【1996年 秩父】林道に現れた"謎のイヌ科"…鑑定した学者が最後まで迷った理由【ニホンオオカミ】図鑑No.023
太古の怪物図鑑
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【1996年 秩父】林道に現れた"謎のイヌ科"…鑑定した学者が最後まで迷った理由【ニホンオオカミ】図鑑No.023
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太古の怪物図鑑
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1996年10月14日、埼玉県・秩父の山並みの林道に、見なれないイヌ科の動物が現れ、約30分で19枚の写真が撮られました。
120年前に消えたはずのニホンオオカミなのか、それとも犬なのか。鑑定した学者が迷った理由と、写真を比べた"物差し"に2024年に見つかった事実を、四国めたんとずんだもんが追いかけます。
▼チャプター
0:00 オープニング(1996年、林道の19枚)
1:07 第1章 写真には、何が写っていた
2:18 第2章 学者は、オオカミだと言い切ったのか
3:37 第3章 九州でも、同じような動物が
4:47 第4章 オオカミとヤマイヌは、別の動物だったのか
5:56 第5章 物差しの剥製は、本物だったのか
7:23 第6章 今も、山にいる可能性は
8:41 わかっていること、まだわからないこと
9:36 エンディング
▼わかっていることと、まだわからないこと
1996年に秩父の山で、オオカミに似たイヌ科の動物が19枚撮影されました。鑑定した今泉吉典は、12の特徴がオランダにある古い剥製と似ているとしながら、狼犬の可能性にも触れ、正体はこれからの研究しだいとしました。仮の名前は「秩父野犬」です。2000年には九州の祖母・傾の山々でも、似た動物が10枚撮影されています。比べる物差しになったオランダ・ライデンの「ヤマイヌ」の剥製は、2024年のゲノム解析で、ニホンオオカミとイヌの雑種だとわかりました。ニホンオオカミは1905年を最後に確かな記録がなく、環境省は絶滅としています。秩父と九州の動物の正体、「ヤマイヌ」が何だったのか、2018年に奥秩父のカメラに記録された遠吠えの主は、まだわかっていません。
▼関連する図鑑のページ
図鑑No.013 ニホンオオカミ
図鑑No.022 九州のツキノワグマ
▼参考文献
1. Gojobori J. ほか (2024) Japanese wolves are most closely related to dogs and share DNA with East Eurasian dogs. Nature Communications 15:1680/総合研究大学院大学・岐阜大学 プレスリリース (2024)
2. 石黒直隆・松村秀一・寺井洋平・本郷一美 (2021) オオカミやヤマイヌと呼ばれたシーボルトが残したニホンオオカミ標本の謎. 日本獣医師会雑誌 74
3. Niemann J. ほか (2021) Extended survival of Pleistocene Siberian wolves into the early 20th century on the island of Honshū. iScience 24
4. 大舘智氏 (2010) 書評『絶滅した日本のオオカミ』. 哺乳類科学 50(2)
5. 小森日菜子・小林さやか・川田伸一郎 (2024) 国立科学博物館所蔵のヤマイヌ剥製はニホンオオカミか? 国立科学博物館研究報告A類 50(1)
6. 環境省 (2014) レッドデータブック2014 哺乳類「ニホンオオカミ」/環境省 (2006) レッドリストカテゴリー
7. The Japan Times (2019) In search of Japan's lost wolves/山と溪谷オンライン (2025) ニホンオオカミはどこへ消えたのか?
▼画像について
動画内の生き物・風景の画像は、記録や研究をもとにしたイメージです(「イメージ」と表示しています)。実際の写真ではありません。
▼音声・キャラクター・BGM・効果音
VOICEVOX:四国めたん、VOICEVOX:ずんだもん
立ち絵素材:坂本アヒル 様(四国めたん立ち絵素材・ずんだもん立ち絵素材)
BGM:OpenTracks(KK「なんでしょう?」https://opentracks.com/bgm/detail/710 、稿屋 隆「誰もいない風景」)
効果音:OpenTracks
あなたは、秩父の写真の動物は何だったと思いますか? ぜひコメントで教えてください。
#ニホンオオカミ #秩父 #ずんだもん解説