静岡県静岡市清水区にある峠 「薩埵峠」
キャラメルメイ
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静岡県静岡市清水区にある峠 「薩埵峠」
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薩埵峠は、静岡県静岡市清水区にある峠です。
東海道五十三次では由比宿と興津宿の間にあります。
鎌倉時代に由比倉沢の海岸で漁網にかかった地蔵の石仏を
当地に祀ったといいます。
また、東海道五十三次蒲原辺りから見ると観音菩薩が横になる姿に見えると言われます。
富士山と海、高速道路、鉄道等を一望に収めることができる撮影スポット・
絶景スポットとして知られ、多くの写真愛好家や観光客が訪れます。
国道1号、東名高速道路、東海道本線が海岸線沿いを沿うように走ります。
市内興津地区と由比地区の境界付近は、薩埵山が海へと突き出す地形となっており、
古くは海岸線を波にさらわれぬよう駆け抜ける必要がありました。
このため、同様の状態であった新潟県・富山県境の親不知と並び称されたり、
東海道の三大難所として語られてきました。
このため1607年の朝鮮通信使の江戸初訪問の際に
山側に迂回コースとして造られたのが薩埵峠です。
駿河湾に面した清水港の北に位置する薩埵峠は標高93 メートルの小さな峠で、
峠道はミカン畑のある急斜面の細道ながら、
興津駅と由比駅の間には遊歩道も整備されています。
峠にある展望所からの富士山と駿河湾の景色は、
歌川広重の浮世絵『東海道五十三次・由比』にも残されるほどの絶景で、
東名高速道路の宣伝材料など、さまざまな素材にも利用されています。
ここから見渡せる由比地区西部が東名高速道路と
国道1号およびJR東海道本線が並行して走る区間で交通の要所でもあることなどから、
通過交通の現況を一覧できるポイントとして、静岡の民放やNHK静岡放送局が、
薩埵峠からほど近い場所に情報カメラを設置しています。
薩埵という名称が「去った」と読めて語感が悪いという理由で、
江戸時代末期の和宮の徳川家茂への婚儀の行列はここを通らずに、中山道を通りました。
また、百人一首で知られる和歌で、
田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける -山部赤人
における「ゆ」は現代語の「から」に相当する助詞ですが、
「田子の浦を過ぎた」と解釈することも可能で、
東海道五十三次の蒲原、由比、興津の辺りで富士山を見る高台、
薩埵峠辺りと訳す事ができ、ここで詠まれたのではないかとも言われます。
東海道の難所であった薩埵峠は軍事的にも重要視され、
1351年には足利尊氏と弟の直義が、また
1568年には武田信玄と今川氏真及び北条氏政の援軍がこの峠で戦っています。