【音楽ガチ分析】松﨑国生『エリーゼとかのために』~ 作曲家の冗談をガチで解説‼ 誇張しすぎたベートーヴェン。実は意外と奥が深い? 笑えるだけじゃない本気の音楽
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【音楽ガチ分析】松﨑国生『エリーゼとかのために』~ 作曲家の冗談をガチで解説‼ 誇張しすぎたベートーヴェン。実は意外と奥が深い? 笑えるだけじゃない本気の音楽
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今回は、作曲家・松﨑国生さんとのコラボ回!
作曲家のトイドラが、松﨑さんのアレンジ作品『エリーゼとかのために』を分析します。
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4:51 分析はじめ
☆『エリーゼとかのために』元動画→ • エリーゼとかのために / Foooooooooor Elise #piano #sh...
☆『エリーゼとかのために』楽譜販売ページ → https://www.kuni0.com/product-page/ピア...
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【松﨑国生さんについて】
◯プロフィール
松﨑国生 Kunio Matsuzaki
作曲家、編曲家
高知県出身。高知県立高知丸の内高等学校音楽科卒業。くらしき作陽大学音楽学部音楽学科卒業。これまでにNHK交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、神戸市室内管弦楽団、ズーラシアンブラス、Alto de Campagneなどの演奏団体、著名な演奏家多数に作品を提供。NHK音楽祭2016〜2019「シンフォニック・ゲーマーズ 1〜4」に編曲家として参加(NHK BSプレミアムにて放送)。2017年に岡山県にて個展を開催。2024年に第9回グラチア音楽賞を受賞。小沢健二の楽曲に編曲補助で参加するなど多方面のジャンルへの活動も展開している。演奏家としても長岡京室内アンサンブルなど多数の公演に出演。ヴァイオリンを宮内康恵、森悠子の各氏に師事。作編曲は独学。
・公式ホームページ → https://www.kuni0.com
・YouTube → / @松﨑国生の作編曲
・X(Twitter)→ https://x.com/KunioMatsuzaki?ref_src=...
・Instagram → https://www.instagram.com/kunio_compo...
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〈総評〉
【前提知識】
・この曲はベートーヴェンの「エリーゼのために」をもとにした二次創作。
→ほかにリストの「パガニーニによる大練習曲」から「ラ・カンパネラ」「カプリース第24番」も引用。
・「エリーゼのために」は女性にささげられた曲。
→ベートーヴェンは大変なプレイボーイで、無茶なアプローチをしては度々玉砕していた。
→かなりあっさりした上品な曲だが、ベートーヴェンの本性はこんなもんじゃなかった……?
・「エリーゼ」が誰なのかは諸説アリ。
→候補となりうる女性がいっぱいいる。
【楽式】
・原曲とは違い、とっ散らかった楽式。
→もはやロンド形式ですらない。
「A→引用①→B→引用②→結尾部(A)」
→主題回帰すると思いきやしない、という浮気性な空振りが多い。
・展開が多く、大変短い。
→いきなり勝手に盛り上がったりフラフラよそ見したりする。
【リズム】
・不規則な変拍子を含み、ムラっ気のあるリズムに。
→移り気な様子をリズムで表現。
→リズムが脱落したり、逆に余計な音符が足されたり、とにかく落ち着かない。
【メロディ・和声】
・原曲を誇張。
→半音の動きを山盛りに。
→部分転調をさらに目立たせるため、反復進行を多用。
→低音をもっと密集させ、地鳴りのように。
もはやベートーヴェンというよりリスト。
・いかにも古典クラシックっぽいフレーズが大量に散りばめられる。
→「なんか聞いたことある?と思わされる」あるあるフレーズ。
・全体的にはD進行中心で、いかにも古典。
→ただし、ラグタイムの部分だけはジャズっぽいコードに。
【表現】
・ピアノ演奏における解釈&表現の実践に最適。
→クラシック音楽では、奏者による解釈と表現が特に重視される。
→冗談的な内容で誇張されているので、多様な解釈と表現がしやすい。
→結構弾き手の技量が試されるかも。
・クラシックにおける引用の面白さ。
→2つの狙い。
①曲が似ているから引用する。
例)「エリーゼのために」のA'セクション最後と「ラ・カンパネラ」の冒頭。
例)「エリーゼのために」のBセクションと「ラ・カンパネラ」の第2主題。
例)「エリーゼのために」のAセクションと「カプリース第24番」のコード進行。
②歴史的に関係があるから引用。
例)リストはベートーヴェンの孫弟子。
例)リストもベートーヴェンもプレイボーイで知られる。
→引用されている「パガニーニによる大練習曲」も、パガニーニの主題をリストが引用して作曲したピアノ曲。
この楽曲ではそれをさらに引用しているので、2重の引用。
・クラシック音楽と現代的な感性がみごとに融合。
→変拍子やシンコペーションの活用。
→突然現れるオシャレ和音の効果。
・こんな曲を女性にささげたら絶対フラれる。
→ベートーヴェンの恋愛遍歴に対するオマージュ。
→原曲の方は、小ぢんまりした曲でベートーヴェンの情熱が控えめ。
ベートーヴェンの本性は出てないかも…?
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作曲家のトイドラ → https://tomita-haruki.studio.site/
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