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なぜ今、議場の撮影を禁止? 県議会の疑惑が浮上した福岡県で今度は香春町議会が「取材制限」

RKB毎日放送NEWS

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なぜ今、議場の撮影を禁止? 県議会の疑惑が浮上した福岡県で今度は香春町議会が「取材制限」

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福岡県議会で問題が相次いでいることを受け、地方議会の透明性を求める声が高まっています。 こうした中、福岡県香春町の議会では取材で議場内を撮影することができなくなりました。今なぜ、取材を制限したのでしょうか。 議場内での撮影を禁止した香春町議会 RKB 今林隆史記者 「以前は議場内での撮影ができた香春町の議会ですが、今回は認められませんでした。その理由とされたのが報道の内容です」ロビーに設置されたテレビから議会の様子を撮影することしかできなくなった香春町議会。3月と6月には可能だった議場内での撮影が禁止され、議員や町長らの言葉や表情を撮影するという通常の取材ができなくなりました。 理由は「拡散されると・・・」議長の説明 その理由について香春町議会の小松新一議長は…香春町議会 小松新一議長 「撮影された映像や画像が一部だけ切り取られて拡散されますと、発言の文脈が失われ、事実と異なる印象を与える恐れがあります」 詳しい理由を聞こうと小松議長に取材を申し込みましたが「9月10月はスケジュールが詰まっていて取材に応じられない」という回答でした。 「カメラが議場に入るのを断るような議会があるのか」 この日、一般質問をした議員は…三村信也 議員 「開かれた議会と逆行してしまっているんじゃないかと、私自身は懸念を抱いています」山岡徹 議員 「大体カメラが議場に入るのを断るような議会があるのかなと逆に私は問いたいです」 ”議場の撮影禁止”福岡県に、もう一つの議会があった 福岡県内で報道機関による議場内での撮影を拒否しているのは他には大任町の議会だけです。 香春町の議会事務局「放送内容を問題視する意見が出た」から その放送とは 撮影を拒否した理由について香春町の議会事務局は「議会運営委員会で放送内容を問題視する意見が出た」などとしています。その放送とは、RKBが7月、香春町にある田川地区消防組合香春分遣所が隣の大任町に移転される問題を取り上げたニュースです。香春町 鶴我繁和 町長 「私は一切この移転問題について、その不安を聞いておりません」町長の言葉とは裏腹に消防施設の移転に対し不安を感じている住民の声を伝えました。 香春町を含む田川地区8市町村が組合を作り共同で行う消防行政。 そのトップは・・・田川地区消防組合・管理者 永原譲二 大任町長 「わがままじゃないですか。これは香春町が作った消防署じゃないんですよ。田川広域を網羅するためにたまたまそこに作った」 消えた「5つの候補地」 香春分遣所が移転する大任町の予定地はすでに工事が進んでいます。移転が決まる前に、香春町は移転先として5つの候補地を消防組合に提案しましたが、いずれも「基準を満たしていない」として却下されていました。 消防組合のナンバー2である副管理者を務める鶴我町長がなぜ基準を満たさない候補地を提案したのか? 香春町の9月議会で質問が出ました。山岡徹 議員 「香春町から大任町に分遣所が動くことになった根本的原因は、香春町の提示した土地が不適格で受領されなかったところにあるんでしょ」香春町 鶴我繁和 町長 「しっかり事務処理をしてきたことをしておりますんで、それの合うとこはないんですよ。しっかり言って申し訳ないんですけど、私たちは行政の責任をしっかり果たしてきた」 予定地の造成中にようやく「住民説明会」 また、住民への説明のあり方についても質問が出ました。三村信也 議員 「大任町、隣町に移転が決定するまで、町民に対して説明を、我々に対して説明をしてこなかった理由についてお聞かせください」香春町 鶴我繁和 町長 「物事が中途半端な形では発信できません。ある程度方針を出した時点でないと説明できない。逆に出した時にどうなる。どういうことなんだと言われた時に、私はその答えを持ち合わせてないので、ある程度方針が決まったところでしかお話ができない」移転が決定して予定地の造成が進む中、田川地区消防組合が香春町で住民説明会を開いたのは今年8月になってからでした。Q.不安の声はあると思うんですけど、そこに対してどう説明? 田川地区消防組合 永原譲二 管理者(大任町長) 「不安の声?助かる人もいれば、ちょっと遠くなる人もいる。どういう住民が不安を持っているのか、直接聞かんと分からんので」 撮影禁止で行われた住民説明会 香春町 鶴我繁和 町長 「何の関係がありますか。違うでしょ」 撮影が認められなかった住民説明会では町民から「移転が決まる前に説明がなかったのはなぜか」という質問が相次ぎました。香春町民「決まったことを言うよりも決まる前に話し合うべきだと思います」 香春町民「もうちょっと早く説明してくれていたら、やっぱりよかったかな」 香春町民「何度も皆さんがおっしゃっているように、少し遅かったのかなとは感じます」 2人の町長 説明会後は… 説明会の終了後…Q.説明はどうでしたか? 香春町 鶴我繁和 町長「・・・」Q.説明を早くして欲しかったという意見はどう感じましたか? 田川地区消防組合 永原譲二 管理者(大任町長) 「我々の行政のね、首長の仕事として早くスピードアップしてせな。そこにたまたま住民に対する配慮はちょっと遅かったかな。反省すべき点は今後はこうせないかんよねということでやろうかなとは思ってますけどね」 専門家が危惧する2つの問題 メディア学を専門とする同志社大学の小黒純教授は、「まず住民に知らせることが重要」と指摘します。同志社大学 小黒純教授 「住民に直接関わるような問題、命・健康に関わる問題なので、住民と一緒に考えていくということが基本だろうと思いますね」 また、議場内での撮影を認めなかった香春町議会について、「取材を拒否すると何が起きているか伝わらなくなる」と問題視しています。同志社大学 小黒純教授 「報道がなくなると傍聴しない限り、議会で何が行われているかが分からなくなる。積極的に住民が知ることによって健全な民主主義が成り立つと思いますので、報道機関が自由に取材できるように体制を整えるべきだと思いますね」命に関わる施設の移転に対し住民への説明と取材への対応は十分だったのか? いま問われているのは福岡県と県議会だけではありません。 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...