建てなかった場所が、都市を豊かにする|服部緑地 都市計画の哲学
島津耕造
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建てなかった場所が、都市を豊かにする|服部緑地 都市計画の哲学
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島津耕造
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都市は、建てることでつくられる。
けれど本当に豊かな都市は、建てなかった場所によって、かたちづくられているのかもしれません。
大阪・豊中にある服部緑地。
この広大な緑は、偶然残った森ではなく、都市が膨らみ続ける時代に「何も建てない」と決められた、計画された空白です。
都市を守るための緑として構想されたこの場所は、時代とともに、人が憩うための緑へと意味を変えてきました。
森の奥には、日本各地から移された茅葺きの民家が並び、壊されるはずだった暮らしの記憶が静かに残されています。
石と松と水で秩序をつくる日本庭園。自然を囲い、季節の外に置くガラスの温室。軸線と幾何学で整えられた噴水広場。
ひとつの緑地の中に、自然と向き合う、いくつもの異なる思想が並んでいます。
建てることは、未来を決めること。
建てないことは、未来に余白を残すこと。
服部緑地を歩きながら、都市計画における「空白」の意味を考える映像作品です。
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