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【報ステ解説】北朝鮮5万人派兵か…ロシアの狙いは?NATO“限定攻撃”の可能性も【報道ステーション】(2026年8月10日)

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【報ステ解説】北朝鮮5万人派兵か…ロシアの狙いは?NATO“限定攻撃”の可能性も【報道ステーション】(2026年8月10日)

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以前、ウクライナとの戦争のため、ロシアに北朝鮮の兵士が派遣されましたが、ここへ来て、新たに最大5万人の北朝鮮兵が派遣されるとの情報が出てきました。何を意味するのでしょうか。 ■韓国に防空網支援を要請 ロシア軍が飛ばしてくるミサイルやドローン。特に今年に入ってから激化する一方で、民間人の死傷者数は過去最悪のペースです。 オデーサ市民 「ウクライナには安全な場所なんてない。だから安全対策を徹底するしかない」 東部の前線はこう着状態ですが、ロシア軍による民間人を標的とした攻撃は、ウクライナ全土で連日のように行われています。 先日、パトリオットのライセンス生産がいったんは認められたものの、その後、トランプ大統領が発言を覆し、先は見通せていません。そんな中、ゼレンスキー大統領が今期待を寄せているのが。 ウクライナ ゼレンスキー大統領 「韓国から足りないものの支援を受けたい。防空システムのことです」 なぜ韓国なのか。ゼレンスキー大統領は「ロシアが北朝鮮に派兵を要請し、3万~5万の北朝鮮軍兵士がロシアに配置される」という情報を明らかにしました。さらに「ミサイル攻撃により、先月30日5人が殺害された際、使用されたのは北朝鮮製のミサイル」ともしています。 ウクライナ ゼレンスキー大統領 「北朝鮮は現代戦を経験して、武器ライセンスも供与されます。韓国とウクライナは緊密な関係を築くべきです。我々は協力に前向きです。ドローンなどで連携ができます」 血を流すことでロシアとの関係を強化している北朝鮮。一方の韓国は、難しいかじ取りを迫られることになります。韓国が武器支援を拡大すれば、ロシアと北朝鮮の軍事協力をさらに強め、かえって韓国の安全保障を悪化させかねないからです。与党系のメディアは。 韓国 ハンギョレ新聞 「我々がNATO・アメリカ・日本との連携を強めるほど、朝ロ・朝中関係が“緊密”になる悪循環が繰り返されている」 ■ロシア 数年以内にNATO“限定攻撃”か 地域を引きずり込む、ロシアのウクライナ侵攻。NATOへの脅威も強まってきました。 アメリカ情報当局(米ウォール・ストリート・ジャーナル) 「ロシアがNATOに対し何らかの行動に出るとすれば、この秋から2029年の間と推定されている」 ここ最近、NATO諸国ではロシアからのドローンなどの侵入が繰り返されています。いずれ軍事行動がエスカレートする可能性は高いとされ、各国の反応や結束が試されています。 ラトビア クルベルグス首相 「プーチン氏は早急な勝利を求めていて、複合的な脅威に備える必要があります」 ■ロシアの思惑は ロシア情勢に詳しい、防衛省防衛研究所の兵頭慎治さんに話を聞きます。 (Q.北朝鮮によるロシアへの派兵の動きをどうみますか) 防衛省防衛研究所 兵頭慎治さん 「2年前の第1弾に比べて大規模なものになる可能性が高いです。一部の部隊はすでにロシア領内で、戦闘の準備に当たってるのではという指摘も出始めてます。気になるのは、どの程度の兵力を北朝鮮がロシアに派兵するのか。また、北朝鮮側が見返りに何をロシアから得るのか。北朝鮮が一番期待しているのはロシアの先端の軍事技術、核ミサイル技術などです。大規模な派兵が実現した場合には、北朝鮮に対する見返りとしてロシアからの軍事技術の供与されることも懸念されると思います。今回のポイントはミサイル部隊。これを北朝鮮が展開させようとしているのではないか。ロシアは今、ウクライナ領内に対してミサイル攻撃を行っていますが、ウクライナ側はパトリオットという迎撃ミサイルが枯渇しつつあるということです。北朝鮮から120発程度の短距離弾道ミサイルを入手した上で、冬に向かってウクライナへのミサイル攻撃を強化していくことも心配されています。他方で、ロシア領内も、ドローン攻撃などウクライナから受けていて、国内で動揺が走っているので、ゼレンスキー大統領は何とかしてプーチン大統領に終戦を迫りたい構えですが、北朝鮮の派兵をロシアが受け入れることからすると、プーチン大統領は短期的には戦闘停止を考えてないようにも見受けられます。むしろ9月下旬には議会下院選挙が行われ、これを乗り切った後には強制動員があるのではないかという観測もロシアで高まっています。プーチン大統領がどう出てくるのかも注目されると思います」 (Q.ロシアがNATOに“限定的な地上侵攻”をすることはあり得ますか) 防衛省防衛研究所 兵頭慎治さん 「可能性はあり得るとアメリカ当局者も見ているようです。去年秋からNATOを挑発するような形で、ロシアの戦闘機の領空侵犯や、ドローンの飛来というのは続いてきて、この挑発行動のレベルが少しずつ上がってきています。究極的なNATOに対する挑発行動というのが、ロシア兵をNATO加盟国のポーランドなどに侵入させること。色んなシナリオが想定されるようですが、例えば、ロシア兵が誤って、GPSが間違っていたとして、NATO加盟国に侵入、しかしすぐ撤収する。こうした場合に、果たしてNATOが第5条の発動、集団防衛も含めて反応することができるのかできないのか。そこをロシア側はテストするために、挑発活動を強めていくのではないかという見方があります。 (Q.なぜNATOをそこまで試すのでしょうか) 防衛省防衛研究所 兵頭慎治さん 「プーチン大統領からすると、今回のウクライナ侵攻というのは、NATO拡大を阻止する目的が1つあったわけですが、結果的にフィンランド、スウェーデンがNATOに入ってしまいました。これはプーチン大統領のオウンゴールになってしまいました。拡大は阻止できなかったけれども、なんとかしてNATOの機能不全をあぶり出す、露呈させていくと。特にロシアと全面戦争は、32カ国のNATO加盟国に望んでない国もたくさんあるということなので、挑発活動をエスカレートしながら、そこをテストしていく。特に今、アメリカが、イランの戦争で手いっぱい。アメリカ軍も消耗しているので、ヨーロッパの安全保障から引いている状況です。ここも見据えながら今後、挑発活動をさらに強めていく懸念が高まっているということだと思います」 (Q.西ではNATOへの挑発。東では北朝鮮からの派兵。ロシアの今後の動きをどうみますか) 防衛省防衛研究所 兵頭慎治さん 「ウクライナ戦争も4年半を迎え、長期化しつつあります。心配なのは、ロシアとしてはNATOが反応しないだろうとして挑発を強めたとしても、万が一、アメリカも含めて反応して軍事的な緊張が高まることです。そして北朝鮮も派兵の動きを強め、事実上、戦争に参戦を果たしています。その代わり、ロシアから支援を受けて自らの軍事能力を高めることで、東アジアの安全保障にも否定的な影響を及ぼします。心配されるのは、ヨーロッパやアジアを巻き込むような大きな否定的な動きにつながることがないかどうか。その観点からもこの戦争は早期に収束をする必要があると思います」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2026 [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp