関東平野はなぜ広い?地下の“巨大なくぼみ”と、海より低い東京の下町【関東平野】
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関東平野はなぜ広い?地下の“巨大なくぼみ”と、海より低い東京の下町【関東平野】
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日本でいちばん広い関東平野。東京駅から60km離れた熊谷でも、標高はおよそ28mしかありません。
なぜ関東には、これほど広く平らな土地ができたのか。国土地理院の標高データと、地下深くまで掘った井戸の記録から、そのしくみをたどります。後半は、海面を上げる実験と、東京の「海抜ゼロメートル地帯」のなぞも。
▼目次
0:00 はじめに
1:42 平らな土地を測る
3:32 沈み続けるくぼみ
6:23 台地と低地
10:46 今も沈んでいる?
12:29 まとめ
▼参考文献
[1] 国土地理院「日本の地形(日本アトラス)」
[2] 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
[3] 国土地理院「日本の主な山岳標高」
[4] 環境省「東京都の地盤環境情報」・「埼玉県の地盤環境情報」
[5] 日本地質学会誌(2017)「関東平野中央部の地下に分布する鮮新−更新統の層序と構造運動」
[6] 産業技術総合研究所「関東平野地下深部に特定された中央構造線」(2006)
[7] 葛飾区史「最終氷期の関東平野」・「縄文海進と関東平野」
[8] 武蔵村山市「狭山丘陵・武蔵野台地の地質」
[9] 国土交通省「土地履歴調査 東京西南部 説明書」
[10] 産業技術総合研究所「地質調査研究報告 第71巻第3号」
[11] さいたま市立博物館「縄文時代その3」
[12] 江東区「地盤沈下」
(閲覧日:2026-10-20)
▼注釈
・関東平野の面積は、どこまでを平野に含めるかで異なるため、約1万7000km²は概数です。東京都の面積とのくらべも概算です。
・「国土の約4分の3」は、国土地理院の資料の「火山地・丘陵をふくむ山地」によります。
・関東造盆地運動は、平野全体が同じ速さで沈むという意味ではありません。沈む中心や地層の厚さは、時代や場所によってちがいます。「約160万年前からあとの沈む中心は久喜〜春日部付近」は研究の一例です。
・岩槻の観測井は深さ約3510mまで掘られ、地表から約2864mまでが堆積層、その下に古い岩盤が確認されています(動画では約3500m・約2900mと丸めています)。
・熊谷 約28m・大宮 約12m・古河 約17m・秩父〜銚子 約160kmなどの標高と距離は、国土地理院の標高データから計算した値です。
・海面を上げる図は、国土地理院の標高データ(z12・1マス約30m)で、海につながる低い土地に水を入れた計算です(道路や堤防などの細い盛り土は除きました)。今の地形のまま海面だけを上げた図で、浸水の予測や昔の海岸線ではありません。
・約6000年前の海面の高さ(今より2〜3mほど)や奥東京湾の範囲には、研究や地域による推定の幅があります。地図の奥東京湾の範囲はイメージです。
・台地と低地の色分けは、標高データから作った目安です。
・「満潮のときの海面より低い土地 約124km²(23区の約5分の1)」は江東区の資料によります。地図の色は、東京湾の平均満潮位(標高 約0.9m)より低い土地を、国土地理院の5mメッシュの標高で塗った目安です。
・東京東部の地盤沈下は、地下水や天然ガスかん水のくみ上げによる人為的な沈下で、関東造盆地運動とは別のものです。
・3Dの地形は高さを3倍に強調しています。断面図は縦を引きのばしています。模式図は、しくみを説明するための図で、形や大きさは正確ではありません。
▼データ・地図
・標高:国土地理院(標高タイル〔基盤地図情報 数値標高モデル〕・5mメッシュを含む)を加工して作成
・海の底の地形・日本のまわりの地形:Mapzen Terrain Tiles(AWS Open Data。ETOPO1・GEBCO ほか)を加工して作成
▼音
・BGM:OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)「考察」(shimtone)/「優しい呼吸で」(蒲鉾さちこ)
・効果音:効果音ラボ/OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)
▼この動画について
・ナレーションは合成音声です。
・まちがいに気づいたら、固定コメントで訂正します。
・「この場所のなぜが知りたい」を、コメントで教えてください。
#関東平野 #関東 #東京 #地理 #地形