【本好きの下剋上】トゥーリの人生と七歳の約束を時系列で追う【ネタバレ注意】
ロゼマの禁書庫【アニメ・原作考察】
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【本好きの下剋上】トゥーリの人生と七歳の約束を時系列で追う【ネタバレ注意】
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ロゼマの禁書庫【アニメ・原作考察】
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【訂正】冒頭で「マインの二つ上」と述べていますが、正しくは一つ上です。第20話でトゥーリが七歳、第25話でマインは「洗礼式は来年の夏」と言っています。
トゥーリは、妹の髪飾りだけは最後まで他人に任せませんでした。腕が上がって他領の領主候補生が欲しがるようになっても、工房に職人が増えても、そこだけは自分で作り続けます。職人としては不合理です。ではなぜか。答えは、七歳の夏に決まっていたお針子という進路が、第167話の契約魔術の場で意味を書き換えられたところにありました。第15話の髪飾りから第677話の成人式まで、話数を指定して一人の人生を頭から並べます。
・第15話 「わたしがやる! やらせて、トゥーリ。絶対に可愛くしてあげるから」→ 髪飾りは家族総出の物で、トゥーリは作ってもらう側
・第16話 「マインは歩けないから無理だよ」→ 甘やかす姉ではない
・第20話 「住み込みの仕事場もあるが、トゥーリが行く針子の見習いは通いだ」→ お針子はマインが貴族になるより前に決まっている
・第57話 「わたしも探す。マインの病気を治す方法がないか、探すから」→ 悲しいで終わらせない人
・第153話 「産湯で清められて、トゥーリが作った産着を着ている」→ 針を持つ人として最初に出てくる場面
・第166話 「姉には紙作りに参加してもらうとか、そういう仕事上で接する程度なら問題ない」→ 名前が先に消える
・第167話 「これに契約したら、マインはもうわたしの妹じゃなくなっちゃうの?」
・第167話 「約束、するよ。絶対にマインの服を作ってあげる」→ この動画の背骨
・第168話 「中に入っているのはマインの服が一着と普段身に着けていた簪が一本、それだけ」→ 偽の葬式に埋められた物
・第168話 「わたしはわたしの方法で会いに行くよ」
・第340話 「マインのはわたしが作れるように、頑張ってるからね。他の人に頼んだら嫌だよ」
・第480話 「わたくしの髪飾りは全てその者に任せているのですよ」→ つないでいる肩書きは家族ではなく専属だけ
・第575話 「その花に使われている色合いは、わたしがトゥーリの洗礼式のために準備した初めての髪飾りと同じだった」
・第677話 「ただいま! 座って、マイン。髪を結うから」→ 第15話の逆向きで閉じる
作ってもらう側だった子が、同じ色を自分の手で結い上げるまで。話数を指定して組み立てます。
目次
0:00 妹の髪飾りだけは
0:50 髪飾りが生まれた日
2:30 七歳の洗礼式
3:35 あと一年と、新しい家族
4:50 名前が消えた日
7:21 偽の葬式と、十歳の手紙
9:33 専属職人トゥーリ
11:08 だから、他人に任せなかった
※Web原作完結までのネタバレを含みます。
※原作で明示されている描写と、栞の解釈を分けて説明しています。
※引用はすべてWeb原作の該当話を個別に開いて逐語で照合しています。
参照
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/15/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/16/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/20/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/57/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/153/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/166/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/167/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/168/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/340/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/480/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/575/
https://ncode.syosetu.com/n4830bu/677/
栞のあとがき
私がこの回で手が止まったのは、第168話の木箱でした。生きている人の葬式で、土に埋められたのは服が一着と簪が一本です。その簪は第15話の地の文によれば、もともとトゥーリが妹のために編んだ物でした。姉が妹のために作った髪飾りを、家族が自分の手で埋めている。
その翌朝に彼女が言ったのが「わたしはわたしの方法で会いに行くよ」です。家族と名乗れず、名前も呼べず、会いにも行けない関係で、残ったのは「妹の頭に自分の手で作った物が載っている」という一点だけでした。他人に任せた瞬間に、その道が消えます。
本動画は『本好きの下剋上』を題材とした非公式の考察・解説動画です。作品に関する著作権・商標その他の権利は、原作者および各権利者に帰属します。
本動画のイラストは、制作者が AI を用いて作成した非公式のファンアートです。
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