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「考えすぎてしまう」原因5つ【うつ病・不安障害・発達障害ASDなど、精神科医が9分で説明】

こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】

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「考えすぎてしまう」原因5つ【うつ病・不安障害・発達障害ASDなど、精神科医が9分で説明】

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0:05 (1)はじめに 0:31 (2)考えすぎるとつらくなる 2:00 (3)「考えすぎてしまう」原因5つ 2:09 ①過去のいやな出来事 2:56 ②考えやすい性格 3:57 ③うつ病 4:54 ④不安障害 6:10 ⑤発達障害ASD 7:22 (4)「考えすぎ」への対策 8:24 (5)まとめ うつ病・不安障害などで「考えすぎてしまう」との相談をよく受けます。この同じことを繰り返し考えてしまう「反芻思考」はしばしば悪循環に至り注意が必要ですが、その原因は様々です。 「考えすぎてしまう原因5つ」につき、精神科医が要点を約9分の動画にまとめています。 出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長) こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com 府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com チャンネル登録お願いします    / こころ診療所チャンネル   ↓↓内容の詳細は下記になります。 (1)はじめに うつ病・適応障害セルフチェック。今回は「考えすぎてしまう原因5つ」についてやっていきたいと思います。よろしくお願いします。 うつ病・不安障害の治療で「考えすぎてしまう」とのご相談を受けることは少なくありません。 同じ考えすぎるでも、その内容や原因は実際はいろいろ違いがあります。 今回は「考えすぎてしまう原因5つ」についてやっていきたいと思います。 (2)考えすぎるとつらくなる 特に「堂々巡りの反芻思考」に注意が必要です。 <考えすぎる> この「考えすぎる」は、うつ病や不安障害の治療でよく出てきます。 ついいろいろ気になって考えてしまいますが、考えすぎた結果かえって不安が強まることも多いです。 <2つの「考える」> まず本来の「考える」は、これはもう物事が進んでいくための「考え」です。 一方で、ぐるぐる回ってしまう「反芻思考(ぐるぐる思考)」もあります。 <本来の「考える」> これは問題解決のために考えていくことです。 解決するなどして物事は前進していき、ストレスも減って精神状態も改善しやすいです。 <反芻思考(ぐるぐる思考)> この場合は同じところをぐるぐる考えすぎてしまいます。 その結果、解決や前進にあまりに向かいにくい。 むしろ考えると不安が強まることも多くなります。 <2つの「考える」の違い> 本来の「考える」では考え方が進んでいきますが、反芻思考(ぐるぐる思考)では堂々巡りになります。 そして本来の考えだと精神面も改善しますが、「ぐるぐる思考(反芻思考)」だと悪化します。 全体的に見て本来「考える」は有効ですが、「反芻思考」だとむしろ逆効果になることが多いです。 このように「考え過ぎると」しんどさが目立ちます。 では、「どんな原因で」考えすぎてしまうでしょうか?。 (3)考えすぎてしまう原因5つ さまざまな背景で「考えすぎ」が出てきてしまいます。 ①過去のいやな出来事 「急に思い出して巻き込まれることも」あります。 <嫌なことを思い出す> 前あった嫌な出来事を思い出してしまうことがあります。 巻き込まれるように、その場であった嫌感覚・感情等も追体験してしまいます。 そして、強いストレスになり、しばしば不調になることがあります。 <いやな出来事の例> まずは「人間関係のトラブル」の体験。 また「大きな失敗の体験」。 そして「急なショックな出来事」などがあります。 <考え過ぎることの影響> まずこれは過去のことなので、考えてもあんまり解決はしません。 一方で、嫌な感覚は明確に追体験して残ります。 なので基本的にはほぼマイナスの効果のみになります。 ②考えやすい性格 元の性格が影響することもあります。 <考えやすい性格> 人は生来さまざまな性格があります。 その中で生まれながら「考えやすい」ことは当然あります。 そして、人によっては経験から後々「考えやすくなる」こともあります。 <考えやすさのメリット> まずは「もれなく密に物事を計画したり判断したりできる」ことは強みになります。 そして「深くさまざまな角度から物事を理解することができる」これも強みになります。 そして、対人的にも「衝動やこだわりというところに走らずに冷静に共感しやすい」面もあります。 <考えやすさのデメリット> まずは考えることに時間がかかって、むしろ行動に移しにくくなってしまうこと。 そしてストレスがかかり心理的な余裕がなくなり、逆にそれで判断を間違えることもあります。 