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退職した夫が、私のパート代で夫婦旅行を計画。六十四歳の私は家計帳を開いた。このお金を残したい理由を、夫はどう聞くだろう

Wascom Loforte

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退職した夫が、私のパート代で夫婦旅行を計画。六十四歳の私は家計帳を開いた。このお金を残したい理由を、夫はどう聞くだろう

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Wascom Loforte
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翌朝の弁当用に小松菜を絞っていた私に、退職した夫が旅行代三十六万円をパートの口座から出してほしいと言いました。私の休みも確かめず、もう申し込んだ六泊の九州旅行。振込先の紙を挟まれた家計帳には、一階の部屋の見積りが入っていました。 六十四歳の私は、スーパーで働きながら、毎日の食事も家計も回してきました。けれど、膝が痛む日は二階の自宅へ上がるだけでもひと苦労。少し休みたくても、給料が減るのが怖い。貯めてきたお金は、いつまでも同じように働けるとは限らない私の備えでした。 海の見える宿で、食事を作らずに過ごしたい。その気持ちは今もあります。夫が私を喜ばせようと宿を選んだことも分かるのです。それでも、旅から帰ればまた私が働き、夕飯を作る。その「普段どおり」を続けられるかどうか、二人で考えたことはありませんでした。 私は振込みを断り、年金の通知と給与明細を食卓に並べます。安い旅行に変えるか、半分ずつ払うか。その前に話したいのは、これから毎月いくらで暮らし、私が仕事を減らしたらどうなるのかということでした。 夫婦で一階へ移る道も、娘の家に身を寄せる道もあります。一人で借りれば、家賃も生活費も重くなる。それでも、疲れて帰った日に、誰かの食事を考える前に座っていていい暮らしを、私は確かめたくなりました。 夫の優しさをなかったことにせず、娘の好意にも頼りきらずに、自分の休む時間をどう守るのか。家計帳を開いた私が、残したいお金の理由を伝えていく、その話し合いの続きを聞いていただけたらと思います。 #熟年夫婦 #定年後の暮らし #老後の家計 #自分の時間