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【動悸の犯人】不安や心配、緊張すると、なぜドキドキするのか。そのメカニズムと動悸がした時の対処法を解説。

大坂 勤 医師 内科医 今からはじめる予防医学

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【動悸の犯人】不安や心配、緊張すると、なぜドキドキするのか。そのメカニズムと動悸がした時の対処法を解説。

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大坂 勤 医師 内科医 今からはじめる予防医学
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概要: 誰でも、緊張や不安、心配になったりすると脈が速くなってドキドキするという経験をしたことがあると思います。その時には呼吸も速くなって息苦しくもなります。でもそのようなストレス下に置かれると、なぜ心拍数が速くなって動悸がするようになるのでしょうか?走ったり、運動した時に脈が速くなるのは、運動することによって全身に酸素が必要になるからです。でも緊張や不安に感じている時は、体を動かしていなくても、なぜ脈が速くなるのでしょうか?それは、ストレス下に置かれると、人間はそのストレスの感情をどうにかして解除しようと考えます。考えるのは「脳」です。脳は酸素と栄養を要求します。イッパイ考えれば考える程、「それに見合った酸素と栄養をくれ」と脳はいいます。脳に酸素と栄養を届けるためには、血管を介して血液で運ぶ必要があります。私たち人間は、二足足で立って生活しています。常に下向きの「重力」がかかっています。脳みそは一番上の頭の中にあります。その脳に酸素と栄養を届ける為には、重力に打ち勝って血液を上に上げる必要があります。そうするためには、血圧を上げる必要があります。血管は収縮して圧を高め、心臓は心拍数を上げ、ポンプの数を多くして速くなります。これが「動悸」がする原因です。血圧が上がれば、心臓の中の圧も高まり、心臓にも負担がかかります。また血液の中の酸素の濃度を上げようと、肺は呼吸の数を多くします。これが「息苦しくなる」原因です。お化け屋敷に入った時を想像してみて下さい。暗い部屋の中をゆっくりと歩いていますが、「何かが起こる「ビックリさせられる」、という不安と恐怖のストレス下に置かれます。そのストレスの感情を何とかしようと脳は色々と考えます。脳はそのストレスに見合った酸素と栄養を要求します。なので、体は激しく動いていないのに、ストレスがかかるだけで、心拍数は速くなり「動悸」がして、呼吸も速くなり「息苦しく」なるのです。またストレスが掛かっていると、ストレスホルモンも過剰に分泌されるようになり、より冷静な判断が出来なくなり、悪いことを連想してしまい、悪循環に陥ってしまうことがあります。また動悸がしたり、息苦しくなると、その症状がさらに気持ちの余裕を無くさせてしまいます。お化け屋敷など「終わり」や「出口」があるストレスなら短時間なのでいいですが、私達が日常生活で抱えているストレスは、人間関係や仕事、収入面や介護のことなど、すぐに解決できないストレスが複数関与していることが問題です。そのストレスがなかなか解除できず、長期間に及ぶと、交感神経が常にに緊張し、ストレスホルモンの分泌もさらに高まってしまいます。そうなると、血圧が常に高くなり、心臓に負担がかかれば「心不全」を起こしてしまうかもしれません。血管が破けてしまえば「脳出血」を起こしてしまうこともあります。また呼吸が速くなりやすくなるため、常に息苦しい感じがしたり、過呼吸を起こしやすくなってしまいます。血圧を上げたり、呼吸を速めているのは自律神経の交感神経の興奮です。他の動画でもお話しましたが、「深呼吸」をすることによって、この交感神経の興奮を抑えさせることが出来ます。そして速効性があります。健康診断などで血圧が高く出た時に、「一度、深呼吸をしてみて下さい」と言われて、深呼吸をした後に再度測定すると、10mmHgくらいスーッと血圧値が下がった、という経験をしたことがある人もいるでしょう。それは深呼吸をしたことで、交感神経の興奮を強制的に抑制することが出来たからです。なので不安や心配、緊張や怒った時などに、動悸がして息苦しくなったら、冷静になって、大きな深い深呼吸を2~3回してみるようにしましょう。その際は、その大きな深呼吸をしている「自分の呼吸」に意識を集中するようにしてみましょう。胸いっぱいに酸素が入って来た感覚、そして腹式呼吸でゆっくりと全部吐き切った感覚を自分で感じ取りましょう。この自分の感じている感覚(五感)に集中することを「マインドフルネス」といいます。雑念を含めた思考から離れて、「今、この瞬間」に集中することです。大きく深呼吸を2~3回して、フーっと落ち着かせると、それまで感じていた動悸や息苦しい感じを、スーッと楽にさせることが出来ます。即効性があります。何かに対して不安になったり、怒ってしまうことはあるでしょう。その時に動悸や息苦しくなってしまったら、その不快に感じている時間を少しでも短く、楽にさせる方法として「深呼吸をする」「自分の呼吸に集中する」という方法があるということを是非覚えておいてもらいたいです。 #動悸 #深呼吸 #マインドフルネス #呼吸法 #過呼吸  #ドキドキする #交感神経 #自律神経 #ストレス #不安  #緊張 #医師