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江戸の人は本当に、真冬は毎晩13時間も寝ていたのか?

むかしのホント

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江戸の人は本当に、真冬は毎晩13時間も寝ていたのか?

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むかしのホント
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江戸の人は、暗くなったら寝ていた。よく聞く話ですが、その通りに暮らすと、真冬は毎晩13時間も布団の中です。灯りの油は本当に、夜を諦めるほど高かったのでしょうか。油の値段と町の夜の記録から確かめました。 ▼目次 0:00 真冬は毎晩13時間? 0:49 この話の出どころ 2:05 「暗くなったら」は何時か 2:46 油は本当に高かったのか 3:44 1晩の油を割り出す 4:36 16文の負担 6:22 行灯はどれほど暗いのか 7:56 夜の町の時刻表 9:27 夜が長いと油は1.5倍 10:30 早く寝るな、という教え 11:39 答え ▼出典 ・三田村鳶魚『江戸ばなし 其2』(1943。『文政年間漫録』の引用を含む) ・菊池貴一郎『江戸府内絵本風俗往来』(1905) ・貝原益軒『養生訓』(1922 版) ・小川顕道『塵塚談』(温知叢書) ・富田高慶『報徳記』(1927 版)(以上、国立国会図書館デジタルコレクション) ・コトバンク「行灯」「合」「勺」「不定時法」「寄席」「夜鷹そば」「二八そば」「木戸」「木戸番」「照度」「養生訓」 ・国立天文台 暦Wiki「夜明と日暮」「定時法と不定時法」、各地のこよみ 東京(時刻と夜の長さは、これをもとに計算) ・照明学会「昔のあかり生活体験会」(2025) ・パナソニック 住宅照明の計画 ・関東労災病院「働く女性の健康づくり」(NHK 国民生活時間調査 2020 より) ・クリナップ「江戸散策」第55回(魚の油の値段の説) ・金谷啓之(講談社 現代新書、2025)、江戸ガイド「照明」の記事(俗説の例として) ※「暗くなったらすぐ寝た、は江戸の町には当てはまらない」は、史料の言葉ではなく、史料から読める本動画の見立てです。今より早く寝ていた可能性は否定できず、農村や貧しい家の夜はこの数字では言えません。 ※1晩の灯り代は 1808 年(文化5年)の油の値、お菓子代と八百屋の儲けは 20 年ほどあとの文政のころの値で計算しています。文政の大工の日当(銀 5.4 匁≒594 文)と比べると灯り代は約 3% です。1836 年の 26 文も、文政のころの儲けと比べています。大工の 1 年の余り約 8100 文は、銀 73 匁 6 分を銀 1 匁=110 文で換算した値です。幕末 1867 年の 1 合 200 文は、この見積もりに入れていません。 ▼画像 田中久重の万年時計(1851・国立科学博物館) Wikimedia Commons(CC0)/歌川広重「東海道五拾三次 日本橋 朝之景」 Wikimedia Commons(CC0)/歌川広重「名所江戸百景 猿わか町よるの景」 Wikimedia Commons(Public domain)/菊池貴一郎『江戸府内絵本風俗往来』中編の挿絵「冬夜の縫針」「商家の繁忙」と本文、三田村鳶魚『江戸ばなし 其2』の版面(p.21・22-23・26・54・58-59)、貝原益軒『養生訓』1922 版の版面(p.50・53) 国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了) BGM: 散歩日和 / hotaru sounds(OpenTracks) 効果音: 効果音ラボ