【感動する話】「菓子作りしか能のない奴は黙ってろ」私を会社から追い出す娘婿→大口取引先との契約更新で「お母様はどちらに?」娘婿の説明を聞き社長の顔が一変する【朗読】
感動物語文庫
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【感動する話】「菓子作りしか能のない奴は黙ってろ」私を会社から追い出す娘婿→大口取引先との契約更新で「お母様はどちらに?」娘婿の説明を聞き社長の顔が一変する【朗読】
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【今回のお話】
「菓子作りしか能のない奴は黙ってろ」
小さな店から三十年かけて育てた和菓子の会社。
六十二歳の鈴子は、二年前に経営を娘婿へ引き継いだあとも、工房で味を確かめ、若い職人たちを育てていました。
作ったばかりの一口だけでなく、届けた先で、お客様が口にする時までおいしくあってほしい。
その思いを込めた確認の時間さえ、娘婿には「無駄」にしか見えていなかったのです。
試作品の違いを伝えようとした鈴子に返ってきたのは、耳を疑う言葉でした。
「もう工房には来ないでください。みんなが迷惑してるんで」
隣にいた娘も、母の目を見ようとはしません。
鈴子は使い込んだエプロンを畳み、会社を去りました。
一週間後、大口取引先との契約更新の日。
引き継ぎのために呼ばれた鈴子は、応接室の外で待たされていました。
すると、中から取引先社長の声が聞こえてきます。
「お母様はどちらに?」
母には引退してもらったと、得意げに説明する娘婿。
ところが、その言葉を聞いた社長の顔が一変します。
鈴子が呼ばれて部屋に入った時、契約書は閉じられていました。
娘婿が切り捨てた「菓子作り」。
そこには、彼がまだ知らない、長年の仕事の積み重ねがありました。
家族だからこそ見過ごされてしまう努力と、手から手へ受け継がれる思い。
自分の居場所を失った一人の女性が、大切にしてきたものと向き合う物語です。
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家族への想い、人との出会い、理不尽を乗り越える勇気。
心を動かすさまざまな物語を、一話完結の朗読でお届けしています。
家事の合間や、ひと息つきたい時間に。
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