あの夏の夜
Da1 Studio
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あの夏の夜
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夕立のあと
濡れたアスファルト
自転車の影が
長く伸びていく
遠くで聞こえる
祭りのざわめき
まだ帰りたくない
理由もないのに
君が笑った
あの日の続きを
探してるみたいに
ペダルを踏んだ
夜風が少し
冷たくなって
夏が終わること
気づいてしまった
走れ 残暑の夜を
まだ消えない光へ
君と見た花火の残り火が
胸の奥で揺れている
さよならなんて
まだ言えないまま
遠ざかる夏を追いかけて
もう一度だけ
君に会えたら
コンビニの前
止めた自転車
飲みかけのラムネ
ぬるくなっていた
何気ない言葉
何気ない笑顔
そんな一瞬ほど
忘れられない
来年の夏も
同じ場所にいる
そんな約束を
信じていたかった
風にほどけた
君の髪を見て
何も言えなくて
ただ笑っていた
走れ 涼風の夜を
最後の光へ
君と見た花火の煙が
夜空の奥へ消えていく
またねの一言
それだけなのに
どうしてこんなに苦しいんだろう
遠ざかる夏を
まだ抱きしめてる
もしも時間を
戻せるのなら
あの日の帰り道で
もう少しだけ
君の隣を
歩いていたかった
走れ 夏風の夜を
最後の光へ
君と見た夏の続きを
胸の中で鳴らしていく
さよならじゃなく
また会えるように
消えていく季節を見送って
いつか笑って
思い出せるまで
あの夏の夜に
残った光を
僕は忘れない