タマネギの土作り(大きな玉ができる土作りのコツとポイントを完全解説!)玉ねぎの土作りはいつから始める?どうやるの?
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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タマネギの土作り(大きな玉ができる土作りのコツとポイントを完全解説!)玉ねぎの土作りはいつから始める?どうやるの?
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タマネギが植え付け後にしっかり根を張り、冬を越して、春に玉を肥大させるための土作りを、詳しく解説していきます。
単なる「何センチ、何グラム」という数字だけではなく、土の中で根がどう育ち、その後の玉の肥大にどうつながるのかまで、完璧にマスターできます。
今年こそ、できるだけ大きく、そして形のそろったタマネギを収穫したい。そう思っているなら、苗を植える前の土作りがかなり大事です。
秋に苗を植えて、冬も無事に越した、葉っぱも元気に育っている。ところが、春になっても玉が思ったほど大きくならない、それどころか、葉ばかり立派になってしまう。
反対に、葉が大きく育たず、春になっても株が小さいまま、そして収穫してみたら、玉の大きさがバラバラ。こうした問題は、植え付けてからのお世話だけで解決できません。
実は、春の収穫を良くするには、秋の土作りが勝負なんです。
タマネギの土作りに失敗すると、せっかく植えた苗が順調に育たなかったり、春になっても玉が思ったように太らなかったりします。
今年こそ、大きな玉をしたタマネギを収穫したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
この内容を知っているかどうかで、今年のハクサイの出来は大きく変わります。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 タマネギの土作りのコツとポイント
1:51 タマネギの土作りの考え方
3:43 タマネギが良く育つ土壌酸度
6:31 耕耘で排水・団粒構造を整える
8:53 堆肥の選び方と入れるタイミング
11:53 元肥の選び方と施し方
17:07 畝作りとマルチング
21:23 タマネギの土作りまとめ
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【動画の内容】
タマネギの土作りの考え方
まず知っておきたいのが、タマネギは、最初から玉を大きくするわけではないということです。
特に大切なのが冬越しで、冬の間はタマネギの生育がゆっくりになります。
ですが、完全に何もしていないわけではありません。
地上部の生長が鈍っている間も、根は土壌環境の影響を受け、そして春になると、気温が上がり、日長も長くなってきます。
ここから葉の生長が進み、光合成によって作られた同化産物が鱗茎、つまり玉の肥大に使われるようになります。
春になってから、肥料をたくさん入れて玉を大きくしようと考えるより、秋の段階で、根と葉が健全に育つ環境を作っておくことが大事です。
また、タマネギは、土の中がいつもジメジメしている環境が得意ではありません。
タマネギ栽培では、排水性の良い土作りが理想です。
ただし、ここで注意したいのは、排水が良い土というのは、水がすぐなくなる土ではないということです。
水はけが良すぎる砂質土では、今度は乾燥しやすくなります。
タマネギが良く育つ土壌酸度
タマネギの土作りでは、土の酸度も確認しておきたいポイントです。
目安としては、pH6.0から6.5程度で、極端な酸性にしないことを意識します。
タマネギには苦土石灰を必ず入れると考えている方もいるかもしれません。
ですが、毎回必ず入れる必要はありません。
ちなみに、家庭菜園でよく使われる苦土石灰には、カルシウムだけでなくマグネシウムも含まれています。
マグネシウムは葉緑素の中心元素なので、光合成にも欠かせません。
ただし、苦土石灰は肥料の代わりではなく、あくまで土壌酸度の調整と、カルシウム、マグネシウムの補給が主な役割です。
それでは、pHが低かったら、どれくらい入れればいいのでしょうか。
実は、石灰を入れる量は、土質によって変わります。
例えば、同じ100グラムの苦土石灰を入れても、砂質土と粘土質土ではpHの変化が違います。
そのため、毎年同じ量を入れるのではなく、まずはpHを測定し、必要な量を投入することが大事です。
次に利用する石灰についてですが、家庭菜園では苦土石灰が使いやすくておすすめです。
耕耘で排水・団粒構造を整える
タマネギの耕耘では、とにかく深くふかふかにする、と考えなくても大丈夫です。
目安としては15~20センチ程度で十分です。
耕耘で意識したいのが団粒構造です。
土の中には、細かな土の粒子が集まった団粒があります。
団粒と団粒の間には比較的大きな隙間ができやすく、そこは空気や余分な水の通り道になります。
一方、団粒の内部には細かな隙間があり、水分を保持する場所になります。
つまり、良い団粒構造ができている土では、水はけが良いのに、水持ちもあるという状態を作りやすいんです。
タマネギにとって、このバランスはかなり重要です。
そして、耕したときに、大きな石や硬い土の塊があれば取り除いておきます。
タマネギは根が伸びる層に硬い部分があれば、根の広がりを妨げる原因になります。
