将来のゆめ
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将来のゆめ
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澄んだ瞳で将来の夢を尋ねてくる君。
世界や未来に向かって真っ直ぐに輝く君に対して、わたしの唯一の願いは「君の中で大きな存在になる」こと。
そのあまりにピントのズレた重い本音を恥じて隠しながら、君が語る未来図の隣に自分がいるのかどうかばかりを気にしてしまう。
そんな切なく不器用な片想いを描きました。
【将来のゆめ】
夕暮れのファミレスの席
グラスの水滴を指でなぞる
「将来の夢は何?」なんて
純粋な目で尋ねないでよ
まっすぐに未来を見つめて
眩しい夢を語る君の横顔
きらきらと光るその瞳が
今のわたしには少し痛い
わたしの中にいる君と同じくらい
君の中で大きな存在になりたい
それがたった一つの願いだなんて
ピントのズレた答え
言えるわけないよ
君が描く未来のその景色の中に
立っているのは誰なんだろう
そんなことばかり考えてしまうから
笑ってはぐらかすことで精一杯だよ
世界を広げていく君と
君だけで世界が埋まるわたし
同じ時間を過ごしていても
見ている方角が違いすぎるね
「君ならきっと叶えられるよ」って
聞き分けのいい言葉を並べながら
置いていかれそうな不安ばかりが
胸の奥で静かに広がっていく
わたしの中にいる君と同じくらい
君の中で大きな存在になりたい
それがたった一つの願いだなんて
ピントのズレた答え
言えるわけないよ
君が目指す輝く場所の隣に
並んでいるのは誰なんだろう
くだらない嫉妬で汚したくなくて
おどけて話をそらすしかできない
大きな夢を持てないわたしは
君の隣に似合わないのかな
君を想うことしかできない弱さを
夕焼けの中に隠した
「将来の夢なんてまだないよ」って
小さくついた嘘の向こう側
本当はずっと叫んでいるよ
君の特別な一番になりたいんだと
いつか君の夢が叶うその瞬間
隣で笑う人がわたしでありますようにと
言えない願いを胸の奥に閉じ込めて
今日も君の横顔を見つめてる