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数時間で設置可能な“インスタントハウス” 熊本地震の被災地で設置要望拡大 開発のきっかけは…東日本大震災で出会った子どもたちの言葉

CBCニュース【CBCテレビ公式】

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数時間で設置可能な“インスタントハウス” 熊本地震の被災地で設置要望拡大 開発のきっかけは…東日本大震災で出会った子どもたちの言葉

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熊本地震の被災地に向け、東海地方から支援も。 (名古屋工業大学 北川啓介教授 7月31日 中部空港) 「『インスタントハウスの人ですよね、すぐ建ててください』と言われたので、今から資材を全部持って行く」 7月31日、中部空港から熊本に飛び立った名古屋工業大学の北川啓介教授。建築設計や防災工学が専門で、これまで国内外の被災地に自身が考案したインスタントハウスを届けてきました。 (田中希宜記者 8月1日 熊本・氷川町) 「インスタントハウスが作られている向かい側は、家屋が完全に倒壊しており、この通りは全ての家が崩れてしまっています」 北川教授が支援に入ったのは、震度7の揺れを観測した氷川町です。 「10年前より被害がひどい」 空気を送り込むと、数分で形が整ってきました。 (名古屋工業大学 北川啓介教授) 「場所と向きをみんなで決めましょう」 周囲の家屋は大きく傾き、瓦や部材などが散乱。40軒ほどが集まるこの地区の約半数の家は全半壊に。この日は、テントを張ってしのぐ町民や車中泊を続けている町民も… (木水典子さん 45歳) 「(10年前の)1回目 2回目の地震はそこまで被害は無かったが、3回目になるといろいろ物が倒れたり、あっという間で驚き。被害が以前よりひどい」 木水さんは、この実家で母親の章子さん(64)と2人暮らしでした。 (木水典子さん) 「今は車中泊。家でクーラーがつかない分、不便に思い(日中も)車の中に1時間以上いるときもある」 氷川町に設置した理由は? 北川教授が今回、氷川町のこの場所にインスタントハウスを届けた理由は… (名古屋工業大学 北川啓介教授) 「今回(被災地を)見た中で、家がどうなるか心配で家の前で暑いのにテントの下で休んで夜も寝たりしている。それが建築を専門にしている私にとってすごく悔しい」 北川教授は地震発生翌日に現地調査をし、この空地での設置許可がおりたということです。 (木水典子さん) 「布団の上で横になれることが1番の楽しみ」 開発のきっかけは…東日本大震災で出会った子どもたちの言葉 北川教授がインスタントハウスを開発するきっかけは、2011年の東日本大震災。岩手県石巻市の避難所で出会った、地元の子どもたちの言葉が胸にささりました。 (名古屋工業大学 北川啓介教授) 「石巻中学校の避難所を訪ねたとき、小学3年生と4年生の男の子が『なんで仮設住宅ができるまで、3か月~6か月もかかるのか』と言って、『大学の先生なら来週建ててよ』と言ってくれた。それがきっかけで、人生が180度変わった瞬間」 震災後すぐに研究開始。2024年の能登半島地震でも、約250のインスタントハウスを設置しました。 空気の圧力で膨らませたあとは内側から断熱材を吹き付け、約3時間で完成となります。 「安心する」「とても助かる」住民からは喜びの声 初めて目にした氷川町の住民たちは… (住民) 「安心するよね、これがあったらね」 「インスタントハウスができると聞いて『本当にできるのか』と思ったが、エアコンが効いて足も伸ばせて休めるなら、とても助かると思う」 中は直径5メートル・高さ4メートルほどの広々とした空間。厚さ約4センチの断熱材のおかげで、エアコンを付ければ年中快適な環境が保たれます (木水典子さん) 「広いですね。隣近所に大声出しても大丈夫そう。早急にできて良かった。車中泊だとガソリン代が上がっているので、お金がかかる。ゆっくり足を伸ばして横になりたい」 北川教授は2日間でこの空き地に5棟、周辺の家の敷地にも5棟設置。現在、八代市や宇城市からの設置希望の要請などもあり、県内の被災地全体で今後150ほどの設置を予定しています。 「人生をかけて人々のために最大限尽力したい」 費用は名古屋工業大学が募っている設置支援の基金でまかなわれ、1棟が45万円ほどです。 (名古屋工業大学 北川啓介教授) 「気持ちをすごく込めて作っているし、寄付を原資にして作っているので、そういった気持ちも込められている」 2011年に石巻の子どもたちに『大学の先生だったら建ててよ』と言われた宿題。北川教授は、きょうも氷川町で設置工事を進めています。 (名古屋工業大学 北川啓介教授) 「まだまだですよね。階段が10段あるとしたら、1段目に足を乗せたか乗せないかくらい。人生をかけて人々のために最大限尽力したい」 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...