2025田代念佛剣舞盆供養2(宮古市川井)
Japanese folk performing arts 東北文映研ライブラリー映像館
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2025田代念佛剣舞盆供養2(宮古市川井)
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父の遺志胸に若人踊る・・(岩手日報16日朝刊)
宮古市区界の田代地区に伝わる県指定無形民俗文化財、田代念佛剣舞の伝承へ奮闘する若者がいる。保存会の新会長、黒沢大輝さん(21)。 前会長の父良一さんが1月に49歳の若さで 急逝し、後を継いだ。この時季は初盆を迎えた故人を供養する「御墓踊り」を披露しており、15日は良一さんの墓前と自宅で踊った。「踊り手、トップとして父に追いつき、 追い越せるようにしたい」と決意を新たにする。
祖父の代から保存会長を務め、継 ぐのは長男の自分しかいないと5 月に就任。15日は同市区界の自宅に 親戚が集い、縁側に置いた遺影の前で、黒沢さんら約10人が太鼓や笛、鉦の音に合わせて踊りをささげた。長刀を持て踊る「高舘」 も披露。墓前に移動し、御墓踊りを 優美に踊った。
長女由佳さん(26)、三男陸さんへ(川井中1年)も踊り手として参加。次男蓮さん(盛岡工高2年)は、良一さんが担った太鼓を今年から本格的に受け継ぎ、堂々とやりきった。
別れは突然だった。1月、地域の新年会に出ていた良一さんが、「倒れた」と出席者から電話があった。予兆はなく、搬送先の病院に直行したが昏睡状態。脳出血で翌日に亡くなった。
良一さんは一言で表すと「厳しい人」だった。剣舞の師匠でもあり、保存会の練習が終わって帰宅した後も細かい指導が続いた。今は「強いプロ意識だった」と思ぅ。「楽しみに来てくれる人たちのためにも、きれいに見せたい」と踊を披露するときは1秒も意識を切らさず、手の動きや手首のしなやかさに気を配る。会社員として働く傍ら、15日!向けて練習や準備を重ねてきた。母の由紀子(52)は「主人が亡くなり不安が大きかったが、何事も落ち着 いてこなしている。頼りにしている」と目を細める。
田代念佛剣舞は文化年間(1804~17年)から伝わるとされ、保存会のメンバーは約20人。初盆を務めを終えた黒澤さんは「協力してくれるみんなのおかげで成り立っている」と感謝し「ちゃんとできているから安心して」と空に語りかけた・