低IQの人に見えている世界とは?100年前は祖父母もそこにいた|統計学
かぞえる地球
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低IQの人に見えている世界とは?100年前は祖父母もそこにいた|統計学
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低IQの人には、世界がどう見えているのだろうか?
今の知能検査で100年前の人を採点すると、平均はIQで約70になるという見積もりがあります。あなたのおばあちゃんや、ひいおばあちゃんの世代です。では、IQは何を数えているのか。職場の「いつもの感じで」から、1931年の中央アジアの村、ブラジルの市場まで、数え直しました。
▼目次
0:00 低IQの人には、世界がどう見えているのか
0:58 Chapter 1|「いつもの感じ」が見えない
2:27 Chapter 2|見たことのない熊
3:56 Chapter 3|100年前は、みんな低かった?
5:43 Chapter 4|おばあちゃんの知恵袋
▼この動画のポイント
・IQは平均100になるように作られた点数。IQ70〜84の人は、理論上およそ7人に1人(35人のクラスなら約5人)
・20世紀、知能検査の点は10年で約3点ずつ上がった。この上がり方から、100年前の人を今のテストで採点した平均は約70、今の人を100年前のテストで採点した平均は約130という見積もりがある(フリン)
・伸びたのは「2つの物の共通点を答える」ような問題で、アメリカの知能検査では10年で3.4点。知識・算数・語彙の問題は10年で1点も伸びていない
・1931〜32年、ルリヤが中央アジアの村で「雪の降る北の土地では、熊はみな白い。ノヴァヤゼムリャの熊は何色か」と尋ねると、学校に通った若者はすぐ「白」と答え、多くの農民は「見た物のことしか話さない」と答えなかった
・ブラジル・レシフェの市場で働く子ども5人(9〜15歳)は、店先の計算63問の98.2%に正解。同じ数字の計算を紙の式だけで出すと正解は36.8%
▼出典
[A] IQ70〜84 の割合:平均100・標準偏差15の正規分布からの理論上の計算(約13.6%)
[B] Flynn, J. R. (2013). Why our IQ levels are higher than our grandparents'. TED • Why our IQ levels are higher than our gran...
[C] Luria, A. R. (1976). Cognitive Development: Its Cultural and Social Foundations. Harvard University Press.(調査は1931〜32年)
[D] Pietschnig, J., & Voracek, M. (2015). One century of global IQ gains: A formal meta-analysis of the Flynn effect (1909–2013). Perspectives on Psychological Science, 10(3), 282–306.
[E] Kaufman, A. S. (2010). アメリカのWISC(1972〜2002年)の下位検査の10年あたりの伸び(類似 +3.4、知識 0.0、算数 +0.2、語彙 +0.8)
[F] Carraher, T. N., Carraher, D. W., & Schliemann, A. D. (1985). Mathematics in the streets and in schools. British Journal of Developmental Psychology, 3, 21–29.
▼写真・映像・イラスト
ルリヤの肖像:Wikimedia Commons(Public domain)/サマルカンドの学校・市場:Sergey Prokudin-Gorsky(1905〜1915年ごろ・Public domain)/ノヴァヤゼムリャの衛星写真:NASA(Public domain)/James Flynn: Bryce Edwards(CC BY 2.0)/Mercado da Boa Vista, Recife: Dantadd(CC BY-SA 3.0)
実写映像:Pexels(Rin Gakusho、yuki kiki、Barış Karagöz、Adrian Frentescu)を加工して使用/脳のイラスト:Pixabay
※ 職場・村・市場・台所の人物は説明のための架空の人物で、実在の人物や研究の対象者ではありません。100年前の平均約70・今の約130は上がり方をさかのぼった見積もりで、実測ではありません。10年ごとの棒グラフは上がり方の模式図、知能検査の問題の図はイメージです。