高温が続くと株が急激に弱ることが多く、お盆を過ぎるころには収穫量も落ち、病害も増えてきます。
また、春ジャガイモを育てていた場所は比較的早く空くため、秋野菜向きの優良区画になります。
一方で、ナスやピーマンは他の夏野菜と少し違って、これらは秋まで長く収穫できる野菜です。
このように、野菜ごとに収穫を終わらせる時期が違うので、残す畝と空ける畝を分けて考えることが大事です。
畑の見取り図を作って、春から夏にかけてどこに何を植えたのか、そこに書いておくだけでも、秋野菜に必要なスペースが見えてきます。
このときに必ず確認しておきたいのが連作障害です。
例えば春にキャベツを育てていた場所へ、秋もキャベツやハクサイを植えると生育不良が起きやすくなることがあります。
同じアブラナ科同士の連作は避けるのが基本です。
また春にナスやトマトを育てていた場所へ、同じナス科の秋ジャガイモを植えるのも避けた方が無難です。
このように畑の場所を考える段階で、連作障害まで確認しておくと、後々のトラブルを減らすことができます。
夏に秋野菜向けの土作りを始める
秋野菜は土作りの差がそのまま収穫量の差になりやすい野菜です。
特にハクサイやキャベツ、ブロッコリーなどは肥沃な土を好みます。
土作りを省略すると、葉の枚数が増えない、株が大きくならない、結球しない、花蕾が小さいといったトラブルが起こりやすくなります。
そのためには、時間をかけて丁寧に土作りをすることが大事になってきます。
まず夏野菜を撤収したら、残った根や茎を片付けることから始めます。
次に雑草を取り除きます。
この時期の雑草は種ができるスピードも速いため、放置すると秋以降の管理が大変になります。
雑草は根ごと取り除くか、種ができる前に刈り取っておきましょう。
夏の間に刈り取った草は、細かく刻んで畑に漉き込んでもかまいません。
ただし、秋野菜の植え付けまでが短いときは、分解されずに土中に残るので、漉き込まずに撤去するようにしましょう。
次に夏の作業で忘れてはいけないのが、土の酸度調整です。
日本の初夏は梅雨が合って雨が多いため、ほとんどの畑で土が酸性に傾いています。
酸性が強い場合は石灰質資材などを施しておきましょう。
植え付け直前に資材を投入すると、酸度調整が間に合わなくなる可能性があるので大幅な調整は耕うん後早めに終わらせておき、直前では微調整する程度にしておくのが、大きな失敗を防ぐポイントです。
酸度調整が終わって土が落ち着いたら、堆肥を入れておきましょう。
特に秋野菜は生育期間が長いため、根がしっかり張れる環境が大切です。
目安としては1平方メートルあたり2〜3kg程度の完熟堆肥です。
ここでよくあるのが、堆肥と石灰はどちらを先に入れるのかという質問です。
基本的には、まず石灰をまいて土と混ぜ、その後に堆肥を入れる方法がおすすめです。
昔から、石灰と堆肥は一緒に入れてはいけないと言われることがあります。
これは未熟な有機物や大量の石灰を同時に施した場合、窒素が失われたり、発酵に影響が出たりする可能性があるためです。
ただし、現在市販されている完熟堆肥を家庭菜園で使う程度であれば、同じ日に施して一緒に耕しても大きな問題になることはほとんどありません。
夏の土作りの最後の手順は元肥の投入です。
元肥を入れるタイミングですが、これは堆肥や石灰とは少し考え方が違います。
堆肥や石灰は1か月以上前から準備しても問題ありませんが、元肥はあまり早く入れ過ぎないようにしましょう。
目安としては、種まきや植え付けの1〜2週間前です。
そして元肥ですが、品種によって必要な量が変わります。
ハクサイやキャベツ、ブロッコリーなどの大型の葉物野菜は肥料を比較的多く必要とするので、一般的な化成肥料なら、1平方メートルあたり100〜150g程度が目安です。
家庭菜園でよく使うスコップなら軽く1杯程度、手でつかむなら2〜3握り程度です。根菜類では1平方メートルあたり、50〜100g程度を目安にしておきます。
肥料を入れるときですが、一か所に固めて入れるのではなく、畝全体に均一に混ぜ込むことが大切です。
この理由ですが、肥料が偏ると、よく育つ場所と育たない場所ができ、生育ムラが発生するからです。
生育にムラが出ると、追肥時期や収穫時期がバラバラになり、管理しにくくなってしまいます。
気温が高いと作業することが億劫になりがちですが、夏は微生物の活動が活発な時期です。
今のうちに堆肥や有機物を入れておくと、秋の植え付けまでに分解が進み、野菜が利用しやすい養分へ変わっていきます。
だからこそ、秋野菜の土作りは早めのスタートが断然有利なんです。
過度な無理は禁物ですが、暑さに負けずに頑張っていきましょう!
真夏の育苗を制する者が秋野菜を制する
最後のPartでは育苗について解説していきます。
実は秋野菜最大の難関は種まきではなく、真夏の育苗です。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ハクサイ、レタス類、これらは真夏に苗を育てることが多い野菜です。
ところが、本来これらは冷涼な気候を好む野菜のため、真夏の高温環境は非常に厳しい条件になります。
秋野菜の発芽と育苗は少し難しいですが、ちょっとしたコツを掴めば、成功の確率はぐっと上がります。
まず発芽までは乾燥対策が重要です。
種は十分な水分を吸収しなければ発芽できません。
夏は土の表面が数時間で乾くことも多いので、朝だけでなく夕方も確認し、乾いていれば水やりを行いましょう。
ただし、水のやり過ぎで常にベチャベチャの状態も良くありません。
土の表面が乾き始めたら与えるくらいが目安です。
また、発芽後は、高温と徒長のトラブルが多くなります。
徒長とは苗がひょろひょろと間延びする現象で、徒長した苗は倒れやすく、植え付け後の活着も悪くなります。
そこでおすすめなのが、発芽後は朝日が当たり、午後は少し日陰になる場所で管理することです。
家庭菜園であれば、東向きの軒下や、遮光率が30〜50%程度の遮光ネットを利用するのも効果的です。
また、育苗中は害虫対策もポイントです。
特にアブラナ科の野菜は発芽直後から虫に狙われやすく、中でもコナガやアオムシは、短期間で葉を食べ尽くしてしまいます。
そこでおすすめなのが遮光を兼ねた防虫ネットで、うまく活用すると被害を大幅に減らせます。
さらに風通しも大切です。
トレー同士を密着させず、少し間隔を空けて管理すると病害の発生も減らせます。
秋野菜は苗半作という言葉がありますが、良い苗ができれば半分成功したようなものです。
最後のコツは、種まき適期と品種選びを守ることです。
ほとんどの野菜には種まきの適期があって、早過ぎると暑さで生育不良になり、遅過ぎると寒さの影響を受けます。
どれだけ環境を整えても、品種に合わない種まきは失敗に繋がってしまいます。
また、品種選びも大事で、最近は暑さに強い品種も増えています。
種を購入する際は、耐暑性、高温期播種向けなどの表示も参考にしてみてください。