「ここは、潰れる土地ではございません」潰れかけの飯屋を十二の天才少女に任せたら、彼女は宿場一の大店の主になった | 昔話
江戸物語館
0:00 / 0:00
「ここは、潰れる土地ではございません」潰れかけの飯屋を十二の天才少女に任せたら、彼女は宿場一の大店の主になった | 昔話
2 318 просмотров · 2 недели назад
江戸物語館
3,63 тыс. подписчиков
2 318 просмотров · 2 недели назад
「ここは、潰れる土地ではございません」 十両の借金。屋根の半分が落ちた、潰れかけの一膳飯屋。 そこへ現れたのは、飯の一杯さえ恵んでもらえぬ、十二の物乞いの娘でした。 宿場じゅうが腹を抱えて笑うなか、その娘だけが、がらんとした庭を一巡りして、静かにこうつぶやいたのです。 信濃の山あいの宿場を舞台に、塩の道と、たった一つの枡をめぐる人情の昔話をお届けします。
▼ あらすじ 海のない信濃の国では、峠を越えて運ばれる塩がなによりも重い品でした。 その塩の集まる宿場のはずれに、半年も客の来ない古い飯屋が一軒。 借金取りに蹴り上げられていたその店へ、名も知れぬ娘・お澄が現れ、こう申し出ます。 「三月で結構です。元手は一文もいただきません」 入口の向き、塀の高さ、牛方の足取り。 娘の澄んだ目は、大人たちの誰も見ていなかったものを見抜いていました。 やがて死にかけた店に湯気が戻り、宿場の水の流れが変わり始めたとき—— 通りの下手に構える大店の主が、静かに動き出します。 そして娘が懐に抱いていた、手垢で飴色になった小さな枡が、幾年も埋もれていた真実を掘り起こしてゆくのです。
▼ この物語が伝えるもの ・土地が人を生かすのではなく、人の「量り」が土地を生かす ・値ではなく情で結んだ縁は、どんな勘定より長く続く ・一度澄んだ勘定は、歳月を巡って必ずその場所へ戻ってくる 母がすべてを失う瞬間に娘の手へ握らせたのは、金子ではなく枡ひとつ。 ごまかさぬ量り——それこそが、崩れた家が遺した最も大きな身代でした。
▼ 皆さまへ 最後までご覧くださり、ありがとうございます。 よろしければコメント欄で教えてください。 ・今どちらの土地からお聞きになっていますか ・お澄のどの一言が、いちばん心に残りましたか 皆さまの一言が、次の物語をつくる力になります。 高評価とチャンネル登録をいただけますと、新しい昔話をいち早くお届けできます。 毎週、心にひとつ温もりの残る日本の昔話をお届けしています。 どうぞ良い一日を。
#昔話 #日本昔話 #朗読