さらに、畝全体で土の硬さが違えば、株ごとの根張りにも差が出ます。
できるだけ、土の条件をそろえてあげることでばらつきを減らせます。
耕耘では深さだけでなく、根が伸びる範囲を均一に耕し、空気と水が適度に存在するよう仕上げましょう。
堆肥の選び方と入れるタイミング
タマネギの土作りで堆肥を使うときは、必ず意識してほしいのが完熟品を使うことです。
家庭菜園で使いやすいのは、動物性の牛ふん堆肥、植物性のバーク堆肥、腐葉土などです。
ここで大事なのは、堆肥を肥料として大量に入れるのではなく、土に有機物を補給する資材として考えることです。
堆肥を使うときは、袋の成分表示も一度見て、うまく使い分けることが大事です。
どれを使ったらいいか分からない、肥料成分の蓄積が気になる、すでに肥沃な畑になっている、このような場合は、植物性の堆肥を使うのがおすすめです。
次に投入する堆肥の量ですが、牛ふん堆肥と植物性堆肥は、1㎡あたり2~3キロ程度、豚糞・鶏糞系堆肥なら、1㎡あたり1~2キロ程度が目安です。
次に堆肥を入れるタイミングですが、苗を植える直前に、堆肥をドサッと入れるのではなく、できれば植え付けの2~3週間ほど前までに入れて、土とよく混ぜ込んでおきます。
元肥の選び方と施し方
タマネギは栽培期間の長い野菜のため、収穫までに使う肥料を元肥にすべて入れて、最初からどんどん育てればいい、というわけではありません。
タマネギ栽培では、生育具合を見て、肥料の効かせ方を考えることがとても大事です。
タマネギ栽培では、葉を育てることと玉を太らせることを別々に考えるのではなく、時期に応じてつなげて考えることが大切です。
秋は根を張って冬を越せる株を作る、春は葉をしっかり働かせて、その同化産物を鱗茎の肥大につなげる。
そのためには、植え付け時に窒素を効かせすぎないことが大事になります。
また、リン酸については、根の発達やエネルギー代謝に関係する養分です。
ただし、リン酸は土に蓄積しやすい養分なので、長年、堆肥や肥料を入れている畑では、すでに十分な量が残存していることも多いです。
そのため、根を育てたいからといって、リン酸をたくさん投入するのはおすすめできません。
こちらも必要な養分ですが、土にすでに十分あるなら、さらに大量に入れる必要はありません。
家庭菜園で使いやすいのが、化成肥料や有機肥料です。
タマネギの元肥で大切なのは、肥料の種類そのものよりも、堆肥や前作の状態まで考えて、必要な量を入れることです。
多く入れれば大きくなるではなく、秋はしっかり根を張らせ、春には葉を健全に働かせるための肥料として考えていきましょう。
次に元肥の量についてですが、一般的な8-8-8の化成肥料を使う場合は、1平方メートルあたり100~150グラム程度を一つの目安にします。
一方、有機肥料の場合、種類によって肥料成分が違うので、少し注意が必要です。
大まかな目安としては、1平方メートルあたり、米ぬかぼかし肥なら100~200グラム程度、油かすなら100~150グラム程度、鶏ふんなら100~200グラム程度です。
次に、施すときに注意したいのが、元肥を一か所に集中させないことです。
畝全体に均一に施して、土とよく混ぜ込むのがポイントです。
特に植え付け直後の苗は、まだ根が十分に張っていません。
そのため、ここに肥料を置いておけば、根がそこへ伸びるという考え方ではなく、苗が根を伸ばしていく土全体に、適度な養分を用意しておくという考え方をしておくことが大事です。
堆肥を入れている畑では、堆肥から供給される養分も含めて考える、ここまでできれば、元肥の入れすぎによる失敗も減らせます。
畝作りとマルチング
土を整え、堆肥と元肥えを入れたら、最後は畝を作ります。
タマネギは土壌の多湿を嫌うので、畝を作って排水を良くするのがポイントです。
一般的な畑なら、畝の高さは10~15センチ程度がひとつの目安です。
畝の幅は、家庭菜園なら60~90センチ程度を目安にします。
これは、作業性・植え付け本数・排水・マルチの扱いやすさを考えた、実用的な畝幅です。
ただし、この幅でないと育たないということはないので、植え付ける条数や株間、マルチの幅、そして作業のしやすさに合わせて決めればOKです。
次に、畝を作るときは、表面をできるだけ平らにしておくのがポイントです。
次にマルチングについてです。
タマネギのマルチングは、必ず必要ではありませんが、家庭菜園では張るメリットがかなり大きいです。
特に雑草対策と土壌水分の安定に、かなりの効果が期待できます。
さらに、冬の強風による乾燥、春先の急激な乾燥も緩和できます。
タマネギは、玉が肥大するときに水分を必要とします。
そのため、春になって急に乾燥する畑では、マルチングによって土壌水分が安定しやすくなります。
家庭菜園で使いやすく効果が高いのは黒マルチですが、地域によっては、白黒マルチや透明マルチなども選択肢になります。
黒マルチは、雑草を抑えながら土の乾燥を防ぎ、適度に地温も上げられるので最も使いやすいタイプです。
白黒マルチは、白い面が光を反射するため、黒マルチより地温が上がりにくいのが特徴です。
秋の気温が高い地域で、雑草を抑えながら地温の上がりすぎを防ぎたい場合に向いています。
一方、透明マルチは地温を上げる効果が強い反面、光が通るので雑草対策には向きません。
タマネギでは、積極的に地温を上げたい場合を除けば、寒冷地など、使う場面はやや限定されます。
迷ったら黒マルチを基本に、暖かい地域では白黒マルチも選択肢に入れてみましょう!