そして、もう一つが強いストレスでの「不安やうつに陥るリスク」です。 ③うつ病 うつ病では「過去を後悔して」考えすぎます。 <うつ病とは> うつ病は、落ち込みなど「うつ症状」が目立つ脳の不調になります。 脳の「脳内物質セロトニンの不足」などが背景とされます。 抗うつ薬や休養などで治療するとされます。 <うつ病での考えるくせ> まずは「全か無か思考」全部取れなければ、もう0点だと見てしまう考え方です。 また「べき思考」こうある「べき」にとらわれてしまうこと。 もう一つあるのが今回扱う「反芻思考」考えすぎてしまうことです。 <特にうつ病では過去を考えすぎる> うつ病では過去の失敗などを繰り返し考えてしまいます。 そして考えることで落ち込んで悪循環になってしまいます。 さらに「全か無か思考」など他の考えのくせもあるためより悪循環になりやすいです。 ④不安障害 「未来への不安」で考えすぎます。 <不安障害とは> 不安障害は、強すぎる不安が生活に影響を与える精神疾患です。 これもうつ病同様、脳内物質「セロトニン」の不足も関与するとされます。 治療は抗うつ薬「SSRI」を土台に、不安に徐々に慣らす「脱感作」を並行します。 <代表的な不安障害> まずは「社会不安障害」人間関係、対人的なところの不安です。 続いてが「パニック障害」急な不安の発作を起こすものになります。 もう一つは「全般性不安障害」さまざまな物事に慢性的に不安があるものです。 そして「強迫性障害」不安を背景に、手洗い等の確認行為が出ます。 <不安障害の不安と考え過ぎ> 不安障害では主に未来に対してのさまざまな不安を持ちます。 不安から考えすぎ、そして答えが出ないことで更に不安になる悪循環です。 そして、「不安なこと」が周辺の様々に広がり、更に悪循環が悪化してしまうこともあります。 <未来への不安の例> 例えば「病気になってしまうんじゃないかと?」いう不安。 そして「失敗してしまうんじゃないか?」という不安。 また「事故などが起きるんじゃないか?」という不安もあります。 ⑤発達障害ASD 「過去を思い出して、そこにこだわってしまう」というところです。 <発達障害ASD(自閉症スペクトラム)とは> ASDは対人面の苦手「社会性の障害」と「こだわり」、この2つが目立つ生来の発達障害です。 幼少期に見つかることも多いですけれども、大人になってから不適応などで見つかることも多いです。 この特性への薬はなく、特性に対しては日々の取り組みで対策していくことになります。 <ASDの考え過ぎの特徴①過去を思い出す> ASDの方の中には「過去の嫌なことを時に鮮明に思い出す」という方がいます。 すると、嫌な感覚も「追体験」で強く思い出し、しばしば不調になってしまいます。 人によっては、時に情動不安定や混乱をきたすこともあります。 <ASDの考え過ぎの特徴②こだわり> ASDでは1度気になってしまうと「そこにこだわって考え過ぎる」ことが少なくありません。 そして「他のことへの切り替え」というのが特性上苦手・困難です。 先の「過去の嫌なこと」を思い出す時も、1度気になると更に考えすぎ悪循環にしばしばなります。 (4)考え過ぎへの対策 「まずは気付いて、他のことをする」ことが大事です。 具体的には、「考え過ぎに気付く」「他のことに集中する」の2つです。 ①考え過ぎに気付く 「考え過ぎ」は気づいてはじめてそれを止められます。 しかし、一方で実際考えすぎに「気付かない」ことも少なくありません。 対策は、早めに気付く為に「自分がどういう状態か」マインドフルネス的な「自己観察」の反復練習です。 ②別のことに集中する 「考えすぎ」に気づいたら外側の「何か別のこと」に集中し、一旦「考える」ことから抜けます。 身近なことの中で、「考え事を抜けやすい」自分に合う集中しやすいことを見つけていきます。 ただ、これをやってもやはり繰り返し考えすぎてしまうことがあります。 繰り返し考え過ぎるようであれば、対策も繰り返しやっていくのが現実的です。 (5) 今回はうつ病・適応障害セルフチェック「考え過ぎてしまう原因5つ」を見てきました。 うつ病などで考えすぎてつらさが増す状態を「反芻思考」と言い、その代表的な原因は以下の5つです。 ①過去の嫌な出来事 ②考えやすい性格 ③うつ病 ④不安障害 ⑤発達障害ASD 対策はまず自分の「考え過ぎ」を観察して気付き、その後「別のことに集中」して考え事を切っていきます。 こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station) 府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887) こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695) #考えすぎ #反芻思考 #うつ病 #不安障害 #ASD   【解説者】 医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎 精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医) 2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。