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なぜ海賊が「安全」を売っていたのか?秀吉の兵糧攻めに消滅した村上海賊

遠藤利江子

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なぜ海賊が「安全」を売っていたのか?秀吉の兵糧攻めに消滅した村上海賊

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遠藤利江子
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1420年、瀬戸内海。暗闇の中で朝鮮使節を取り囲んだ海賊は、刀を抜く代わりに「過所船旗」を差し出し、通行料を要求しました。 「日本最大の海賊」と呼ばれた村上武吉。彼らは船を襲うのではなく、海の「安全」を売って巨万の富を築いていました。しかし、天下統一を目指す豊臣秀吉の巨大なシステムが、彼らの前に立ちはだかります。激しい渦潮に守られた無敵の要塞「能島」は、なぜ大砲の一発も撃たれずに陥落したのか。そして、海賊の消滅がベトナム・ホイアンでの朱印船貿易にどう繋がっていくのか。海の掟が国家のルールに飲み込まれた、終わりの物語をたどります。 年表 1420年(応永27年) 朝鮮の使節・宋希璟が瀬戸内海を通過し、海賊から旗を買う 1555年(弘治元年) 厳島の戦い。毛利元就が村上氏に加勢を懇願する 1582年(天正10年) 来島村上氏が秀吉側に寝返る 1585年(天正13年) 小早川隆景が能島を包囲。村上武吉が降伏する 1588年(天正16年) 豊臣秀吉、海賊停止令を出す 1601年(慶長6年) 来島村上氏、豊後国の森(現在の大分県玖珠町)へ移封される 1604年(慶長9年) 村上武吉、周防国で死去 ■登場人物 村上武吉(むらかみ たけよし) 能島村上氏の当主。ルイス・フロイスから「日本最大の海賊」と呼ばれる 豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) 天下統一を進め、海賊停止令を出す 小早川隆景(こばやかわ たかかげ) 毛利氏の武将。秀吉の命で能島を兵糧攻めにする 宋希璟(そう きけい) 室町時代に日本を訪れた朝鮮の使節 ■舞台 能島(愛媛県今治市) / 森藩(大分県玖珠町) / 周防大島(山口県) / ベトナム・ホイアン ■史料 宋希璟『老松堂日本行録』 ■参考文献 ・今治市 村上海賊ミュージアム「村上海賊とは」 #歴史解説 #村上海賊 #豊臣秀吉 #海賊停止令 #能島 #戦国時代 #朱印船