Burning Blood 聖飢魔Ⅱ SEIKIMA II
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Burning Blood 聖飢魔Ⅱ SEIKIMA II
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表題曲”El・Do・Ra・Do”が複雑な経歴云々と述べましたが、カップリングのこの曲も中々どうして。
先ず、時系列的には聖Ⅱに於いてはこのナンバーがエース長官初めての作曲ナンバーになるのですが、
シングルレコード盤の「B面」になる上に、当時は「ヘビメタバンド」のシングル盤なんて、店舗側
も余り入荷してくれなかった事情もありまして。。多分、この後に発表された第四教典で長官作曲
のナンバーを初めて聴いた~て方が大勢おられるのではないでしょうか?
おまけに、CD化(アナログ盤であるシングルレコードしか発売されなかった為)も1991年発売される
シングル集”愛と虐殺の日々”までお預けと云う憂き目に遭い、長らく聴けずにいたと云う不遇な経緯
を持ちます。CDが世界で発売されたのが1982年。普及し始めるのが聖Ⅱが地球デビューを果たした
1985年から1987年頃の事。丁度その頃発表された音盤はLPレコード、CD、カセットテープの三種類
が製造され、発売されるのが一般的でした。しかし、上述の通りシングル盤はアナログ盤であるシングルレコード
のみの形態でしか発売され無かったのです。
1991年、”愛と虐殺の日々 [歴代小教典大全]”が発表されたお蔭でやっと聴けたその曲は、力強いEmのリフ、
激しく情熱的な女性コーラス、長官によるアクセントの利いたリードギター、ドスンドスンと一音
一音が腹にクるライデン殿下の8ビート、何より閣下の大迫力のシャウトと唄声と実にスーパーど
ストライクな曲調で「もっと早く聴きたかった…」とまるで損した気分になったのは今ではいい想い出です。
この曲は本来、第三教典”地獄より愛をこめて”の収録曲として制作された曲でしたが、レコーディング
当日の、閣下の発熱によるキャンセルで未収録になってしまったとか(こういう不都合な事象を聖Ⅱ
ではゼウスの妨害と呼称します)。群を抜いて不遇で憑いてない出自の曲なんですね。
作詞でもエース長官/デーモン閣下の合作で、どれだけ強い意気込みで制作に臨んだのかが窺え、その時の
気持ちを思うととても忍びんです。
終始情熱的で、燃え滾る血潮に喘ぎながらも、快楽を追い求める女の妖艶さ、あるいは狂気性を
濃厚に描いた詞です。それも最早、所謂「サバト」と呼ばれる様相です。持って生まれた女自身の情熱なのか、
それとも悪魔によって魅入られ発露した情欲なのか。
どの道、巨大な篝火を囲み美酒片手に肉欲に溺れる、快楽肉欲に塗れた酒池肉林の宴が実に濃厚
に描かれた世界です。
完全に大人の世界です。ワルプルギスの夜ってこんな感じなのでしょうか。
「胸の谷間に紅い薔薇」等、後に発表する”有害”の世界観の一片を垣間見る事が出来、やはり長官は
艶(あで)やかで蠱惑的な世界観の描写に長けたミュージシャンなんだな~、と改めて思うのです。
作詞 エース清水長官/デーモン小暮閣下
作曲 エース清水長官
これこそ隠れた名曲です。