Ikuo Suyama - A Journey as Staff Engineer at SmartNews: 一年間の経験から語る、ICキャリアの今とこれから
Scrum Tokyo
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エンジニアのマネジメントキャリアパスであるEngineering Managerは近年急速に普及・浸透し、書籍やカンファレンスなど多くの情報源を見つけることができます。また日本においても、実際のキャリアパスが整備されつつあります。
一方、マネジャーではないキャリアパス、英語圏で言う Individual Contributor (IC) の道は、日本ではまだ十分に確立されているとは言えません。それに該当する適切な日本語訳すらないのが現状で、そのキャリアラダーの先にある上級職となれば、認知度はさらに低いと言って過言ではないでしょう。
Staff+ Engineer は、そうしたICとしてのキャリアラダーで近年注目されている役職です。(注:Staff+ とは、Staff Engineer 以上の役職の総称)
日本語で「スタッフ」と聞くと、「従業員」というニュアンスを想起されると思います。しかし、Staff Engineerの「Staff」は、軍隊で使われる "Staff Officer(参謀将校)" が語源です。これは司令官の直属の補佐役として、組織全体の意思決定を支える重要な役職であり、司令官にとっての「杖(Staff)」となる存在に由来するそうです。 この「参謀」の役割を現代のテクノロジー企業に当てはめたのがStaff Engineerであり、単に「シニアの上のエンジニア」というだけでなく、「技術で組織を支え、導く参謀役」 という、専門性と影響力の大きな役割を示しています。
チームに "Tech Lead" を置くケースは最近よく見かけます。もちろんその責務は組織によって異なりますが、一般的にTech Leadが単一チームを技術的に導くのに対し、Staff Engineerはグループや部署といった、より広い単位での技術責任を担う存在、と捉えるとイメージしやすいかもしれません。
「スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ」や「スタッフエンジニアの道 ―優れた技術専門職になるためのガイド」といった素晴らしい書籍が翻訳されたことで、その名称は一定の認知を得たように思います。しかし、その役割や責任、キャリアパスの築き方については、特に日本ではまだ具体例や経験者は多くないのではないでしょうか。さらに、AI技術の急速な発展は、これら上級職のあり方そのものを変えつつあります。
本セッションでは、日本発のグローバル企業 SmartNews にて Staff Engineer を務めた1年間の実体験をもとに、この役職の実像に迫り、さらに現在起きているAI時代での変化と生存戦略を考えます。
組織での立ち位置と日常業務:日々何を考え、どう動いているのか
プロモーションへの道のり:いかにしてこのポジションを得たのか
やりがいと困難:この役職ならではの楽しさ、そして大変さ
成功と失敗からの学び:うまくいったこと、いかなかったことから得た教訓
AI時代の生存戦略:激変する時代に直面する責務と、自身のキャリア戦略
ICキャリアに興味を持つエンジニアの方々、組織でのキャリアラダー整備を検討されている方々、そして技術の変化に適応したキャリア戦略を考えたい全ての方にとって、参考になれば幸いです。