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育休前にスクラムマスターが「チームを離れてみた」〜5ヶ月の育児休暇の前後で行った、チーム自立の実験と答え合わせ〜 / Kenji Takashiro

Scrum Tokyo

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育休前にスクラムマスターが「チームを離れてみた」〜5ヶ月の育児休暇の前後で行った、チーム自立の実験と答え合わせ〜 / Kenji Takashiro

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5か月の長期離脱を控えたスクラムマスターが、手探りのマニュアル引き継ぎを捨て、あえて1か月前から支援を「止めてみる」ことでチームの自律性を引き出した実験と、復帰後の答え合わせの話。 --- 【O:起きたこと(Before)】 スクラムマスターとしての私が育児休暇という長期休暇を取得する際、「自分が現場を離れた後、チームにどんな変化が起きるのか全くわからないし、有効な打ち手や引き継ぎがわからない」という、予測不可能な未来に対する漠然とした不安に直面しました。「問題を問題としてチーム自身が取り扱えるように議論のテーブルに上げる」という、目に見えない関わり(暗黙知)を大切にしてきたからこそ、形式的な引き継ぎマニュアルをいくら作っても本質的な解決にならず、具体的に何を引き継げばよいのかよくわからず手探りの状態が続いていました。 【N:望んだこと(After)】 スクラムマスターが不在になっても、チームが自律的に成長する状態を目指しました。また、私が不在の期間の経験を経てチームが成長し、スクラムマスターとしての私が不要になる状態を目指しました。 【Y:やってみたこと(Action)】 ① チームから早めに離れてみた 私は社外コミュニティ「スクラム道関西」のオープンジャムで手探りの状況を投げかけました。そこで得た「チームから1〜2スプリント抜けてみて、結果を観察したら?」という助言を契機に、引き継ぎを「経験主義の実験」として捉え直しました。 私はエンジニアリングマネージャーと連携し、お休みに入る1ヶ月前からスクラムチームから離れる「実験」を敢行。不在によって浮き彫りになる事実を観察し、お休み前に前倒しで「検査」と「適応」を回しました。 また、2スプリントで甚大な問題が起こらないことを確認したことから段階的に工数を減らし、お休み3週間前には完全にチームを離れました。 ② 復帰後に答え合わせをしてみた 5か月の育児休暇後、職場に復帰した私はエンジニアリングマネージャーやチームメンバーと会話したり、チームの様子を観察しました。特に、「数スプリント離れたときには発生しなかった変化がなにか」を調査しました。結果、以下のような興味深い事象が発見されました。 私の存在が一部のチームメンバーの「お守り」のような存在になっていたこと 予期せぬメンバーが私の役割を代替するようになっていたこと エンジニアリングマネージャー自身がひとりで乗り越えた経験から自信がついていたこと https://confengine.com/conferences/sc...