座敷童子【夜更けの伝承ファイル】
夜更けの伝承ファイル
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座敷童子【夜更けの伝承ファイル】
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夜更けの伝承ファイル
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座敷童子という存在を、ご存じでしょうか。岩手県を中心に伝わる、家に富をもたらすとされる子どもの姿の神です。
この神がいる間、その家は栄え続けるとされ、逆に座敷童子が去ってしまうと、家は急速に没落していくのだとか。柳田国男の『遠野物語』第18話には、座敷童子が去った家で主人と使用人あわせて二十人あまりが、たった一日のうちに息を引き取ったという恐ろしい記録が残されています。
一方、岩手県二戸市の金田一温泉「緑風荘」には、亀麿という名の座敷童子が住むと伝えられ、多くの人が縁を求めて訪れてきました。2009年の大火災で建物のほとんどを失いながらも、亀麿を祀る社だけは焼け残ったといいます。
富をもたらす神か、それとも去りゆく者への畏れか。座敷童子という存在の、二つの顔に迫ります。
もしあなたの家の座敷に、小さな足音が聞こえたなら、どちらの意味だと受け止めるでしょうか。
【出典・参考】
・柳田国男『遠野物語』(1910年)第17〜19話
・Wikipedia「座敷童子」
・座敷わらしの宿 緑風荘 公式サイト「歴史」(2009年火災・2016年営業再開)