青磁はなぜ青い? 皇帝たちが追い求めた“秘色”の謎
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青磁はなぜ青い? 皇帝たちが追い求めた“秘色”の謎
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青磁は、なぜ青く見えるのでしょうか。
その色は、青い絵具を塗って生まれるものではありません。土に含まれる鉄分と釉薬、窯の中の炎が重なり、偶然さえ味方につけて生まれる色です。
今回は、青磁とはどのような焼き物なのか、白磁とは何が違うのかという基本から始めます。
唐時代の越州窯と「南青北白」、法門寺で発見された“秘色”の青磁、北宋皇帝・徽宗が求めた汝窯や官窯の青、そして南宋時代に発展した龍泉窯。時代と窯によって変化していく青磁の歴史を、実物とともにたどります。
さらに、高麗王朝で青磁の瓦を載せたと記録される「養怡亭」、オスマン帝国で青磁が毒を見破る器と信じられた逸話、日本へ運ばれる途中で沈んだ新安沈没船も登場します。
そして最後に取り上げるのは、ひび割れを金属の鎹で留めた名碗《馬蝗絆》。
足利義政が代わりの茶碗を求めて中国へ送り返したところ、同じほど優れた青磁はすでになく、鎹で補修されて戻ってきた――。その有名な伝説は、どこまで確かなのでしょうか。
皇帝、王、スルタン、禅僧、武将たちは、なぜこの青に魅了されたのか。
一つの茶碗の色から、海を越えて広がった青磁の歴史と伝説を見ていきます。
【今回取り上げる内容】
・青磁とは何か――白磁との違い
・唐時代の越州窯と「南青北白」
・法門寺から発見された“秘色”の青磁
・徽宗皇帝が愛した汝窯と官窯
・南宋時代に発展した龍泉窯
・青磁の瓦で屋根を覆った高麗の「養怡亭」
・青磁は毒を見破ると信じられていた?
・日本へ向かう途中で沈んだ新安沈没船
・名碗《馬蝗絆》に残された鎹と伝説
【主な作品・資料】
東京国立博物館《青磁輪花茶碗 銘 馬蝗絆》
https://www.tnm.jp/modules/r_collecti...
e国宝《青磁茶碗 銘馬蝗絆》
https://emuseum.nich.go.jp/detail?con...
メトロポリタン美術館《龍泉窯 青磁蓮弁文碗》
https://www.metmuseum.org/art/collect...
メトロポリタン美術館《龍泉窯 青磁双魚文盤》
https://www.metmuseum.org/art/collect...
メトロポリタン美術館《南宋官窯 青磁皿》
https://www.metmuseum.org/art/collect...
國立故宮博物院《汝窯 青瓷蓮花式溫碗》
https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
韓国国立中央博物館《青磁瓦》
https://www.museum.go.kr/JPN/contents...
トプカプ宮殿公式サイト
https://www.millisaraylar.gov.tr/Loka...
※《馬蝗絆》が中国へ送られ、補修されて戻ったという話は、作品に伝わる伝承として紹介しています。
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