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なぜ中部電力はデータ不正に手を染めたのか? 250ページ以上の調査報告書でわかったこと 「いい加減にして」厳しい街の声も

CBCニュース【CBCテレビ公式】

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なぜ中部電力はデータ不正に手を染めたのか? 250ページ以上の調査報告書でわかったこと 「いい加減にして」厳しい街の声も

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浜岡原発の再稼働審査をめぐるデータ不正問題を受けて、中部電力は勝野哲会長と林欣吾社長が9月末で辞任すると発表。水野明久相談役も退任します。なぜ中部電力はデータ不正に手を染めたのか。14日に公表された外部弁護士による調査報告書では… (勝野哲会長・当時社長 2018年11月 調査報告書より) 「当社の努力が足りないだけである」 (中部電力 林欣吾社長 2022年3月 調査報告書より) 「議論をすることではなく、全力で走ることが重要」これは2017年以降、基準地震動の策定を担当する原子力土建部に対し向けられた、経営層による複数の会議での発言です。 中部電力にとって浜岡原発の再稼働が最重要の経営課題となる中、審査での“核”となる基準地震動を確定させるスケジュールの更新と遅れを繰り返している現状に、焦りを見せる様子が報告書で明らかになりました。 250ページ以上の報告書 何が書かれていた? (当時の社外取締役 2023年1月 調査報告書より) 「どんな説明を受けても信頼できない。オオカミ少年を何回やっているか」 250ページ以上にのぼる報告書では、原子力土建部が策定したスケジュールが現実的には達成困難なことを十分加味しないまま批判・叱責する発言が現場への圧力となり、「原子力土建部の担当者らを不適切な行為へと駆り立てる要因となった」と認定しました。 経営層の発言は、早期の再稼働を当然の前提とした意見が大半で、それ以外の選択肢を冷静に分析・検討すべきという反対側からの意見は一部だったということです。 公表された調査報告書 会長・社長の受け止めは 報告書では、早期稼働に向けたプレッシャーなどから自分たちの行為を正当化する「極めて特異な考え方が存在していた」と指摘。 そのうえで、2014年から行われていたデータの人為的な選定は「確信、ひいては信念すら持って不適切な行為を実行に移している可能性がある」としました。 (中部電力 林欣吾社長 9月14日) 「コンプライアンス意識の欠如やガバナンス機能の不全、閉鎖的な組織風土など、非常に厳しい指摘をいただいた」 (中部電力 勝野哲会長 9月14日) 「当社に対する信頼を損なう結果を招きましたことにつきまして、深くおわび申し上げます」 「いい加減にして」厳しい街の声 浜松原発のデータ不正問題に揺れる中部電力について、街の声は… (50代男性) 「いい加減にしてほしい。電気料金のこともあるので、早く(原発が)動いたらいいなと思っていたら問題が出てきた」 (60代女性) 「今後どうするか世間が納得するようなことを提示して、その方向にむかっていくなら(いいが)、私がやったから辞めて終わるのはおかしいと思う」 都合の悪い指摘を排除する「独自の正当化理論」。担当以外からの指摘や内部通報があったのに適切な対応が取られず、不正の流れは止まりませんでした。 浜岡原発3・4号機の再稼働申請 取り下げを発表 今後、浜岡原発はどうなるのでしょうか。 (中部電力 林欣吾社長 9月14日) 「審査対応に関して、信頼性に重大な疑義が生じている状況において、従前の申請を維持することは適切ではないと判断いたしました」 中部電力は、浜岡原発3号機・4号機の再稼働申請を取り下げることを発表。一方で… (中部電力 林欣吾社長 9月14日) 「我が国において、電力需要増加や脱炭素、エネルギー安全保障といった課題を解決するために、原子力発電は非常に有効な手段であり、浜岡原子力発電所の重要性・必要性は何ら変わるものではない」 専門家「高度な専門分野だからと(現場を)クローズせず…」 再稼働については「決して諦めることはなく、再申請に向けた取り組みを進める」と強調しました。専門家は… (東京大学・原子力工学 岡本孝司名誉教授) 「上層部と現場との間の意思疎通のミスというか、現場が何をやっているのかを上層部が理解できていない。客観的に見たら不正ではあるのですが、このやり方もルール上 解釈可能であるという風に現場で判断しちゃったので、外部が何を言っても変わらない」 今後、信頼を取り戻すことはできるのでしょうか? (東京大学・原子力工学 岡本孝司名誉教授) 「高度な専門分野であるからと(現場を)クローズせずに、社内での風通しを良くして少数の人間に任せるのではなく、レビューしていく仕組みを構築していくことが重要」 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...