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なぜ「優秀な人」から辞めてしまうのか。1988年の意思決定理論が見つけた本当の理由【社会心理学×行動経済学】

俗説解剖学

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なぜ「優秀な人」から辞めてしまうのか。1988年の意思決定理論が見つけた本当の理由【社会心理学×行動経済学】

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尊敬していたあの人が辞めたことは、いまでもよく覚えています。でも、同じ時期に辞めた別の人のことは、名前すら思い出せません。 「優秀な人から辞めていく」とよく言われます。でも、この実感の一部は、記憶の残り方の非対称が作っている錯覚かもしれません。 1973年の心理学研究が示した「可用性ヒューリスティック」——騒がれた出来事ほど、記憶に強く残ります。 ただ、記憶の偏りを差し引いても、実際に優秀な人から辞めていく職場は存在します。ヒントは、引き止め方の中にありました。 2009年の研究は、離職が同僚間で伝染することを示しました。会社が強く引き止めるのは、代わりがいないから。そして代わりがいない人は、外にも需要がある人です。 では、なぜ「代わりがいない人」だけが実際に一歩を踏み出せるのか。1993年の「理由に基づく選択」という理論と、1988年の「現状維持バイアス」という理論が、その答えを示します。 辞める理由を言葉にできるかどうか。それは、職場で「優秀」と評価される能力と、まったく同じものでした。 この動画では、優秀さと退職が同じ能力の別々の現れであるという構造を解剖します。 社会学・行動経済学の視点から「俗説」を解剖するチャンネルです。 【タイムスタンプ】 0:00 オープニング 1:39 第1章|覚えているのは、辞め方が違うからでした 4:17 第2章|引き止めるほど、辞めていきます 8:38 第3章|辞める理由を、言葉にできるかどうかでした 13:52 第4章|会社は、自分で辞める人を育てていました 【参考文献】 ・Tversky, A., & Kahneman, D. (1973) "Availability: A heuristic for judging frequency and probability." — Cognitive Psychology, 5(2), 207-232 ・Felps, W., Mitchell, T. R., Hekman, D. R., Lee, T. W., Harman, W. S., & Holtom, B. C. (2009) "Turnover Contagion: How Coworkers' Job Embeddedness and Job Search Behaviors Influence Quitting." — Academy of Management Journal, 52(3), 545-561 ・"Why People Quit Their Jobs." — Harvard Business Review, September 2016(CEB調査引用) ・Samuelson, W., & Zeckhauser, R. (1988) "Status Quo Bias in Decision Making." — Journal of Risk and Uncertainty, 1(1), 7-59 ・Shafir, E., Simonson, I., & Tversky, A. (1993) "Reason-based choice." — Cognition, 49(1-2), 11-36 ・Hirschman, A. O. (1970) "Exit, Voice, and Loyalty: Responses to Decline in Firms, Organizations, and States." — Harvard University Press ─────────────────── チャンネル登録で次の動画を見る 👇    / @俗説解剖学-t8t