太陽に「触れた」探査機は、なぜ溶けないのか? 太陽の大気の中から撮った本物の映像
宇宙翻訳ラボ
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太陽に「触れた」探査機は、なぜ溶けないのか? 太陽の大気の中から撮った本物の映像
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太陽に「触れた」NASAの探査機パーカー・ソーラー・プローブは、なぜ溶けないのか。
盾の表側は約1,400℃、すぐ裏の機体は約30℃(設計値)。その理由を解説し、探査機が太陽の大気の中から撮った本物の映像も紹介します。
答えは、分厚い盾だけではありませんでした。一度は掲載を拒まれた1958年の論文から、太陽の大気に入った2021年、そして2026年9月の29回目の最接近まで、探査機の旅をたどります。
■ この動画で分かること
・コロナは最大約200万℃。それでも機体が溶けない理由(温度と熱の違い)
・厚さ約11.5cm、中身の約97%が空気という盾と、バーナーの炎を当てた地上試験
・盾の縁に並ぶ7つのセンサーで、探査機が自分で影の中へ戻るしくみ
・太陽を見るためのカメラWISPRが、振り返って撮った金星の夜側
・2024年12月24日、太陽表面から約610万km・時速約69万kmでの最接近と、その翌日(12月25日)に撮った太陽の大気
■ チャプター
0:00 太陽の大気の中から
0:38 掲載を拒まれた論文
1:58 火星の55倍
2:50 表側1,400℃、裏側30℃
4:14 影からはみ出したら終わり
5:03 振り返ると、金星の夜
5:54 太陽に「触れた」日
6:46 610万km、時速69万km
7:57 29回目の最接近、そして
■ 映像について
・画面右上に、映像の種類を表示しています。
・実際に撮影された映像・写真は、探査機のカメラWISPRの画像(太陽の大気、金星の夜側)、NASAの太陽観測衛星SDOの観測映像・画像、盾のバーナー試験の映像、打ち上げやパーカー本人の訪問などの記録映像・記録写真です。
・探査機や軌道のCG、概念図、軌道データをもとにしたNASAの可視化、宇宙翻訳ラボの図解は、実際の撮影映像ではありません。WISPRの映像の途中にも、視野や磁場を説明するCGが入っています。
・金星の場面の一部は、WISPRの撮影とマゼラン探査機のレーダー地形を組み合わせて比べた映像です。
・SDO・WISPR・金星の映像や、軌道の可視化、CGの一部は、見やすくするため再生速度を調整しています。
・盾の表側約1,400℃・裏側の機体約30℃は設計値です。約1,650℃は、盾が受けた耐熱試験の値です。
・日付・距離・速さは、NASAなどの公表値や、それをもとにしたおおよその値です。「太陽の直径の約4.4個分」「地球を約3分半で一周」「およそ70年」は、公表値から宇宙翻訳ラボが計算した値です。
・1958年の論文の査読をめぐる話は、NASA以外の資料(Physics Today)にもとづいています。
■ 出典(2026年9月15日確認)
▼ パーカーと論文
・パーカーが1950年代に太陽風を予言、2022年3月15日に94歳で死去 https://svs.gsfc.nasa.gov/14120
・1958年の論文は査読者に退けられ、編集者チャンドラセカールが掲載を決定(NASA以外の資料) https://physicstoday.aip.org/news/eug...
・1962年、マリナー2号が太陽風を確認 https://www.nasa.gov/solar-system/par...
・2017年に本人が機体を訪問、存命中の研究者の名が付いた初のNASAミッション https://svs.gsfc.nasa.gov/12953
・銘板と、110万人以上の名前・1958年の論文の写しを収めたチップ https://svs.gsfc.nasa.gov/12959
▼ 太陽への旅と、溶けない理由
・2018年8月12日の打ち上げ https://svs.gsfc.nasa.gov/13040
・打ち上げを本人が見届けた https://www.nasa.gov/image-article/eu...
・火星の55倍のエネルギー、金星のそばを7回通過、盾の縁の7つのセンサー https://science.nasa.gov/missions/par...
・地球の横向きの速さ(時速約10万7000km)を打ち消す必要 https://www.nasa.gov/solar-system/its...
・2018年11月の初接近:太陽表面から約2,400万km https://science.nasa.gov/blogs/parker...
・コロナは最大約200万℃ https://science.nasa.gov/sun/facts/
・盾の表側約1,400℃・機体約30℃(設計値)、温度と熱の違い、オーブンのたとえ、厚さ約11.5cm・直径約2.4m、約1,650℃の試験、太陽電池の冷却水約3.7L https://www.nasa.gov/solar-system/tra...
・盾の中身の約97%が空気の炭素フォーム https://svs.gsfc.nasa.gov/12992
・バーナー試験 https://svs.gsfc.nasa.gov/12866
▼ 金星、太陽の大気、最接近
・金星の夜側を可視光で撮影、低温の高地が暗く見える、マゼランのレーダー画像と同じ特徴 https://www.nasa.gov/general/parker-s...
・2021年4月28日、8回目の接近で太陽半径の18.8倍の地点から太陽の大気へ入り、数時間とどまる https://www.jhuapl.edu/news/news-rele...
・2021年の接近でWISPRがストリーマー(コロナの中の明るい筋状の構造)を撮影 https://svs.gsfc.nasa.gov/14055
・2024年12月24日の最接近:太陽表面から約610万km、時速約69万km。12月25日にWISPRで撮影 https://www.jhuapl.edu/news/news-rele...
・12月26日にビーコン信号で無事を確認 https://svs.gsfc.nasa.gov/14741/
・最接近時の画像公開(2025年7月10日) https://svs.gsfc.nasa.gov/14865/
・2026年9月4日に29回目の最接近、約9日間の自律飛行、9月7日にビーコン、北極付近を観測、2029年まで延長 https://science.nasa.gov/blogs/parker...
■ 映像・画像クレジット
・NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Lab、NASA's Goddard Space Flight Center https://svs.gsfc.nasa.gov/14865/
・NASA/SDO https://svs.gsfc.nasa.gov/14592
・NASA/JHUAPL https://svs.gsfc.nasa.gov/12729
・NASA/Johns Hopkins APL/Ed Whitman https://svs.gsfc.nasa.gov/12992
・NASA's Goddard Space Flight Center https://svs.gsfc.nasa.gov/12866
・NASA's Goddard Space Flight Center https://svs.gsfc.nasa.gov/14036
・NASA/JHUAPL/Ed Whitman、NASA/Johns Hopkins APL https://svs.gsfc.nasa.gov/12953
・NASA/Johns Hopkins APL/Ed Whitman https://svs.gsfc.nasa.gov/12959
・NASA、NASA/Kim Shiflett https://svs.gsfc.nasa.gov/13040
・NASA's Scientific Visualization Studio https://svs.gsfc.nasa.gov/5428
・NASA/APL/NRL、NASA/APL/NRL; Magellan Team/JPL/USGS https://svs.gsfc.nasa.gov/14095
・NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Laboratory https://svs.gsfc.nasa.gov/14055
・NASA's Goddard Space Flight Center https://svs.gsfc.nasa.gov/14741/
・NASA's Scientific Visualization Studio https://svs.gsfc.nasa.gov/5534
・図解:宇宙翻訳ラボ
本チャンネルはNASAの公式チャンネルではなく、NASAが承認・提携・後援するものでもありません。
ナレーション・テロップ・図解・構成は宇宙翻訳ラボの制作物です。
BGM:Edge of the Unknown
ナレーション:VOICEVOX:玄野武宏
#宇宙 #太陽 #宇宙翻訳ラボ