もう会えないのに、待ってしまう夜。|窓に残る君 / 汐乃 - SHINO - #Shorts
汐乃-SHINO -
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もう会えないのに、待ってしまう夜。|窓に残る君 / 汐乃 - SHINO - #Shorts
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【歌詞】
雨粒がひとつ 窓をすべって
街の灯りを 連れて落ちた
君が座っていた この場所だけ
今夜も少し 空けてしまう
冷めた紅茶に 触れた指先
時計の音が やけに近い
「もう寝たかな」と 打ちかけて
送れないまま 画面を伏せた
ひとりにも慣れたよって
誰に言い訳してるんだろう
窓に映った私だけ
まだ あの日を見ている
会いたいなんて 言わないから
今夜だけ 君を待たせて
帰らないこと 知っているのに
灯りをひとつ 消せないまま
雨がやんだら 眠れるかな
君の声まで 遠くなるかな
さよならよりも 小さな声で
「おかえり」をまだ しまっている
川沿いを走る 終電の窓
いくつもの今日が 帰ってゆく
君が好きだった 遠くの塔は
何も知らずに 光っている
毛布を肩まで 引き上げたとき
ふたりで選んだ 冬を思う
忘れたつもりの 仕草ほど
こんな静かな 夜にほどける
元気でいてほしいのに
私を忘れないでほしい
言葉にしたら 困らせるから
白い息にも できなくて
会いたいなんて 言わないから
今夜だけ 君を待たせて
隣にいない そのことよりも
振り向く癖が 消えないんだ
雨がやんでも ここにいるよ
あの日の続きを 探してしまう
窓を流れる 光の向こう
君のいない街が きれいだった
最後に手を振った
君は少し 笑っていた
あのとき私が うなずいたのは
平気だったからじゃない
会いたいなんて 言わないから
今夜だけ 君を待たせて
明日になれば たたむ毛布を
今はひとりで 抱きしめている
雨がやんだら 灯りを消そう
何度もそうして 夜が過ぎた
さよならよりも 小さな声で
「おかえり」をまだ しまっている
窓に残った 指のあと
君の名前は 書かないまま