プラセボの正体|渡された人の脳から体が作る痛み止めが出ていた
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プラセボの正体|渡された人の脳から体が作る痛み止めが出ていた
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親知らずを抜いたあとの痛みに、成分の入っていないものを渡すと、痛みが引く人がいます。そこにナロキソンという、モルヒネの効き目を打ち消す薬を足すと、引いたはずの痛みが戻ってきます。引いていたぶんを作っていたのは、脳と脊髄が自分で出した、体が作る痛み止めでした。いっぽうで、膝の関節鏡の手術を受けた180人を、皮膚を切っただけで中では何もしない偽の手術と比べると、1年後の痛みはどちらの群も同じでした。プラセボ効果と呼ばれてきたものは、何と何を比べた話なのか。1955年の「1082人のうち35パーセントの症状が和らいだ」という数字がどう作られたかから、脳の中で実際に測られている反応までを追いかけます。
▼ 目次
0:00 オープニング
1:18 第1章 「3割に効く」という数字の出どころ
4:17 第2章 プラセボ群に無かった比較対象
7:30 第3章 無治療群を置いた測り直し
12:09 第4章 ナロキソンで消える鎮痛
15:40 第5章 隠して投与する実験
19:02 第6章 条件づけが動かす分泌
23:19 第7章 ドパミンの放出と脳の活動
26:52 第8章 ノセボ、逆向きの反応
31:08 第9章 プラセボだと明かして渡す試験
35:04 第10章 手術に対照を置く
40:16 エンディング
▼ この動画で分かること
・「プラセボを飲んだあとに良くなった」と「プラセボのおかげで良くなった」は別の文であること
・薬を渡さない群を置いて測り直すと、治ったかどうかや検査の値では差が消えたこと
・それでも体は反応していて、痛み止めの物質やドパミンが出ているのが実際に測られていること
・膝の手術も心臓のカテーテル治療も、偽の手術・偽の手技と比べて差が出なかったこと
▼ 主な出典
・Beecher HK. The powerful placebo. JAMA 1955;159(17):1602-6.
・Kienle GS, Kiene H. J Clin Epidemiol 1997;50(12):1311-8.
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・Tuttle AH, et al. Pain 2015;156(12):2616-2626.
※ この動画は特定の治療をすすめる/やめることをすすめるものではありません。
薬や治療の判断は、必ず主治医とご相談ください。
▼ 音楽
音楽: 'Origami' by Scott Buckley – released under CC-BY 4.0. www.scottbuckley.com.au
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