お盆・お彼岸は施餓鬼供養
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お盆・お彼岸は施餓鬼供養
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唱え奉る施餓鬼精霊供養御和讃に
1.帰命頂礼(きみょうちょうらい)地蔵尊(じぞうそん)
清(きよ)き流(なが)れに舟(ふね)浮(う)かべ
亡(な)き父母(ちちはは)や精霊(しょうりょう)の
頓成菩提(とんじょうぼだい)を回向(えこう)する
尊(とうと)い供養(くよう)勤(つと)めなん
2.百味(ひゃくみ)の飯菓(おんか)を施(ほどこ)して
修(しゅ)する善根功徳(ぜんごんくどく)には
華(はな)の台(うてな)に招(まね)かれて
永久(とこしえ)かけて救(すく)わるる
尊(とうと)い供養(くよう)勤(つと)めなん
3.色(いろ)とりどりのお灯籠(とうろう)
歓喜(かんぎ)の光明(こうみょう)照(てら)しつつ
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)に導(みちび)かれ
極楽浄土(ごくらくじょうど)へ往(ゆ)き給(たも)う
尊(とうと)い供養(くよう)勤(つと)めなん
作詞 渡慈秀(わたりじしゅう)
作曲 村上全神(むらかみぜんしん)
【施餓鬼供養とは】
★★★そうぞくドットコムマガジン★★★
お施餓鬼(おせがき)とはどういう意味?いつ行われる?服装やお布施などのマナーは?
からの抜粋
▶ https://so-zo-ku.com/article/funeral/...
お施餓鬼は、「餓鬼に施しをする」と書かれているとおり、生きている人間が餓鬼道に落ちて餓鬼となった霊を供養するための法要です。
お施餓鬼の歴史は古く、その由来や法要の目的も時代によって変化してきました。
では、お施餓鬼とは具体的にどのようなものなのか、由来と目的を紐解いていきましょう。
《由来》
お施餓鬼の由来は仏教ですが、その説をたどっていくと次のような3つに分かれています。
お経から伝えられた説
盂蘭盆会から伝えられた説
2つの説が合わさった考え方
しかし、それぞれの説にはきちんとした意味があり、知っておくとお施餓鬼に参加したときの心構えが変わります。
では、お施餓鬼の由来にはどのような説があるのか、現在多くの人に語り継がれている3つの説を紹介します。
●由来①●:お経から伝えられた説
1つ目の説は、「焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)」というお経から来ているというものです。
ある日、お釈迦様のお弟子の一人である阿南(アナン)尊者の前に焔口(エンク)という名前の餓鬼が現れ、阿南尊者に「お前の寿命はあと三日で尽きてしまい、死後は自分のような餓鬼になる」と告げました。
阿南尊者がこのことをお釈迦様に相談すると、「お経を唱えながら餓鬼に食べ物を施しなさい、お経を唱えることでほんの少しの食べ物が増えて多くの餓鬼が救われるので、あなたは寿命が延びて悟りを拓く(ひらく)ことができます」と教えを説きます。
阿南尊者がお釈迦様の教えに従ってお経を唱えながら食べ物を施したところ、多くの餓鬼が満たされて阿南尊者の徳が積まれ、長生きすることができました。
焔口餓鬼陀羅尼経はこの教えを伝えているもので、生者・死者を問わずに他の人に分け与える心の大切さや、苦しんでいる人を助ける気持ちの尊さを学ぶため、お施餓鬼の法要が行われるようになったという説です。
●由来②●:盂蘭盆会から伝えられた説
盂蘭盆会とは、いわゆるお盆の行事の元になったもので、こちらも仏様の教えが伝わっています。
お釈迦様のお弟子で遠くを見ることができる「神通力」を持つ目連(モクレン)尊者は、ある日自分の母が餓鬼道に落ちて苦しんでいる姿を見てしまいます。
