(37) つゆのあとさき さだまさし アルバム『風見鶏』より
ヒサミツ
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ヒサミツ
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去っていく女を
別れていく女を
決して なじる訳でもなく
悲しみにひたり
おろたえている訳でもなく
さりとて
追いかけることもできない
『幸せでした』『ありがとう』
『 ごめんなさい 』『わすれない』
女の狡い別れ言葉を 聞きながら
『君は誰よりも きれいだった』
『 君は最後まで 優しかった 』
としか言えない
女々しい男の歌です
さだまさし は
こんなふうに書いています
《 破局に際して 男が示す
最後の誠意であり
後悔も 未練も 或いは 怒りまでも
包み込んで見せる ポーズであり
言い換えれば
寛容という 美辞 である 》
男と女の物語は
いつも 花びらの中でした
時間という名の トパーズ色の風は
そんな二人のそばを
何事もなかったように
駆け抜けていきます