東海ペニンシュラは良き大会
榎本修一
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東海ペニンシュラは良き大会
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榎本修一
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TOKAI PENINSULA GIANT TRAIL 160km
肋骨骨折からの復帰。そして、100マイルへの再挑戦。
2026年10月24日。
愛知県で開催された「TOKAI PENINSULA GIANT TRAIL 160km」に挑戦してきました。
今回の挑戦には、特別な思いがありました。
8月15日、トレイルランニング中の滑落事故で、左肋骨6本を骨折。さらに外傷性気胸を起こし、救急搬送・入院することになりました。
しばらくは走ることさえ考えられない状況でしたが、少しずつ回復。医師から骨の回復も良好との診断を受け、再び山を走れるようになりました。
そして、事故から約70日。
まだ完全な体力が戻っているとは言えない中で、160kmの100マイルレースに挑みました。
■ 大会概要
TOKAI PENINSULA GIANT TRAILは、愛知県の渥美半島から三河の山々を越え、蒲郡市の竹島埠頭緑地を目指すロングトレイルレースです。
開催日:2026年10月24日~25日
距離:約160km
累積標高:約6,100m
制限時間:35時間
スタート:伊良湖緑地
フィニッシュ:竹島埠頭緑地
原則としてコース上にマーキングがないセルフナビゲーション形式。GPSと地図を頼りに、自分でルートを確認しながら進むレースです。
■ 今回の結果:70kmでDNF
朝6時、伊良湖緑地をスタート。
今回の目標は、無理をせず、会話ができる程度の心拍数を意識しながら、最後まで脚を残して進むことでした。
しかし、実際には思っていた以上に身体の持久力が戻っていませんでした。
最終的には二川付近でリタイア。
Garminの記録は以下の通りです。
走行距離:72.39km
累積上昇:3,116m
経過時間:11時間50分07秒
移動時間:10時間37分54秒
平均心拍数:131bpm
最大心拍数:175bpm
160kmの半分にも届かず、今回の挑戦はここで終了しました。
■ 今回の反省点
今回、最も大きく感じた課題は、脚の持久力不足でした。
心拍数を抑えて進むことは意識できていましたが、長時間にわたって脚を動かし続ける力が足りませんでした。
特に下りでは、左脚、続いて右脚の内転筋に痙攣が発生。思うように脚をコントロールできなくなりました。
また、補給についても大きな反省があります。
今回の行動食は、濃縮したスポーツドリンクを中心に、まんじゅう1個、うまい棒1本程度。
これだけでは長時間のレースを支えるエネルギー補給として明らかに不足していました。
長距離を走るためには、走力だけでなく、食べ続けること、適切なタイミングでエネルギーを補給することも重要です。
さらに、内転筋が痙攣する前には、足首の前側に靴ひもで締め付けられるような違和感もありました。
足部の使い方、オーバープロネーションや扁平足の問題も含めて、走り方そのものを見直す必要があると感じています。
■ それでも、できたことがある
今回のレースで、できなかったことばかりではありません。
まず、肋骨6本の骨折と気胸という大きな怪我から、再び100マイルのスタートラインに立てたこと。
そして、約70kmを進むことができたこと。
心拍数を意識し、無理にペースを上げずに行動するという課題にも取り組めました。
完走という結果は残せませんでしたが、今の自分の身体がどこまで回復しているのか、何が不足しているのかを具体的に知ることができました。
今回のDNFは、単に体力がなかったという一言では片付けられません。
走力、脚の耐久性、補給、足の使い方。これらを改めて見直す機会になりました。
■ 次に向けて:まずは70kmを10時間30分で楽に進める身体へ
次の目標は、いきなり160kmの完走を目指すことではありません。
まずは70kmまでを10時間30分で、余裕を持って進める走力を取り戻すこと。
今回の70km付近までの経過時間は約11時間50分でした。
単純にスピードを上げるのではなく、長い距離を走り続けられる脚と、下りでも崩れない身体を作り直したいと思います。
そのために、これから取り組むことは次の通りです。
ロードでのロング走による基礎持久力の回復
別所峠走、初挑戦の鍋谷峠走による登り下りの脚づくり
ナビゲーションを使った30km程度のトレイル練習
内転筋や足首、足部の補強とフォームの見直し
長時間行動を想定した計画的な補給練習
距離をむやみに増やすのではなく、一つひとつの練習に目的を持たせて取り組んでいきます。
■ 挑戦はまだ終わらない
61歳。
若い頃と同じように、ただ走り込めばよいというわけにはいきません。
身体の回復と向き合いながら、何が足りないのかを考え、少しずつ積み上げていく必要があります。
今回、160kmの完走はできませんでした。
でも、再び山に戻り、100マイルという大きな目標に挑戦できたことには意味があったと思っています。
できなかったことを悔やむだけではなく、今回の経験を次の挑戦につなげる。
まずは70kmを余裕を持って走れる身体へ。
そして、いつか再び100マイルのフィニッシュラインへ。
まだまだ挑戦は続きます。
生きてる命をもっと輝かせたい。
走れる。それだけのことに感謝しながら、また一歩ずつ進んでいきます。
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