なんとか助けたいと思った目連尊者は、自分の母に神通力で食べ物を届けようとしますが、すべて燃え尽きてしまって母に食べてもらうことができません。
悩んだ目連尊者がお釈迦様に相談すると、お釈迦様は次のような教えを説きました。
「お前の母が餓鬼となったのは、お前を可愛いと思うあまりお前の幸せだけを願い、他の子ども達をないがしろにしたからである。」
「母を助けたいと思うのであれば、自分勝手な母の行動を代わりに詫びるようにしなさい。」
「7月15日に修行を終える修行僧にご馳走を施してお経を唱え、すべての霊を心から供養しなさい。」
目連尊者がお釈迦様の教えに従って供養を行ったところ、苦しんでいた母を無事に餓鬼道から救い出すことができました。
盂蘭盆会というこの法要がのちにお盆となって現代に受け継がれており、「多くの人に食べ物を施す」「餓鬼を供養する」という教えからお施餓鬼の法要が行われるようになったという説です。
●由来③●:2つの説が合わさった考え方
お経の説もお盆の説も、「多くの霊に食べ物を施す」という点が共通しています。
そのため、これら2つの説が合わさって伝わったとされているのが3つ目の説です。
「お盆の時期」と「餓鬼に施しをする」という考えが合わさっているため、地域によってはお盆と一緒に餓鬼にも施しをして供養を行い、「先祖の霊が帰って来るのを餓鬼が邪魔しないように」と考える人もいます。
どの説にも共通しているのが、「仏様の教えに従って餓鬼を供養し、他人に分け与える大切さや命を平等に扱う尊い心を学ぶ」という点です。
お施餓鬼の法要は、衣食住に満たされている現代人にとって、忘れてはならない心や考え方を思い起こす良いきっかけとなっています。
《目的》
お施餓鬼の法要は、行う目的をはっきり知っておくとより一層気持ちを込めて参加することができます。
では、お施餓鬼の法要が行われる目的をお伝えしていきましょう。
●目的①●:餓鬼となった霊を救う
餓鬼となった霊は、目の前に食べ物が来ても燃えてしまい、飲み物が来ても蒸発して一切口にすることができません。
いつもお腹を空かせて満たされないため成仏することも叶わず、永遠とも思える長い時間を苦しむことになります。
お施餓鬼の法要を行うと、お経に乗せて届けられた食べ物や飲み物を餓鬼が口にすることができ、満たされて餓鬼道から救われるとされています。
生前の行いによって餓鬼になった霊は、お施餓鬼を行なってくれた人の優しさで大切なことを学んで成仏し、施す側も餓鬼を救うことで徳が積まれます。
●目的②●:先祖の霊が帰るのを手助けする
先祖の霊を迎えるお盆になると、精霊棚にたくさんの食べ物が準備され、家族揃って故人の帰りを待ちわびますよね。
しかし、成仏することもできずさまようしかない餓鬼の霊は、その様子をうらやましく思い先祖の帰りを邪魔しようとします。
こうした考えから、お盆の時期に一緒にお施餓鬼の法要を行い、先祖の霊が無事に帰って来れるようにするのです。
故人が信心深い人柄だった場合、もし故人が餓鬼をみたら苦しんでいる人を見捨てることができないだろうと、故人に変わってお施餓鬼を行う人もいます。
どちらも「助けたい」と思う優しい気持ちが詰まっており、お施餓鬼の大切さがわかりますね。
●目的③●:仏の教えを学ぶ
お施餓鬼の由来となっている説には、お釈迦様からの大切な教えが生きています。
苦しんでいる人を見返りなく助けること
知らない人でも惜しみなく分け与える心の大切さ
助けることができたことを純粋に喜ぶ尊さ
など、多くのことが学べるのがお施餓鬼です。
人とのつながりが希薄になっている現代社会では、なかなかお釈迦様の教えを知る機会がありません。
お施餓鬼を通じてお釈迦様の教えをたどり、我が身を振り返るのもお施餓鬼の法要の大切な目的となっています。
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