大雨で避難できない… 園児30人を助けた隣の会社 子どもたちが“お礼のプレゼント”
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名古屋を襲った大雨。避難できず困っていた子どもたちに救いの手を差し伸べたのは、保育園の隣にある会社でした。
16日、名古屋市の保育園では子どもたちが熱心に何かを書いていました。
書いていたのは、お礼のメッセージカード。お礼をしたいのは、あの日のことについて…。
先週の大雨で、園の前の道路は冠水。あっという間に茶色く濁った水がたまっていったといいます。
このままでは子どもたちが危険なため避難をすることに。急きょ、ゴミ袋で作った雨がっぱを着せて準備。平屋建てのこの園は上の階に避難はできないのです。
たかなしの森保育園・金森諒 保育士:
「このままいくと浸水しかねないので、五幸電設さんに連絡を入れさせてもらって、この状況なので避難させてくださいって」
電話した先は園の隣にある電気設備工事の会社。電話を受けたお隣は。
五幸電設・奥居八重さん:
「ほっとけないっていうのと、ここでもう手伝わなきゃと思って」
隣の会社から「いつでも避難してもらっていい」と言ってもらえた保育士たちは、大雨の中、園児30人を会社まで連れて行くことに。距離は20メートルほどですが、すでに大人の膝下まで水が…。
小さい子どもはおぶって一人ずつ避難させます。先生たちは園と会社の間を何往復も…。それを見た隣の会社は。
五幸電設・奥居八重さん:
「先生方が(園児を)抱っこしてみえてすごく大変そうだったので、赤ちゃんとか預からせてもらって、そのまま抱っこして(3階まで)上がっていった」
3階では別の社員がタオルで子どもたちを拭いてケア。
五幸電設・奥居八重さん:
「たくさん(粗品で)いただいたのをとってあったので、すごく役立ちましたね」
いつもとは違う雰囲気に不安になる子どももいる中、落ち着かせようと手遊びの歌を聞かせます。先生たちの機転で、安心し笑顔を見せる赤ちゃんも。
ここまで連携がとれたのにはある理由が。
たかなしの森保育園・金森諒 保育士:
「年2回こういう事態があった時に備え、場所を貸していただいて訓練している。だから連携がかなりスムーズにできたんじゃないか」
実はこの園、以前から隣の会社まで避難する訓練をしていたのです。
さらに、ご近所さんたちは普段から園のイベントにも積極的に参加してくれているとのこと。
その関係性があったからこそ、全員無事に避難できたといいます。
そして18日に再びお礼にやってきた園児たち。一生懸命作ったメッセージと歌のプレゼントです。
五幸電設 職員:
「すごくかわいくて癒やされて、こっちの方が元気いただいた」
たかなしの森保育園・金森諒 保育士:
「普段から地域のコミュニケーションをどんどん増やして、こういう災害時に助け合いができたらいいなと思います」
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