フリーBGM ルナリエル
迷走デュル
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迷走デュル
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昔、とある小さな村に一人の少女がいました。
少女には、毎晩「ある場所」で誰かを待つ習慣がありました。
けれど、ある夜を境に少女は姿を消します。
年月が流れ――。
村では夜になると、古い丘に少女の幽霊が現れるという噂が生まれます。
彼女は誰かを襲うわけでもなく、ただ丘の上で夜空を見上げている。
そしてある旅人が、幽霊となった少女に出会います。
少女は自分がなぜここにいるのか、何を待っているのかを覚えていません。
旅人と少女は一緒に記憶を辿っていきます。
やがて分かる真実――
少女は、最後まで帰ってこなかった大切な人を、ずっと待っていた。
でも、その人はもう帰ってこない。
少女がこの世に残っていた理由は、恨みではなく……
「もう一度だけ、会いたかった」
という願いだった。
そして最後、少女はようやくその人との約束を思い出します。
「もし帰れなくても、夜空を見上げれば、きっと同じ星を見ている」
少女は涙を流しながら微笑み、初めて丘を離れていく。
朝。
旅人が丘を見ると、そこにはもう少女はいない。
ただ、草むらに一輪の花が咲いていた