【地形の謎】なぜ雲仙の最高峰は「普賢岳」ではなかったのか?標高データが暴く平成新山と眉山大崩壊の真実
立体日本列島
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【地形の謎】なぜ雲仙の最高峰は「普賢岳」ではなかったのか?標高データが暴く平成新山と眉山大崩壊の真実
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長崎・雲仙。この火山の最高峰は、名前の知られた普賢岳ではなく、平成の噴火で生まれた「平成新山」です。
1990年からの4年あまりの噴火で生まれた平成新山と、1792年に崩れて有明海へなだれ込んだ眉山。山が生まれ、山が崩れた雲仙の地形を、実際に測った標高データと空中写真から作った立体で確かめます。
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/ @japan_in_3d
▼シリーズ「【地形の謎】九州の大地」
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・鹿児島の海に沈む2つの巨大カルデラの回: • 鹿児島の海から「水を抜く」と何が現れるのか?水深データが暴く「桜島の正体」と海底の巨...
▼チャプター
0:00 雲仙の最高峰は、普賢岳ではない
1:07 雲仙地溝:溝の中に積み上がった火山
1:56 山が生まれた:平成新山(1990〜1995年)
3:02 4年を早回しで:積み上がっては崩れる溶岩ドーム
4:03 測る:普賢岳と平成新山の差124m
5:08 火砕流の通り道:水無川(1991年)
5:54 山が崩れた:眉山(1792年)
7:19 九十九島と流れ山
8:04 有明海を渡った波:島原大変肥後迷惑
8:51 崩れた山が残した水:白土湖と湧き水の町
▼ことば
・熱い灰の流れ(火砕サージ):火砕流の重い本体から分かれて、谷の外へ広がった、熱い灰とガスの流れです。
・島原大変肥後迷惑:島原の大きな異変(大変)のために、海の向こうの肥後(今の熊本)も大きな難儀をこうむったことを伝える呼び名です。
・鯉の泳ぐまち:終わり近くの水路は、湧き水が流れる島原市の中心部の水路です。
▼出典(数字・年代)
・普賢岳と平成新山の標高、雲仙地溝の幅、眉山の年代と崩れた量、平成新山の沈み:気象庁「日本活火山総覧(第4版)雲仙岳」 https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/d...
・噴火の年月日(1990年11月17日・1991年5月20日)、1995年の溶岩の噴出の停止、火砕流の回数(地震計による数で約9,400回)、溶岩の量(約2億m³)、1792年の経過:気象庁「雲仙岳 有史以降の火山活動」 https://ds.data.jma.go.jp/svd/vois/da...
・溶岩ドームの大きさ(直径約1km・高さ約240m)、噴火の終わり(1995年2月)、眉山の崩れた量、山頂が約150m低く、海岸線が最大約800m前へ、流れ山:内閣府「1990-1995 雲仙普賢岳噴火」報告書 第1章 https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyoku...
・平成新山は長崎県の最高峰:内閣府「広報ぼうさい」日本の火山 vol.07 雲仙岳 https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhou...
・最盛期の溶岩(1日30〜40万m³)、1991年6月3日の火砕流(水無川沿いに約4.3km):内閣府「広報ぼうさい」No.43(2008年) https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyoku...
・火砕流の本体と熱い灰の流れ(火砕サージ):杉本伸一・長井大輔(2009)九州大学大学院理学研究院研究報告(地球惑星科学)22巻3号 https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/op...
・砂防の施設(砂防えん堤・導流堤):内閣府「1990-1995 雲仙普賢岳噴火」報告書 第2章 https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyoku... / 位置:© OpenStreetMap contributors
・雲仙地溝のでき方:観光庁 多言語解説文データベース(島原半島ジオパーク) https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/com...
・眉山の崩壊の引き金(地震):環境省 九州地方環境事務所 https://kyushu.env.go.jp/content/9001...
・眉山の崩れ方の研究:後藤・棚橋・杉山(1993)「眉山崩壊の危険度評価と崩壊・土石流対策」長崎大学 https://nagasaki-u.repo.nii.ac.jp/rec... / 古賀ほか(2002)「島原四月朔地震(1792)と島原大変-2」歴史地震18号 https://www.histeq.jp/kaishi/HE18/14-...
・1792年の崩壊、沖の島々(九十九島)は崩れた土砂の塊、白土湖(毎日約4万トン)、日本の歴史上最大の火山の災害:観光庁 多言語解説文データベース「島原半島ジオパークリーフレット:島原大変」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/com...
・1792年の土砂の範囲:内閣府「1990-1995 雲仙普賢岳噴火」報告書 第1章 図1-1(太田、1996)
・玉名の津波の跡(海抜9.6m、今の海岸から約4km、2020年に自然災害伝承碑):熊本日日新聞(2025年7月26日) https://kumanichi.com/articles/1843025
・島原の湧き水と、鯉の泳ぐまち:島原市(国土交通省「水の郷」) https://www.mlit.go.jp/tochimizushige...
▼地図・地形のデータ
・地形・空中写真:国土地理院「地理院タイル(標高タイル・全国最新写真(シームレス)・空中写真〔1961〜1969年・1974〜1978年〕)」を加工して作成 https://maps.gsi.go.jp/development/ic...
・海底地形:GEBCO Compilation Group (2026) GEBCO 2026 Grid https://www.gebco.net/
・砂防施設の位置:© OpenStreetMap contributors(ODbL) https://www.openstreetmap.org/copyright
▼ご注意
・飛ぶ場面の地形は、高さを1.2〜1.5倍に強調しています(測る場面は強調なし、雲仙地溝の断面は2倍)。
・噴火の前の山の形、溶岩ドームが育つ途中の形と赤い色、火砕流と熱い灰の流れの範囲、崩れる前の眉山、1792年の土砂の範囲、波の広がり、地下の様子は、資料をもとにした再現(イメージ)です。
・溶岩ドームの大きさの破線の円は、公表の大きさを示すおおよその範囲です。
・東京ドーム・学校のプールの杯数は、資料の量を、東京ドーム約124万m³、プール約360m³で割った目安です。
・ナレーションは音声合成です。
・雲仙岳の最新の火山の情報は、気象庁「雲仙岳」のページでご確認ください。 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/...
#雲仙 #普賢岳 #平成新山 #島原 #地形